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スマホ レビュー

【Xiaomi 15 Ultraレビュー】写真は最強。スマホは微妙

2025年7月3日

そもそも1インチセンサーなんか雑魚だから。ってのが当初からの俺の主張。

だから今まで俺は1インチセンサースマホを買わなかったんだけど、そんな1インチスマホもいよいよ数が出てきて、お値段も20万とは言わないまでも18万まで下がった。

いやそれでも十分高い。なんてったって激安の殿堂であるはずのXiaomi製。つまり高い。が、流石にスマホレビュワーとして無視し続けることもできないからどんなもんか検証するために購入した。ということでレビューする。

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この記事の目次(クリックでジャンプ)

Xiaomi 15 Ultraの特徴

Xiaomi 15 Ultraの特徴は下記。

  • 1インチセンサーメインカメラ
  • 2億画素4倍望遠カメラ
  • 6.7インチ229g
  • Snapdragon 8 Elite
  • 防水無線充電デュアルSIM
  • オサイフはなし
  • XiaomiOS(癖が強い)

最大の特徴はメインカメラに1インチセンサーを搭載することで、他にもスペックはもりもり。6.7インチ229gの大型ボディにおサイフ以外の考えうる最高が詰め込まれている。

但しXiaomi OSは癖があって使いづらいことと、安さが売りのXiaomiブランドに18万円を出せるかが障壁になる。

そもそも1インチセンサーは雑魚

まず最初にだけど、そもそも俺が1インチに期待していない理由は上図の通り。プロが使うフルサイズが36 ×24なのに対して1インチは13.2 × 8.8でしかなく、実に9分の1程度の面積しかないから。

スマホ市場では1インチセンサー搭載がたびたび話題になるけど、そもそも1インチは限りなくスマホサイズのセンサーでもある。1インチだからフルサイズ一眼並の画質になるなんてことは全くない。と夢を砕いておく。

しかも最近のスマホのセンサーは1インチといわないまでも割と1インチに近いサイズになっていてそれが下記。

  • iPhone 16 Pro 1/1.28インチ
  • Pixel 9 Pro 1/1.31
  • Galaxy S25 1/1.5

iPhoneなんかは既にかなりでかかったりする。

だから1インチに過度な期待をしてはいけない。市場から1インチの高級コンデジが淘汰されたのは画質でスマホと差別化できなかったからであり、差別化できている一眼は今も生きているという話。

【スペック】Xiaomi 15 Ultraのカタログ値

話はXiaomiに戻る。Xiaomi 15 Ultraの詳細スペックは下記。参考にスマホ界王者のiPhone16Proを並べる。

Xiaomi 15 Ultra iPhone16 Pro
ディスプレイ 6.7(120Hz有機EL) 6.3(120Hz有機EL)
解像度 3200x1440 2622x1206
CPU Snapdragon 8 Elite A18
メモリ 16 -
ストレージ 512 128/256/512/1T
バッテリー 5410(Qi) -(Qi)
セキュリティ 指紋/顔
おサイフ ×
防水 IP68 IP68
デュアルSIM 〇(eSIM) 〇(eSIM)
重量 229 199
サイズ 75.3x161.3x9.48 71.5x149.6x8.25
価格(税込) 179800 159800

といってもサイズも立ち位置も違うスマホだから比較にならないんだけど、iPhoneより高いことだけ伝わればOK。

それだけの値段をXiaomiに出す価値を感じられるかが購入の分かれ目になる。

【ベンチ】Xiaomi 15 UltraはAntutu260万点

Xiaomi 15 UltraのAntutu v10のベンチマークスコアは260万点だった。過去のガジェマガの計測結果と比較すると下記。

  • Xiaomi 15 Ultra 2607767(Snapdragon 8 Elite)
  • Galaxy S25 2336276(Snapdragon 8 Elite)
  • Xiaomi 14T Pro 1993091(Dimensity 9300+)
  • iPhone 16 Pro 1833375(A18)
  • Galaxy S24 1724895(Snapdragon 8 Gen 3)
  • iPhone 15 Pro 1599710(A17 Pro)
  • iPhone 14 Pro 1434765(A16)
  • Galaxy S23 1422544(Snapdragon 8 Gen 2)
  • Pixel 9 Pro 1224046(TensorG4)
  • Pixel 7 Pro 880323(Tensor G2)
  • Xiaomi 13T 876047(Dimensity 8200-Ultra)
  • AQUOS sense9 610272(Snapdragon 7s Gen 2)

