賃貸DIYといえばどうしても代わり映えしない空間故にインテリアを楽しみにくい傾向があるんだけど、そんな中でも壁一面DIYと床一面DIYなら大きく印象を変えることが可能。
ただ、そこまで手を加えるのって手軽な賃貸としては本末転倒じゃね?ってのが俺の意見で、今までそういうのはやってこなかったんだけど、防音を兼ねるなら話は別。ということでそろそろ壁一面DIYをしたいからその必要性と方向性を検討したい。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
長く住むなら大規模DIYはあり

そもそも退去前提の賃貸で大規模なDIYをする意味があるのかは未だ議論があるところ。それは期間に対してコストが見合わないが故ではあるんだけど、逆に言うと長期間住むつもりなのであれば、大規模DIYをしても十分期間的なメリットを享受できるということでもある。
だから俺が前回住んでいた渋谷6畳物件なんかはもっと大規模なDIYで部屋の印象をガラッと変えておけばよかった。という後悔を今回神戸の事務所では生かしたいという話になる。
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というのも俺は今の神戸の事務所をいたく気に入っているんだ。比較的手ごろな価格なのに上下左右ともに物音がなく、しかも立地も良いときた。だから今のところ全く引っ越すつもりはない。なら大規模なDIYしてもいんじゃね?って今思ってる。
大規模な賃貸DIYの敷居が下がっている
しかも最近はインテリアYouTuberとかTikTokerが増えているおかげでDIY商品の選択肢も増えていて、壁一面とか床一面でも高くて10万円くらいで部屋の印象を一変させる大規模なDIYが可能になっているんだ。
たとえ2か月分の家賃がかかるとしてもグレードが上がった部屋に長期間住み続けられるなら全然ありってこと。要はDIYを投資として考えればOK。
壁一面DIYには吸音、調湿、防臭効果あり

じゃあどんな投資効果があるのかというと、それが特に壁一面DIYの場合は吸音、防音、調湿効果になる。
特に賃貸物件で問題となりやすいのは両隣からの騒音問題で、渋谷に住んでいたころは俺もずいぶん悩まされたもんだった。
右の小型犬は毎朝5時に鳴き、左のベトナム人は俺が鼻を噛む度に壁ドンし、俺は定期で両隣に演説をかます。借地借家法で守られた最強の入居者達による居残りを賭けたデスゲームが渋谷の家賃8万底辺マンションで続いてる。用意されたのは薄い壁だけ。最後まで住んでた奴が勝ち。10年目の強敵に不足なし。
— トーマス@ガジェマガ (@gadgetKaeru) January 26, 2022
だが賃貸DIYならこれを解決することができてしまう。壁が薄いなら自分で厚くすればいいという話。さらにそれが木製とかエコカラットであれば調湿防臭機能だって付与できてしまうというからくり。

壁面DIYで部屋の空気環境まで改善できるんだ。
特に賃貸で最も使われているビニールクロスは調湿機能が全くなく、湿度飽和とか過乾燥が弱点故に、部屋の空気をよどませがち。これはスピリチュアルな話ではない。
逆にヒノキの空間に爽やかさを感じるのはヒノキ自体の調湿効果が大きいからでもあるらしい。

これはヒノキ自体に湿度を吸収放出する機能が備わっているからで、つまり壁面DIYなら空気の質まで改善できるかもしれないってこと。
防音、調湿、防臭効果を長く享受できるなら賃貸の壁面DIYも十分コストに見合う選択になる。
俺んちの壁8.8㎡を覆いたい

で、今回は俺んちで俺が出す騒音を防ぎたいのが最大の目的。要は気兼ねなく撮影したい。
で、俺んちは幸い角部屋だから隣接してるのはこの壁のみ。壁の大きさは400cm×220cmだから8.8㎡もある。ここをすべて吸音パネルで埋める予定。
ということでまずAIで作成したイメージ画像は下記。

白と黒は無しで、グレーか茶色はあり。気持ちはグレーに傾いている。
そこでここからは壁面DIYの候補を検討していく。
【案①】木製吸音パネル「sotto」

壁面DIYとしてもっとも見かけるのがまず木製吸音パネルの「sotto」になる。たくさんのインテリア系インフルエンサーが紹介してるから見たことある人もいると思う。
構造はシンプルで、壁面側の厚めのフェルトが吸音防音して、天然木材部分で見た目と調湿、防臭を補うという感じ。

