なんやかんや昨年12月に購入した現在の俺のメインのノートパソコンである「Yoga Slim 7i AuraEdition Gen9」を使用して3ヵ月が経過した。
この前にも実は7月に1台購入していたりするんだけど、たった5か月で乗り換えた理由は新CPUであるCore Ultra2が革新的な進化をしている。と聞いたから。
ということで3ヵ月使って実際どうだったのかの感想をまとめたい。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
Core Ultra7 258Vのバッテリーはバグ
まず最初に当然の結論というかそれ目的で買ったパソコンではあるんだけど「Yoga Slim 7i AuraEdition Gen9」は俺のノートパソコンのバッテリーに対する概念を完全に覆してくれた。
本当にバッテリーが減らない。驚くほど減らない。体感では今までの10倍ぐらいバッテリーが持ってる。ぐらいにバッテリーを気にすることが無くなった。この使用感は大きなスマホを持っている感覚に近い。明らかにシャットダウンの回数が減ったし、電源コードを繋がずに使用するのが当たり前になった。驚異的。
遂にノートパソコンは電源から解放された
つまり俺のノートパソコンはようやく本当の意味でモバイルになったと言える。というのも今までのノートパソコンはどうしても電力消費が大きかったんだ。
俺はノートパソコンで動画編集をするためにCPUとGPUの性能には拘り続けてきた。でも持ち運びもしたい。だから使用中の電源への接続は必須だった。でないと2時間程度で電源が切れてしまうから。使うときはまずコンセントを探す。
コンセントに接続できるように2メートルのケーブルも持ち運ぶ。これが俺の中の常識だった。
でもCore Ultra7 258Vを搭載する「Yoga Slim 7i AuraEdition Gen9」は全然違う。バッテリーという概念が消え去った。「Yoga Slim 7i AuraEdition Gen9」を買ってからは普通に電源ケーブルを繋がずに動画編集してしまっている始末。マジで俺今モバイルしちゃってる。
で、疲れてきてふとバッテリーを見たらまだ50%くらい残ってる。やばい。俺2時間ぐらい集中してたはずなのに(倒置法)。
バッテリーより俺の集中力が先に切れてしまって
「こんなの初めて!」
って言ってる。すごい。
このバッテリー持ちはゲームチェンジャー
つまりこのバッテリー持ちが「Yoga Slim 7i AuraEdition Gen9」の真価であり、唯一の価値って話。
Core Ultra7 258Vを積んでいないなら「Yoga Slim 7i AuraEdition Gen9」を選ぶ意味はない。でもCore Ultra7 258Vだから買う価値がある。というか明確に買った俺の生活が変わった。
ようやくWindowsパソコンのバッテリー持ちがMacBookに追いついた印象で、これを何年も前から実現していたMacBookうらやましーって思うと同時にこれならもうMacBookを選ぶ必要もないなという安心感も得られた。幸せ。
バッテリーが持つのに動画編集も快適
しかも「Yoga Slim 7i AuraEdition Gen9」が凄いのはバッテリーが持つのに動画編集も快適なところなんだ。動画編集はその作業時間の9割が編集作業になるんだけど、そこでのモタツキが一切ない。バッテリーのために何かを我慢することなく作業できている。
確かにハイスペックなデスクトップパソコンと比べるとレンダリング時間(書き出し)に差は出るだろうけど、それも15分が10分になる程度の違いしかない。ならもうこれ以上の性能を求める意味もなくね?って感想にまで至ってる。
これ以上性能が上がっても仕事は快適にならない。このパソコンをあと10年使えって言われても全然大丈夫。それぐらい十分な性能だし、それに対するバッテリー持ちにも満足してる。
65W充電という取り回しの良さも光る
更にいうならこの超性能と長時間バッテリーを65W充電で実現してしまっているのもえぐい。
というのも充電器市場の中でも65W出力に関しては成熟しつつあって、65Wと65W以上ではサイズ感が全然違うんだ。今現在俺が使ってる65W充電器と以前使っていた100W充電器を比較するとこんなにも違う(写真右が65W)。
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65Wは異様に小さいのに、100W以上はまだまだデカい。
でも「Yoga Slim 7i AuraEdition Gen9」ならこの小さな充電器だけで動画編集ができてしまうし、なんならこの小さな充電器を使わなくてもOK。
ファン音が気になったことも無い
まだある。フルパワーが65Wなら熱も少なくなる。だからファンもほとんど回転しないし、回転したとしても超静か。まだファン音に不快感を感じたことが無い。多分これからも感じない。ファン回ってる?って感じ。