性能はSnapdragon 8 Eliteを積んでるだけあって驚異的。スマホ史上最強の性能で文句はない。

【電池持ち】Xiaomi15Ultraは26時間7分バッテリー

Xiaomi 15 UltraをPC Mark for Androidでバッテリー計測した結果、100%から20%になるまでかかった時間は21時間26分だった(輝度110ルクス音量50%60Hzの計測結果)。つまり0%までは26時間7分使える計算になる。

過去のガジェマガの計測結果と比較すると下記。

  • Xiaomi 15 Ultra 21時間26分(60Hz)
  • AQUOS sense9 21時間10分(60Hz)
  • Galaxy S25 18時間51分(60Hz)
  • Xiaomi 14T Pro 17時間57分(60Hz)
  • Pixel 9 Pro 17時間39分(60Hz)
  • Galaxy S24 17時間4分(60Hz)
  • Xiaomi 15 Ultra 16時間41分(120Hz)
  • iPhone 16 Pro 16時間20分(60Hz)
  • Zenfone 9 15時間48分(60Hz)
  • Nothing Phone 15時間27分
  • Galaxy S25 15時間9分(120Hz)
  • Xiaomi 13T 15時間7分
  • Pixel 7 Pro 15時間(60Hz)
  • Pixel 6a 14時間57分
  • Pixel 9 Pro 14時間55分
  • Pixel 7a 14時間48分
  • Galaxy S23 14時間35分(60Hz)
  • Zenfone 7 Pro 14時間31分(90Hz)
  • AQUOS sense8 14時間10分
  • Xiaomi Pad 5 14時間6分(120Hz)
  • iPhone 15 Pro 13時間7分(60Hz)
  • Xiaomi 13T 12時間31分(144Hz)
  • iPhone 13 Pro 12時間1分(120Hz)
  • Nothing Phone 11時間59分(120Hz)
  • iPhone 14 Pro 11時間30分(120Hz)
  • Mate 20 Pro 11時間21分
  • Mi 11 Lite 5G 11時間19分(90Hz)← 1日使えるライン
  • Galaxy S20 10時間44分
  • Find X3 Pro 10時間31分(120Hz)
  • Galaxy Note20 Ultra 9時間35分
  • iPhone12 8時間13分

流石大容量バッテリーを積んでいるだけあってXiaomi 15 Ultraのバッテリー持ちは驚異的。ハイエンドなのにすごい。

これなら普通に使って二日は余裕だし、バッテリー消費の大きいカメラ使用にだって耐えられる。えらい。

【重量】Xiaomi 15 Ultraは229g/5410mAh

Xiaomi 15 Ultraはカメラの長時間使用を支える為に5410mAhもの大容量バッテリーを搭載している影響もあって重量も228gと超重い。マジの重量級。

特に背面のカメラ部に重さが寄ってるから片手使用の安定感がない。こんなに高いの落下のリスクも大きいのは結構困る。デザインのために無駄にガラスを使いすぎているのが原因な気がする。

