前々回の記事で巻き取り式充電器なら荷物を減らせるんじゃね?って気になってメリットを検討してみたやつの続き。
記事に書いた通りAmazonで販売されている中でも最もよさげな2つノーブランド2とノーブランド4とを購入したから実際にそれがどんなもんか、実用に値するか俺なりの結論をレビューしたい。
前回の記事は下記。
-
-
巻き取り式充電器が便利そうだけどAmazonは謎中華だらけで悩む
なんでもこの世には巻き取り式充電器なるものがあるらしい。今まで俺は当然のように充電器とは別にケーブルも持ち運ぶものだと思っていたんだけど、それが巻き取り式充電器なら一つで済むんだとか。 それってあり? ...
続きを見る
嬉しい最大3,000円のギフト券付き
まず今回2つの巻き取り式充電器を購入したことによる嬉しい報告としては最大3,000円分のAmazonギフト券プレゼント券がついていたことなんだ。なんと脳死で星5レビューを付けるだけでお金が貰えてしまう。
しかも3,000円貰える充電器の価格は3,099円だったりする。つまり実質99円で充電器が一つ買えてしまうということになる。非常に嬉しい。
と同時に超萎えた。なぜなら俺が購入した充電器は両方ともに信用できない商品だということが確定したから。幸先悪すぎ。
報酬付きレビューはAmazon規約違反
当然ながらこんなサクラレビューが横行してしまうとAmazonレビューの信頼性が失墜する。ということでAmazonでは
「レビューの見返りとして報酬(ギフトカード、割引、無料製品など)を提供することは、Amazonのポリシーに違反します。」
と明確に禁止してる。
つまり俺がAmazonに通報すれば今回購入した充電器の出品アカウントはBANされ、別の出品アカウントとして蘇るいたちごっこを繰り返すことになる。もちろん商品に不具合があっても出品者に問い合わせはできない。なぜならアカウントが消えてるから。ゴミ。
更に言うなら万が一星5レビューでAmazonギフト券を貰ったことが発覚すれば俺のAmazonアカウントもBANされかねないってわけ。とはいえ今のところこれを取り締まるすべはなく、特に中華のノーブランド品では星5レビュープレゼントが横行してるという流れ。
まさか2/2で引いてしまうとは迂闊だった。それでも巻き取り式充電器であることに変わりはないから使用感のレビューはこのまま続ける。
巻き取り式充電器で荷物を減らしたい
気を取り直して話を元に戻す。俺が巻き取り式充電器を検討したのは荷物と手間を減らせるかもしれない可能性を感じたから。というのは前回の記事で書いた通り。
-
-
巻き取り式充電器が便利そうだけどAmazonは謎中華だらけで悩む
なんでもこの世には巻き取り式充電器なるものがあるらしい。今まで俺は当然のように充電器とは別にケーブルも持ち運ぶものだと思っていたんだけど、それが巻き取り式充電器なら一つで済むんだとか。 それってあり? ...
続きを見る
要は俺が普段持ち運んでいる70W充電器と2mケーブルセットの143gが更に軽くなれば嬉しいな程度の動機だったりする。
だからまずは重さから検討したいんだけど、今回購入した2台の重量は下記。
162gと92gで一応想定の範囲内というか、92gは圧倒的に軽い割に162gだと既に既存の構成となる143gを越えてるから本末転倒じゃね?という気もしてる。
とはいえ諦めるのはまだ早い。巻き取り式充電器にはケーブルが邪魔にならないという最高のメリットがある。なんてったって巻き取り式充電器はこれもん。
引き出せばケーブルが出る。こんなに嬉しいことはない。その都度必要なだけケーブルを引き出せばテーブルのすっきり感を保ててしまう。従来の充電器の悩みだったダルンダルンケーブルとお別れできるんだ。
ケーブルの長さは80cmは結構ギリ
ただここからが惜しいポイントなんだけど、ケーブルの長さ80cmは思ってるよりギリだった。
一応今回購入した巻き取り充電器はカタログ値でもケーブル長さは80cmで、長さに嘘偽りはなかったからそれはそれでよかったんだけど、
この80cmが思っている以上に使いにくいというかギリギリ。標準的な充電ケーブルの長さって0.8mのつまり80cmだったはずなんだけど、これはあくまでも最低限の長さを想定して作られていることに俺は気付いてなかった。
というのもデスク下のコンセントに巻き取り式充電器を挿して80cmを引き出すとこんな感じになる。
かなりギリというか、正直快適にスマホを使える長さではない。巻き取り式充電しか手元になく、出先のカフェでコンセント位置が足元だったら詰んだと思っていい。
