旅行を安く済ませたい。そんな時に活躍するのがゲストハウスと呼ばれる個室の無いタイプの宿なんだけど、ゲストハウスは質がピンキリ過ぎて安定感が無い。
今回は日本一周ツーリングで多数のゲストハウスに止まった経験から、ゲストハウスに最低限欲しい装備をまとめた。ゲストハウス選びの参考にしてほしい。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
ゲストハウスとは
そもそも旅行をあまりしない人にはゲストハウスのイメージ自体が沸かないと思うけど、ゲストハウスは交流しやすい簡易カプセルホテルのような物だと考えてほしい。
ゲストハウスは個室が無いから安い
ゲストハウスは一般的なホテルと違って個室が無くて、個人用のスペースとして確保されているのはベッドのみ。
そのベッドはカーテンでプライベートを確保できるようになっているのが一般的。その分値段が安いというカラクリだ。
カプセルホテルと違ってベッドごとに扉があるわけでもないし、空間が分けられているわけでもないから、いびきをかいている人がいると地獄。
ベッド以外は全て共用
ゲストハウスは個人用に確保されているベッド以外の食事スペース、シャワー、トイレとかは全て共用になる。
ゲストハウスは他人との交流が魅力?
とにかく安いゲストハウスは安い意外にも休憩スペースでコミュニケーションが生まれやすいというのが魅力。というのがゲストハウスの売り文句になりがちだけど、現実的に他人との交流はかなり難しい。
休憩スペースでの交流の難度は高い
そもそも休憩スペースが交流しやすいように作られているゲストハウスが少なく、どちらかというと安さを実現するために共用スペースの中でも休憩スペースは簡素な作りになっているケースが多い。そんなところで交流するためにはかなり積極的なコミュニケーション能力が求められる。
正直一般的なゲストハウスで交流できるコミュニケーション能力があるなら、ゲストハウスに泊まるまでもなくカフェとか駅のホームで他人と交流できるレベル。他人との交流しやすい環境を求めてゲストハウスに行くと肩透かしを食らう可能性が高い。
交流環境が整えられたゲストハウスも
多くのゲストハウスは他人との交流が絶望的に難しいけど、5件に1件くらいの割合で交流しやすい環境が整えられたゲストハウスもある。交流しやすいゲストハウスははかなり貴重な存在になる。
ゲストハウスであると便利な設備
ここからはゲストハウスに泊まるにあたって、あると便利な設備を紹介する。
広くて見渡しの良い休憩スペース
他人との交流を目的とするのであれば、広めのスペースは絶対に外せない。全体を見渡せるスペースがあれば微妙にお互いを意識できるから些細なきっかけから交流を始めやすい。また、ノマドワーカーにとっても広めの共用スペースはありがたい。
大きめのロッカー
ゲストハウスで自分用に確保できるスペースはカーテンで仕切られたベッドのみ。つまりセキュリティはガバガバだから貴重品は常に持ち歩かないといけない。
荷物が衣服程度なら盗られる心配もないんだけど、パソコン、スマホ、カメラとかそれに付随するガジェットを持ち運ぶ場合は盗難が死活問題になるから常に全てを持ち運ぶことになる。これが超手間で移動がしんどい。
そんなときに自分のリュックサックをそのまま収納できるくらいのロッカーが用意されていると助かる。大きめのロッカーがあればシャワーを浴びるときは自分の下着だけを持っていけばいいから移動が楽になる。
選んではいけないゲストハウス
ゲストハウス全体が狭い
これは個人が副業感覚で営んでいるゲストハウスに多いんだけど、普通の家をゲストハウスに改装しているタイプの狭いところはハズレ率が高い。具体的な理由は下記。
狭いから他の人との距離が近く、他人のいびきに悩まされやすい
- シャワールーム、トイレの数が少なく待ち時間が発生する
- シャワールーム、トイレが近く他人の使用音に悩まされやすい
- 休憩スペースが狭く交流できない
- 休憩スペースが狭くノマドワークに適さない
ゲストハウスが狭いことによるメリットは何一つない。ゲストハウスは広い方が良い。つまり個人が副業感覚で営むゲストハウスは地雷が多い。
シャワールームの使用時間が決まっている
ゲストハウスによってはシャワールームの使用時間が決まっているところがある。観光とかノマドワークの進行をシャワーの使用可能時間に左右されるのは馬鹿らしすぎる。24時間いつでもシャワールームを使えるゲストハウスを選択するのがおすすめ。
個人が副業感覚で営むゲストハウスは危険
繰り返しにはなるけど、総合的に見て個人が副業感覚で営んでいるタイプのゲストハウスはほぼ地雷になる。個人経営のゲストハウスはトイレとシャワーの数に対して収容人数がやたら多い傾向にある。
現実的にハズレゲストハウスを見分ける術はない
さてここまでゲストハウスの選び方を色々と書いたんだけど、実はハズレゲストハウスを見分ける術がない。
というのもゲストハウスはその多くで情報があまり公開されていなくて、実際に泊まってみないと良し悪しがわからないパターンが多い。その対策は下記2点。
- 一泊して良ければ延泊する
- ホテルに宿泊する
一泊して良ければ延泊する
基本的にゲストハウスが一件あるエリアは近隣に他のゲストハウスがあるケースが多い。ゲストハウスはとりあえず一泊で抑えて、質がよければ延泊、悪ければ近隣のゲストハウスに移動というのがおすすめ。
ホテルに宿泊する
ゲストハウスのメリットは何より値段だから、環境を良くしたいのであればホテルを選択するのが手っ取り早い。ゲストハウスを選んでいる以上ホテルより環境が悪くなるのは避けられない。
おすすめのゲストハウス
現在日本一周30日目の段階で5か所のゲストハウスに泊まってみて、また泊まりたいと思えるのは宮城県仙台市のゲストハウスKIKOのみ。それ以外はなにかしらの我慢が必要なゲストハウスだった。
今後旅に出る予定で、宿泊費を抑えるためにゲストハウス泊を予定している人は基本的には不便な物だということを念頭に置いて宿泊してほしい。
仕事辞めてZZR1400で日本一半周ダイジェスト
仕事を辞めてZZR1400で日本を半周したダイジェストです。工程は全てYoutubeで配信しているのでよければチャンネル登録をお願いします。
バイク日本一周まとめ
2019年4月にガジェマガで独立して、それを機にバイクで日本半周してきたのでその様子を記事とYoutubeにまとめています。