Photography Kitは最悪の使用感

あと一応Photography Kitにも触れておくけどマジのゴミ。

Photography Kitを使えば片手でカメラ起動、撮影、ズームもできるから確かにロマンはある。

それでも圧倒的な厚みと重みがやばすぎ。

なんてったってこんなパーツを取り付けるんだからコンパクトになるはずがない。

もちろんポケットに入るはずもない。つまりスマホの良さが完全に死ぬ。

極めつけはPhotography KitのType-C充電がデータ転送に対応していないことで、

写真をPCと共有したければいちいちPhotography Kitを取り外す必要まである。

確かにロマンはある。でも実用性は皆無。というかカメラアプリが良くできていて十分快適に撮影できる。絶対使わないから買わなくていい。

Xiaomi15Ultraの中華デザインボディ

Xiaomi 15 Ultraはいかにも中華なカメラ部の大きさがわかりやすいデザインで俺は好きではない。

このカメラ部には合計4つのカメラが配置されていて、

確かにそれぞれの配置は難しい気持ちはわかるし、一つにまとめた方がカメラっぽくなるのもわかる。

ただこのデザインは間違いなくフェイクだし目立ちすぎるし重すぎる。あとこれのせいで本体の重心が上に寄りすぎてる。色々問題を抱えすぎ。

もちろん1インチセンサー搭載の代償は圧倒的な厚みとして現れていて、あのiPhoneよりも余裕で厚い。そしてデカくて重い。

ななめから見るとこんな感じ。

すんごい。

こんな形をしていながら無線充電にも対応していたりもする。

けど、流石に置きづらすぎる。おサイフを排除したんだし、このデザインなら無線充電も対応しなくてよかった気がする。

あとこんなに高いのに背面がガラス繊維なのも微妙。

少しでも軽量化したかったのかもしれないけどデザイン面で失敗し過ぎてると思う。ちょっとXiaomiの思想がよくわからない。

インターフェースは極めて普通。

カメラスマホだけどカメラボタンはない。とはいえカメラアプリの操作性が良好だから問題ない。

正面の6.73インチ有機ELディスプレイは超綺麗で言うことなし。

指紋認証も感度は良好で

スピーカー音質もiPhoneほどではないけどGalaxyよりは上。

スマホとしてのハードウェアはいつも通りのXiaomiで非常に高品質だから安心して使える。

【カメラ性能】スマホ史上最高の撮影体験

ここからは売りでもある期待のカメラ画質を検証していく。

Xiaomi 15 Ultraのカメラ構成は下記。

  • 超広角カメラ
  • メインカメラ(1インチ)
  • 3倍望遠カメラ
  • 4倍望遠カメラ(2億画素)

4つもある上にメインカメラは24mmと35mmの使い分けが可能。が、35mmはズーム気味で使いにくいから今回は24mmで統一する。

あと中途半端な3倍望遠カメラは変化もインパクトも弱いから無視して、望遠は4倍のみで比較する。

カラーはLeicaバイブラントのみを使用。Leicaオーセンティックは癖が強すぎ。

メインカメラ比較

まずは逆光の青空からXiaomiの方が耐えてる。流石1インチ。

明暗差の大きい写真。Xiaomiの方が暗所が明るくて見やすい。レンズフレアもXiaomi15Ultraの方が少ない。

これも明暗差の大きな写真。遠景のビル上が若干白飛びしてるPixel 9 Proと違ってXiaomi 15 Ultraは耐えてる。流石の1インチ。

トーマス邸全景。Xiaomi 15 Ultraの方が明るさのバランスが良い。

夜空の写真。Xiaomi 15 Ultraは色味、解像感ともに非常に良い。ここまでメインカメラはPixel 9 Proに全勝してる。1インチ積んでるだけのことはある。

繁華街の写真。Xiaomi15Ultraが若干アンダー寄りで初めて負けた。とはいえ十分な写りではある。流石カメラに拘ってるだけのことはある。

超広角カメラ比較

青空の逆行写真。互角。

Xiaomi 15 Ultraは逆光に強いしフレアが少ないし暗所も明るい。超広角カメラも優秀。

同じ。

トーマス邸全景。Xiaomi 15 Ultraは少しコントラストと彩度が高い?まぁでも誤差。

夜空の写真。Xiaomi 15 Ultraは暴走した。

繁華街の写真。互角。

望遠カメラ比較

Xiaomi 15 Ultraの4倍は少し画角が広い程度で同じ。

明暗差とビル。同じ。

ラッパ像。これも同じ。

8倍望遠

Xiaomi 15 Ultraの4倍望遠は2億画素で拡大に強いのが売り。ということでもう少し拡大して比較してみる。まず8倍。

Xiaomi15Ultraの方が若干花の解像感が高い気はする。

16倍望遠

次に16倍に挑戦したのが下記。

同じだった。

夜景4倍望遠

夜景も4倍望遠から。色味、明るさはPixel 9 Proの方が優秀。

夜景8倍望遠

若干解像感に差があるような無いような。でも色と明るさはPixel 9 Proの方がいい。

夜景16倍望遠

Pixel 9 Proは真ん中の縦に長い看板の文字が全く読めない。Xiaomi 15 Ultraはギリギリ読める。ここに来てようやく差が出た。

室内撮影

最後は室内撮影比較をiPhone 16 Proと比較する。超広角、メイン、2倍メイン、4倍の順番。

超広角。

メインカメラ。

メインカメラ2倍。

4倍望遠。

iPhoneはちょっと黄色寄り、Xiaomi 15 Ultraは少し赤寄りだけど、どちらも素晴らしい。子供とかペット取りたい人にはお勧めできる。

Xiaomi 15 Ultraは史上最高のスマホカメラ

僅差ではあるけどXiaomi15UltraはPixel 9 Proを上回ったし、つまりiPhone 16 Proも上回った。

Xiaomi 15 Ultraは逆光に強く、暗所に強く、

しかも望遠も優秀。

一部超広角が暴走したり、色味がおかしかったりはあるけど、

それもほんの一部だし、Pixel 9 Proの弱点だった室内撮影にも強い。

本当にオールマイティで、圧倒的とまでは言わないまでも総合力で全てを上回った。Xiaomi 15 Ultraは現行スマホ市場で最も写真が綺麗に撮れるスマホだと言ってしまっていい。