つまり対応できるのは手元に充電コーナーがあるタイプのカフェのみ。
非常に心もとない。
巻き取り式充電器は短すぎる
この時点で俺から巻き取り式の充電器の選択肢が消えた。少なくとも外出先に持っていける代物ではないというか、80cmは全く信用できない。
下手に80cmに拘って充電できないリスクを背負うより、普通に薄型充電器と2mのケーブルを持ち運んだ方が安全確実間違いなし。しかもそっちの方が軽いと来た。
なら100cmの巻き取り式充電器なら良いのかというとそれもドングリの背比べでしかない。80cmが100cmになったところでリスクを背負い続けることに変わりはないからやっぱりボツ。俺は2mのケーブルの安心感を取る。
巻き取り式充電器は100cmが限界
しかも巻き取り式充電器はそもそもの構造上頑張っても100cm程度が限界になる欠陥を抱える。2mもの長さのケーブルを一体型として収納するのは無理なんだ。
そして100cm以内のケーブルだと外出先で安心できない。結果全ての巻き取り式充電器は外出先では使えないというオチ。
巻き取り式充電器は家で使うもの
もうこの時点で俺的に巻き取り式充電器は無しなんだけど、ただしそれは外出先に限った話。家での利用なら全然あり。
家なら80cmでも全然困らないし、それこそデスクとかベッドでの使用ならケーブルを収納できる強みが生きる。ということで今後俺は外出先には持っていかず、家で使う予定。充電器とケーブルがセットになっていると思えばコスパも非常に良い。
きし麺ケーブルも使いにくい
その他苦言を呈するとすれば巻き取り式充電器が採用するきし麺型ケーブルはシンプルに扱いづらいのも気になる。
巻き取り式充電器は充電器内にケーブルを収納してる構造上分厚いケーブルは採用できないからきし麺型を採用するのが常なんだけど、きし麺型は上下の稼働は滑らかでも左右の動きは悪い特性がある。
しかも普段は巻き取られて収納されているからケーブルにも癖がつきまくり。すぐに縮れるし曲げにくいしでシンプルにうざい。
俺が普段使っている丸くて太い比較的どっしりとしてケーブルの方が遥かに使いやすい印象だった。
出力は65Wで安定していた
最後に、家で使うにしてもこんな謎中華の充電器の出力が安定しているか不安だったから計測した結果が下記。
ノーブランド2 | ノーブランド4 | |
ケーブル長さ | 80cm | 80cm |
重量 | 92g | 162g |
単ポート出力1 | 35W | 65W |
単ポート出力2 | 35W | 65W |
価格 | 2999円 | 3490円 |
やたら軽いことに感動していた92gのノーブランド2は軽いだけあって合計出力が65Wのまがいもんだった。
どうりで軽いわけだわ。まぁ別に単ポート65Wなんてそうそう必要ないからこれはこれでこのまま使う。
そう思うと162gと重くてもちゃんと両ポート65W出てしかも3,500円で買えてしまうノーブランド4はコスパ的にはあり。
ただし出品者が全く信用できないからやっぱりなし。
巻き取り式充電器は無し
今回買った巻き取り式充電器は報酬付きレビューを依頼してくるゴミ商品ではあったんだけど、例えAnkerとかUGREEN製だろうと巻き取り式充電器は無しというのが使ってみた俺の結論。
そもそも80cmとか100cmの充電ケーブルは外出先で使うには心もとなさ過ぎる。とはいえ巻き取り式充電器は構造上100cm程度のケーブルまでしか収納できないのが最大の欠点。なら最初から安心を取って薄型充電器と2mのぶっといケーブルを持ち運んだ方がマシ。
一応俺は買ってしまったから家用として使うけど、家用として使うにも断線したら終わりの巻き取り式充電器を買うのではなく、巻き取りケーブルと充電器を別で買った方が汎用性が高い気もする。
総じて巻き取り式充電器は非常に中途半端。リスクにリターンが見合っておらず、利便性の割に犠牲になる安心が大きすぎる商品だった。全くお勧めしない。
-
-
【MATECH超薄型70W充電器レビュー】壁から落ちない。収まりも良い
現在ウチヤマチカラさんがメインPCとして使っている「Lenovo Yoga Slim 7i Aura Editoin」が羨ましくて俺も全く同じものを購入してしまったんだけど、Yoga Slim 7i ...
続きを見る
-
-
巻き取り式充電器が便利そうだけどAmazonは謎中華だらけで悩む
なんでもこの世には巻き取り式充電器なるものがあるらしい。今まで俺は当然のように充電器とは別にケーブルも持ち運ぶものだと思っていたんだけど、それが巻き取り式充電器なら一つで済むんだとか。 それってあり? ...
続きを見る