しかもピンで施工だから賃貸物件の原状回復もできる。賃貸DIYの強い味方。
問題はその価格で、楽天で見る限り1枚5,570円で30cm×80cmにしかならない。㎡あたり2.32万円にもなる。俺の事務所の壁8.8㎡を覆うには20万4160円が必要。
| sotto | |
| 1枚大きさ | 30cm×80cm×2.1cm |
| 価格 | 5,575円 |
| ㎡単価 | 2.32万円 |
| 8.8㎡総額 | 20万4160円 |
やべーたけー。20万円はさすがに無理だし見た人も真似もできない。多分なし。
【案②】木製吸音パネル「不二貿易」

次の候補が不二貿易の木製吸音パネルになる。基本的な構造は上の「sotto」と同じ。
大きさと厚みと価格が違う。それが下記。
| 不二貿易 | sotto | |
| 1枚大きさ | 40cm × 80cm × 1.8cm | 30cm × 80cm × 2.1cm |
| 価格 | 1,715円 | 5,575円 |
| ㎡単価 | 5359円 | 23200円 |
| 8.8㎡総額 | 4万7159円 | 20万4160円 |
sottoと比べると㎡単価が激安。結果総額も4.7万円まで抑えられる。安すぎ。ただし厚みは2.1cmから1.8cmまで落ちるから、多分防音効果も落ちる。迷う。
【案③】エコカラットを貼り付ける

第3候補は最近のちょっと良い家の定番となったエコカラットになる。
エコカラットは劣化しないタイルでありながら、無数の見えない穴があり、見た目がおしゃれでありつつ強力な調湿効果もあるのが強み。らしい。
で、その調湿効果はエコカラット公式によると珪藻土の6倍ほどで、じゃあ木材と比べるとどうかというと、ChatGPTいわく木材の10倍程度の調湿効果はあるだろうということだった。
ただし、エコカラットは賃貸用ではなく、分譲や戸建てで使われるのが一般的。故に原状回復は考慮されていない。

専用ボンドでつけるから外した時に壁のクロスがビリビリになるのは避けられない。
一応賃貸物件なら6年住めばクロスの価値は0円になるとはいえ、故意過失による損壊の場合はトラブル不可避になる。当然オーナーが許可を出すことはないだろうし、無断で取り付けて10年住んで許してもらうくらいしか解決策がなくむずい。まぁでもクロス張り替えの人件費を払えばいいかという気もする。悩む。
価格は下記。
| エコカラット (11枚セット) |
不二貿易 | sotto | |
| 1枚大きさ | 30㎝ × 30cm | 40cm × 80cm × 1.8cm | 30cm × 80cm × 2.1cm |
| 価格 | 14980円 | 1,715円 | 5,575円 |
| ㎡単価 | 15100円 | 5359円 | 23200円 |
| 8.8㎡総額 | 13万2880円 | 4万7159円 | 20万4160円 |
タイルのくせに意外と安い。こう見ると「sotto」の高さが際立つ。
賃貸向けはエコカラットセルフ

一応賃貸向けには原状回復できるエコカラットセルフという商品があるから、トイレとか玄関に調湿機能を入れたい人はこれでもいいかも。
しかし単価4万円とそれなりに良いお値段がする。一回買えば一生使えるからありっちゃありだけどなしっちゃなし。
【案④】防音・インテリアシート貼り付け

あとは貼って剥がせるインテリアシートが候補になるけど、インテリアシートは名前の通り見た目のみの変化で、防音、調湿効果がない。
じゃあ防音シートはどうかというと全体的に見た目が防音に寄りすぎる。

俺の家は実験場ではない。
しかもこれらの製品はシール式だから壁紙を傷めない保証がなく、どのインテリアシート・防音シートなら大丈夫かという情報も極めて少ない。
非常に安くはあるんだけど当初の目的が果たせないから防音・インテリアシートは没とする。
実質不二貿易吸音シート一択

マジー?不二貿易行くのー?でも不二貿易以外選択肢なくない?ってジレンマに調べるほど陥ってる。
というか壁一面にシート貼り付けるだけの値段にしては高すぎないか。
| エコカラット (11枚セット) |
不二貿易 | sotto | |
| 1枚大きさ | 30㎝ × 30cm | 40cm × 80cm × 1.8cm | 30cm × 80cm × 2.1cm |
| 価格 | 14980円 | 1,715円 | 5,575円 |
| ㎡単価 | 15100円 | 5359円 | 23200円 |
| 8.8㎡総額 | 13万2880円 | 4万7159円 | 20万4160円 |
とは思うけど一回貼れば一生使えるわけだし、隣の人に気を使う必要もなくなるなら俺にとってのプラス面は大きい。
というか渋谷にいるときからやっておくべきDIYだったと思う。ちょっと遅すぎ。
が、まぁ今の事務所にも10年ぐらいは住みたいと思ってるし、これが反省を生かす時期なんだと思う。ということで近々実践する。その時はまた報告したい。