一方で、巷で騒がれていたほど1インチの差はなく、「え、これだけ?」って感想もある。90点が95点になったぐらいの感覚で、どっちでも良いだろって言われたら返す言葉もないのが正直なところ。

というのも撮れる写真のバラエティ変わらないんだ。Xiaomi 15 Ultraの方が少し解像感が上がる程度。

そして誰が記録撮影でそこまで解像感を気にするのかという話でもある。

思い出写真なんてのは白飛びせず、黒つぶれせず、色味がまともならそれでいい。ノイズと解像感はある程度許容できるし、寧ろ今は粗さを求めて「写ルンです」なんかが流行ってしまう時代でもある。記録撮影なんてのは見返して思い出に浸れたらそれで充分。

その意味でXiaomi 15 Ultraは室内撮影にも強いiPhone 16 Proと体験がほぼ変わらないし、寧ろPixel 9 Proの望遠カメラの優秀さが改めて浮き彫りになったまである。とはいえそんなPixel 9 Proも16万円だから、2万円足すだけなら解像感を求めてXiaomi 15 Ultraを選ぶのはありっちゃあり。という程度。複雑。

Xiaomi 15 Ultraは作品撮りも当然無理

ところで1インチセンサーなら作品撮りにも使えるんじゃ?って思うかもしれないけどもちろん無理。

なぜならXiaomi 15 Proの1インチにはズームがないから。選べるのは24mmか35mmの2択のみ。結果像が歪みまくって素人感の強い写真になってしまうのが下記。

(上がXiaomi 15 Ultraで下がα7IV)

撮影対象にもよるけど物撮りをするなら最低でも50mmは必要で、俺の場合は70mmをさらに引いて撮っていたりする。この場合ズームレンズは必須になる。それもこれも全ては写真の歪みを消すため。

1インチセンサーのRAW撮影は編集耐性が低い

もちろん最初にも言った通りXiaomi 15 Ultraはセンサーサイズが小さいから編集耐性も低い。

画像を明るくするほどノイズが増えて解像感が落ちるからこんな感じになる。

(上がXiaomi 15 Ultra、下がα7IV)

はなから1インチセンサーに期待はしてないけど、つまりXiaomi 15 Ultraは作品撮りに使えるカメラではないということ。

スマホカメラとしては非常に優秀だけどそれ以上でもそれ以下でもなく、撮影体験はiPhone 16 ProやPixel 9 Proとほぼ変わらない。過度な期待は禁物。

【動画性能】フレームとマイクがいまいち

じゃあ動画性能はどうかというと悪くはない。ただ、夜景は全体的にアンダー気味で暗いのと、マイク性能で大きな差が出た。1分7秒から風が強いんだけど、iPhoneの動画にはほとんど風切り音が入らないどころかBGMまで聞こえてしまう始末。この辺り流石動画のiPhoneって感じ。

あと毎回言ってるけどXiaomiは60fpsで撮影すると本当に60fpsになるのが困る。一般的な60fpsとして使われている59.94fpsにならないから、他の60fps動画と組み合わせるとかくつく。上の動画でiPhoneの方が滑らかに見えるのも60fpsの標準規格に合わせてるから。独自仕様が使いにくいのが惜しい。

もし俺が気付いてないだけで59.94fpsで撮影する設定があるなら教えてほしい。

【欠点】その他OSはいつものXiaomi

その他の欠点はいつものXiaomiと同じで下記。

  • 通知とコントロールセンターが完全に別
  • 設定ボタンの位置がうざい
  • 社外ランチャーアプリとジェスチャーの併用不可

通知とコントロールセンターが完全に分けられていて一括で閲覧できなかったり、

Galaxyのようにあるべき場所に設定ボタンがなかったり

サードパーティー製ランチャーでジェスチャーが使えなかったり辺り。

全体的に癖が強くて、オタク向けに作ってる割にオタクに不向きな仕様が多い。パンピーなら気にならないだろうけど、パンピーはXiaomiを選ばない。Xiaomiの思想がよくわからない。

