肩が痛いのをなんとかするべく色々なマウスを買った結果、現在はSlimBlade Proを左手で使うのが最適解という結論に落ち着いているんだけど、
-
【SlimBlade Proを1年使った感想】最高のマウスかも【再評価】
左手で多ボタンのトラックボールマウスが使いたい。という願いを唯一叶えてくれるマウスとしてSlimBlade Proを購入して早一年。 あまりにも変態すぎるマウス故に何度か使用を断念はしたんだけど、徐々 ...
続きを見る
そういえばその道中でエレコムのRelaconというハンディマウスを購入していた。
このマウスは割とどうしようもないというか、発想は良いんだけど思想が酷くてほとんど使ってない。んだけど、せっかく買ってしまったことだし、どうだめなのかだけレビューして供養してきたい。動画にはしない。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
Relaconはシンメトリーハンディマウス
そもそもRelaconってなに?っていうところからになるんだけど、Relaconはまるでリモコンのように持ち上げた状態で使うことができるハンディマウスなんだ。
名前のリラコンもテレビリモコンのようにリラックスした姿勢で使えるマウスというコンセプトから来てるらしい。
その最大の特徴は独特すぎる形状で、テーブルに置いて使うというマウスの常識を覆した。マウスの先端には人差し指、中指で使える右クリックと左クリックが配置されていて、
本体上側の一番先端にはトラックボールがあり、その下に多数のボタンを搭載している。
操作可能なボタン数は先端2つ+8ボタンの合計10ボタンになる。ボタン数も十分。
形状は完全なシンメトリーで右手でも左手でも使用。
これもしかしたらもしかするかも?という可能性を感じて購入に至った。
10ボタンは自由にカスタマイズ可能
もちろんRelaconの10ボタンは自由にカスタマイズが可能。全てのボタンを任意のキー入力に変更できるしショートカットにだってできる。
これだけボタンがあればこのマウスだけで快適にブラウジングできるだろうし、Relaconの文字通り横になりながらリラックスしてのパソコン操作も余裕。
なのになぜ俺はRelaconの使用を断念したのかというのがここからの話。
【最大の欠点】Relaconは設計思想が良くない
そもそもRelaconはその名前の通り横になってリラックスしながらパソコンを操作するためのマウスだよと言われればそれまでなんだけど、Relaconは思っている以上にハードな利用には耐えられない。その最大の原因はボタン配置だったりする。
結論から言ってしまうとRelaconは親指に役割を与えすぎているんだ。マウスカーソルを操作するためにマウスが存在する以上トラックボールには常に触れておきたいんだけど、Relaconはトラックボールを操作する親指の下に大量のボタンが配置されている。
もちろんそれらのボタンは親指でないと操作できない。つまりマウスカーソル操作とカスタマイズキー操作の負担が全て親指に来る。結果親指がトラックボールから離れまくりで、最悪の操作体験を実現してしまっているんだ。
これが例えばロジクールの売れ筋トラックボールマウスM575を見てほしい。
親指の役割はトラックボールの操作のみ。その他人差し指と中指で右クリック、左クリック、スクロール、スクロールボタン、カスタムボタン×2の6ボタンを担当する。これによってカーソルを操作しながらの快適な操作を実現している。これが普通だしこれが大切。
更に言うなら通常のマウスだってそう。
カーソル操作を腕が担当し、人差し指と中指は右クリック、左クリック、スクロール、スクロールクリックを担当するのが一般的。
つまりカーソル操作を阻害しないのがマウスの大原則なんだ。それなのにRelaconは禁忌を侵した。
親指に要求される操作はカーソル+8ボタンであまりにも忙しすぎる。一方で人差し指と中指の担当は右クリックと左クリックのみ。暇すぎ。
これがRelaconがダメな最大の理由。確かにこの独特な形状で親指の負担を減らすのは難しいけど、せめて中指と薬指で操作できるようなボタンを増やしてほしかった。
とはいえRelaconはそういうコンセプトのマウスではないと言われればそれまで。購入した俺が悪いのは間違いない。
【欠点】Relaconはボールの操作性が悪すぎる
ただボタン配置だけなら思想を勘違いして購入した俺が悪いで済ませられるんだけど、Relaconの悪いところはまだあるから安心してほしい。それがトラックボールの操作性が悪すぎることなんだ。
というかRelaconは全体的に作りが安っぽすぎ。スクロールボタンも手ごたえが全然なくて動かした感覚に乏しいし、なによりトラックボール周りがクソ過ぎ。
まずトラックボールがガタつく癖に軽すぎる。結果親指にトラックボールが張り付いてしまってカーソル操作に失敗することが多発する。せっかくカーソルを目的の位置まで持っていっても、トラックボールを放した瞬間カーソルがずれる事態が頻発するんだ。
しかもそれだけじゃない。このトラックボールは逆さまにすると落ちるんだ。
うんち。
もちろん毎回ではない。でもたまに落ちる。
これが普通のマウスならわかる。逆さまにして使う馬鹿がいるかって話。俺も納得できる。でもRelaconはハンディがコンセプトの製品なんだ。つまり逆さまになることも想定しないといけない製品のはず。なのに逆さまにするとたまにボールが落ちる。うんち。
この辺りの作りの甘さは相変わらずエレコムやってんなって感じで、ごみキーボードのSlintの悪夢が見事に蘇った。
-
【エレコム無線キーボード「Slint」レビュー】ほんまもんのゴミ【絶対買うな】
久々にとんでもないゴミを買ってしまった。そういえばエレコムって本来は安かろう悪かろうなメーカーであることを俺はすっかり忘れていた。というのも俺が現在使っているエレコム製メインキーボードが良すぎたんだ。 ...