取り回しもいいのに柔軟性にも優れるし不快感も少ない。「Yoga Slim 7i AuraEdition Gen9」は色々半端無いし丁度良いノートパソコンなんだ。
ノートパソコンは完成。価格は未完成。
但し25万円はやっぱり高い。普通の人には全然手が届かない。
なぜなら25万も出せば強烈なデスクトップパソコンが買えてしまうから。
一般人がノートパソコンに出せるのは精々10万円が限界。それを15万円上回る「Yoga Slim 7i AuraEdition Gen9」は雲上ノートと言ってしまってもいい。
もちろんそれなりの価値はあるんだけど需要がニッチ過ぎるのが惜しいところなんだ。
未来を先取りできるノートパソコン
という感じでここに来ていよいよノートパソコンの買い替えもスマホと同じジレンマを抱える展開になりつつある。
もはや不満という不満が無い。だから今後買い替えの必要が無い。「Yoga Slim 7i AuraEdition Gen9」がノートパソコンの一つの終着点なのかもなとすら思えてしまう。
しかも技術の進歩は日進月歩。いずれCore Ultra7 258Vのような性能が10万円前後で手に入る日は必ず来る。その時にノートパソコン市場は本当の終わりを迎えることになるのかもしれない、今のスマホ市場のように(倒置法)。
そんな未来を先取りできるのが「Yoga Slim 7i AuraEdition Gen9」の魅力でもある。移動しながら重い作業もしたいニッチな需要がある人は、MacBookを買ってもいいし、Yoga Slim 7i AuraEdition Gen9を買ってもいい。現状は新たな選択肢として歓迎したいし、提供してくれたLenovoに感謝したい。
15,3インチでも結局首は痛いのが悩み
という感じでパソコンは基本的には完璧。あとは価格だけの段階なんだけど、もう一つ今後どのサイズのノートパソコンを選ぶかという課題は残ってる。
今回15.3インチを選んだことで以前まで使っていた14.5インチからサイズアップしたのはありがたいんだけど、やっぱりノートパソコン単体で使うと首が痛い。なぜならノートパソコンは画面の位置が低すぎるから。これは14年間デスクワークを続けた俺が抱える爆弾でもある。
というのも理想のデスク姿勢は目線の位置にディスプレイの上辺を合わせることなんだ。
だから普段使っている27インチディスプレイの上辺が俺の目の高さでベストな位置なんだけど、ノートパソコンの画面をデスクに置いた状態でここまで高くするのは無理。
一応俺はMajextandをノートパソコンの背面に貼り付けていて、ある程度の高さを確保しつつ
更にその下にコップなんかを置いちゃったりして高さを底上げしたりしてる。
するとノートパソコン本体はほぼ垂直になるんだけど
この状態でも27インチモニタと比較するとこんな感じでまだ足りない。
だから俺はどう転んでもノートパソコンで作業すると首が痛くなるジレンマを抱える。
とはいえこの問題は画面が大きくなれば解決するかというとそうでもなく、16インチでも17インチでも多分焼け石に水だと思う。ということで画面の大きさは作業領域としての広さと軽さを両立する現状の15.3インチがベストなんじゃないかというのが今の俺の結論。
Majextandのレビュー記事は下記。
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もう少し軽くなればもっと嬉しい
欲を言えばもう少し軽くなればもっと嬉しい。「Yoga Slim 7i AuraEdition Gen9」はいくらなんでもバッテリーが持ちすぎ。それは非常にありがたいんだけど、こんなにバッテリー持つ必要はないかも。とも思う。
ならここからはバッテリーを減らして軽量化するフェーズに入ってもいい。この処理能力、この省電力性能で更に重量まで軽くなったらもう言うことはない。それが5年後に15万円とかで実現したら感無量。多くの人に最適解としてお勧めできるノートパソコンが誕生する。
とはいえこれは贅沢な悩みではある。そもそも1.5kgでも十分軽いじゃん。ってずっと言ってたのに、他の不満が無くなれば手の平を返して軽さを求めだす。これが人間の性。逆に言うと軽さ以外の不満がもはやない、と好意的に受け止めてほしい。
ほぼ満点。しばらく買い替えないと思う
「Yoga Slim 7i AuraEdition Gen9」はほぼ満点。25万円は確かに高かったけど今のところの満足度は非常に高い。
だから多分しばらく買い替えないと思う。なぜなら買い替えても俺の作業性がこれ以上改善することはないから。
ということでいつも通りキーボードとパームレストもしっかり保護したし、長期間使う準備はできた。
資産価値を保ったまま2、3年使い倒しつつ、次のノートパソコンのイノベーションを待ちたいと思う。
非常にニッチなパソコンだけど、非ゲーマーかつ移動を伴うクリエイターには両手離しでお勧めできるノートパソコンだった。
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