【欠点】本体の重心が上すぎ

まだ苦情は続く。上でも書いたけ本体のバランスが悪いのも良くない。中華丸出しのデザインは好みだから100歩譲って許す。重さと大きさもまぁ許す。でも重心が上すぎるのは不快すぎ。

常に上に引っ張られるから手から落ちそうだし、抵抗する為に手に変な力が入る。

Galaxy S25に持ち替えたときに持ちやすさに感動するレベル。

次回作ではカメラ部のデザインは要検討というか軽量化は必ず達成してほしい。

写真撮影は最強。スマホは微妙

Xiaomi 15 Ultraは間違いなくスマホ史上最高の写真撮影性能を誇る。それは実感できた。ただ、Xiaomi 15 Ultraはあまりにも尖りすぎ。カメラ性能には拘りまくってる割にその他がおざなりになりすぎてる感がある。

まず写真と同じくらい重要な動画性能が微妙だし本体の中華デザインも微妙。持ちにくい上にスマホの良さを全て殺すPhotographyKitもギャグでしかない。

更にOSは癖だらけときた。

カメラとしての完成度は高いけどスマホとしての完成度は思っている以上に微妙。もしこれが14万なら文句は無いけどXiaomi 15 Ultraは18万円もしやがる。

高いのにカメラ体験が変わらない

しかもカメラ性能が高いと言っても撮影体験が変わるほどでもないんだ。というのは上でも書いた通り。

1インチセンサーだからといって撮影できる写真の幅は広がらない。できるのは今までのスマホと全く同じ記録撮影とかスナップ撮影のみ。

4倍望遠だって優秀ではあるけどiPhoneにもPixelにも同じものはある。Xiaomi 15 Ultraなら8倍望遠16倍望遠にだって耐えられるといっても「そんなもんいつ使うんだよ」の一言で死ぬ。

8倍望遠なんて精々盗撮か運動会か野鳥撮影くらいしか使い道が浮かばないんだけど、そのためにXiaomi 15 Ultraを買うなら20万でまともなカメラ買えば?でやっぱり死ぬ。つまりできることは今まで通りでしかない。

カメラを動機に買うには弱すぎる

じゃあ今までのスマホと何が違うかっていうと多少解像感が上がって、多少ノイズが減るだけ。

かといって作品撮りとして使えるクオリティでもなく、RAW現像にも耐えられない。総じてカメラを動機に買うには弱すぎるし、補って余りあるスマホ自体の使いにくさが足を引っ張りすぎ。

Xiaomi15Ultraは一眼レフと競合してる

最悪なのが18万円のXiaomi 15 Ultraは20万のフルサイズ一眼と競合してしまっていることで、要は値段が高すぎ。18万出すなら2万足してフルサイズ一眼を買うべき。こんな中途半端なカメラに18万円を出すのは意味不明。

カメラのためにXiaomi 15 Ultraを買うなら13万円でGalaxy S25を選んで、別途10万でAPSC一眼を買った方が絶対幸せになれる。その方がスマホは使いやすいし、勝負写真の質も上がる。

Xiaomi 15 Ultraは使いやすさも写真の質も逃す最悪の選択肢になる。

Xiaomiに18万円出すのも納得できない

あとこういっちゃなんだけどXiaomiは激安の殿堂であることに価値がある。iPhoneの16万円はまだわかるけど、Pixelの16万円すら俺は許せないのにXiaomiの18万円はハードルが高すぎ。

数多の選択肢を乗り越えてまでXiaomi 15 Ultraを選ぶべき人が俺にはイメージできなかった。誰にもお勧めできない。

1インチを載せた功績は大きい

思っている以上に1インチセンサーの撮影体験が変わらなかったからけちょんけちょんに書いてしまった。

1インチに変化がないのはある程度予想通りだったけど、期待の2億画素4倍望遠もPixelの凄さを再認識しただけの結果になって色々肩透かしになった。というかPixel 9 Proの望遠が強すぎた。

とはいえXiaomiがいるからスマホ市場が面白いのもまた事実で、1インチでの撮影体験は変わらないけど、1インチが載ったならその先もある。挑み続けるから進化するのであって、折り畳みとか1インチみたいなとんでもスマホがあるからスマホ市場全体が盛り上がるという話。

今回Xiaomi 15 Ultraは俺には合わなかったし人にもお勧めはしないけど、採算が取れるかもわからない変態スマホを開発及び発売してくれたXiaomiには感謝したい。でもこれ買うならAPSC一眼とGalaxy S25を買うべき。という主張でレビューを終える。

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