続きを見る
引き続きエレコムは俺にプライドのない製品作りを見せつけてくれた。
というか担当者これも使ってないだろ。だってこんなの使えばすぐに気付く。「まぁいっか」で販売するからこういうことになる。エレコムの企業体質と社風は危機的状況にあると言わざるを得ない。
【欠点】毎回持ち上げるのダルすぎ
最後の欠点は多分俺が悪いんだけど一応書いておく。Relaconはハンディというコンセプトが故に手に馴染む形をしているんだけど、それはつまり机の上で安定していない形状だということでもある。
故にRelaconには専用のスタンドなるものが付属するし、
使わないときはスタンドの上に置いておくような設計がなされていたりする。んだけど、この工程がマジでめんどくさいんだ。
というのも実はマウスってパソコン使用中に何度も触ったり触らなかったりする。文字を打つときはキーボードに移動するし、文字を打ち終わったらマウスに移動するのが一般的。
そしてRelaconの場合はその都度「Relaconを目で目視」、「手で持ち上げて」、「握りなおす」という工程が必要。
これをパソコンを操作している間永遠に繰り返すのが死ぬほどダルい。
それが普通のマウスなら「上から手を添えるだけ」の1ステップで完結する。
超楽。
そうか、マウスってテーブルの上に置きながら操作するべきものなんだ。って改めて何気ない日常に感謝するようになった。Relaconありがとう。
コンセプトの理解以上に製品が悪い
という感じでRelaconはまたしてもエレコムによるハズレ製品の提供になった。ここでいう提供は案件という意味ではない。普通に6,000円払って買ってる。
というか思い返せば今まで買ったエレコム製品はほぼ全てハズレだった。唯一当たりだったのは今現在もこの文章を入力してるミニキーボードだけ。
-
【エレコムミニキーボードレビュー】安くて軽くて薄い【2,500円
世の中には打鍵感に拘りまくってキーボードを何台も買い、ボタンまでカスタマイズする人がいる一方で、俺はキーボードなんかは打てればなんでもいい派。 だから俺が持っているキーボードも安い物ばかりなんだけど、 ...
続きを見る
このミニキーボードが本当に奇跡過ぎるし残酷すぎ。このキーボードのせいで俺は多数のエレコムのゴミを買う羽目になってしまった。ゴミを出すのもやめてほしいけど奇跡のアタリ製品を出してくるのもやめてほしい。
リラックスしながら使うならあり(なし)
もちろんRelaconはその元々のコンセプトであるリラックスしながら使えるマウスという意味では100点とまでは言わないまでも25点ぐらいの完成度はある。間違いなく買ったら後悔はするけど、一応使えなくはないという感じ。
つまりコンセプトを理解していなかった俺が悪いのではなく全面的にエレコムが悪い。エレコムは相変わらずゴミばかり作るのをやめろ。
というかリラックスして使うシチュエーションなんかほとんどないんだから多少操作性が悪いとしても普通に普通のマウスを使えばいいだけの話。そんな少ないシチュエーションのためにこんなゴミを買っても後悔するだけだしどうせ使わなくなる。俺が保証する。
というかもうエレコム買うのやめるわ。うんち。
-
【SlimBlade Proを1年使った感想】最高のマウスかも【再評価】
左手で多ボタンのトラックボールマウスが使いたい。という願いを唯一叶えてくれるマウスとしてSlimBlade Proを購入して早一年。 あまりにも変態すぎるマウス故に何度か使用を断念はしたんだけど、徐々 ...
続きを見る