月刊ガジェマガでも書いたけど結婚する。予定。
-
【月刊ガジェマガ11月号】旅終了。結婚、第一子、脱東京と神戸移住
今年もいつの間にか12月。という感覚は今年は全然なくて、大変だった日本一周後半戦を終えたことで前半戦を行った2019年と同じく2023年はしっかりと俺の脳裏に焼き付いた気がする。お陰で今年の12月は妥 ...
続きを見る
まだしてない。あくまで予定。とはいえ結婚怖い。これは饅頭怖いとはわけが違う。マジで怖い。男の墓場。
なぜなら結婚は男に対する一方的な不平等条約だからなんだ。これが世の男性がなかなか結婚に踏み切れない理由でもある。それを少しでも改善したい。そう思って調べた結果、婚前契約書なる物を発見し締結するに至った。
だから今回は俺がなぜ婚前契約書を締結したのか、どんな内容なのかを世の結婚を迷える子羊に向けて解説する。参考にしてほしい。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
結婚は圧倒的な不平等条約
上でも書いたけど結婚は男性にとっての不平等条約なんだ。結婚後の稼ぎの半分は妻の物で離婚したら財産分与が必要だし、子供がいれば養育費。もちろん子供が10歳以下なら親権を得ることも難しい。
つまり万が一離婚してしまったら男性側は貯金を半分失い、その後毎月子供が18歳を迎えるまで多額の養育費を払う重すぎる負債を背負うことになる。これが結婚の現実。
収入の半分は妻の物になる
中でも特に俺が納得できないのが俺の収入の半分が妻の物になるという部分なんだ。これはどう考えてもおかしい。なぜなら俺は結婚前から年収2000万だった。別に結婚したから年収が上がったわけではない。
更にいうなら妻の婚前の年収は日本の平均より少なかったし、貯金額も60万円と俺の100分の1しかない。これが結婚することで急に半分が妻の功績になるのは全く理解できない。
父親の役目は家庭のATMになること
もちろん子育てによって妻に犠牲を強いることになるのは理解している。とはいえそれは女性として生まれたが故の運命でもある。どう転んでも父親に母親は務まらない。だから母親がやるしかないし、子供は母親のものなんだ。
というか正直父親なんて家庭内に居なくてもいい。というのが俺の実体験で持論。亭主元気で留守がいいとはよく言ったもので、父親は良くも悪くもATMになり、家庭内の嫌われ役を買って出るのが正しい姿なんだと思う。
離婚時の再起不能を防ぐのが目的
ということで俺は最悪離婚しても良いと思ってる。もちろん子供の養育費も払う。でも俺の人生もある。だから再起不能になるのだけは避けたい。その為に俺の財産を守る必要がある。これが婚前契約書を検討し始めたきっかけだった。
泥沼離婚による人生の消耗を防ぐ
あと何なら夫婦が敵対する可能性はいくらでもあるんだ。これは「結婚するなら覚悟を決めろ。」とかの綺麗事ではどうにもならない。
事実愛を誓ったはずの夫婦の3組に1組が離婚しているし、少なくない夫婦が家庭内別居状態でもある。離婚はSFではない。現実。そしてここで最悪なのが夫婦が敵対することなんだ。
泥沼離婚は人生の損失
ひとたび夫婦が敵対してしまうと愛は憎しみに代わり、離婚は揉めに揉めることになる。そして財産分与の目的は正当な対価ではなく憂さ晴らしに挿げ変わる。
そうなると時間も弁護士も必要。生産性の無い離婚に多くの金と時間を消耗することになる。人生の無駄そのもの。
ということでこれを防ぐ。あらかじめ条件を決めておけば離婚時に揉めようがない。財産は分与しない。養育費は規定に従う。以上。議論の余地がないから時短に繋がるという話。
取り決めがあっても自主的な支払いは可能
もちろん婚前契約書を締結しても、自らの意思で妻に慰謝料や生活費を支払うことは可能。婚前契約書はあくまで無益な争いとパートナーからの過剰な攻撃を避けるための手段に過ぎないんだ。
結婚という契約の前に互いの自立を約束する契約を結ぶ。これだけ。そこには相手への期待も依存もない。
だから婚前契約書の提案を恐れないで欲しいし、これが知れ渡ってもっと結婚がカジュアルになってほしいというのが俺の願い。
婚前契約書の作成・締結の流れ
ところで契約書なんて作成の段階から意味不明すぎるんですけど?という声も多いと思うから実際に俺が作成・締結した流れを簡単に解説すると下記。
- ウェブ上で婚前契約書の雛形をダウンロード
- ChatGPTと一緒に内容を作りこむ
- 弁護士に確認・修正
- 2部印刷してパートナーと内容確認
- 問題なければお互いに署名捺印
- 保管
まず婚前契約書を作る
婚前契約書はウェブで検索すると例文がたくさん出てくる。まずはそれをダウンロードして話題のAI「ChatGPT」に読み込ませつつ、自身の要望を伝えて文章を修正する。
【重要】弁護士に確認してもらう
婚前契約書が出来上がればパートナーと弁護士に確認してもらって内容が法的に問題ないかを確認する。
お互いに署名捺印して保管する
弁護士確認が完了すれば完成版を2部印刷してお互いに内容に納得したうえで署名捺印して保管すればOK。
この後さらに公正証書役場に登録する人もいるらしいけど、確認した弁護士曰く書面で持っておくだけでも十分な効力がある。ということだった。離婚時に持参できればOK。
俺の婚前契約書の内容
Twitter(X)でも書いたけど俺の婚前契約書の内容は「気軽に離婚しようね」という内容。
担当の不動産屋曰く最も多いお客さんは離婚中の女性だとか。これはベッドタウンという地域柄もあるだろうけど、人によっては離婚を切り出す前から子どもと一緒に楽しそうに新居を決めてるらしい。結局何を誓っても現実はこんなもん。うちに限って、もない。離婚は常に考慮すべき。結婚は離婚の始まり https://t.co/2Ppfr9gV6B
— トーマス@ガジェマガ(バイク日本一周中) (@gadgetKaeru) December 25, 2023
大まかな内容は下記。
- 過去と将来に渡る全ての収入財産の分与無し
- 月の生活費の指定
- 子供のDNA検査に対する同意
- 不貞行為の賠償額を100万円に指定(相場は300万)
- その他成約事項(無断借金の禁止等)
過去と将来に渡る全ての収入財産の分与無し
一般的には婚姻前までの財産は個人の物、婚姻後の収入は共有というのが相場。だから弘中アナの結婚相手の岡田祥吾社長は上場して億万長者になってから結婚してたりするんだけど、これを婚前契約書で覆す。
今後も俺の金は俺の金。逆も然り。あくまで経済面での主導権は俺が握り続ける。
月の生活費の指定
更に月の生活費は目標金額を設定。それを上回る場合は妻側の負担が増える内容。とはいえあくまで一旦の目標額だから金額は実際に生活しながら上下する予定。
妻に経済観念を失わないで欲しいという願い。
子供のDNA検査に対する同意
男性にとって人生最大の危機となる万が一の托卵に備えてDNA検査に同意する内容も盛り込んだ。これも万が一の想定で今のところは信頼しているし予定はない。あくまで要求に応じることを強制するだけ。
不貞行為の慰謝料を100万円に指定(相場は300万)
一般的な不貞行為の慰謝料額は300万円と言われているんだけどこれを100万円に指定した。これは金額どうこうと言うより、不貞行為をするならとっとと離婚しようという意図。
気持ちが離れてまで一緒にいる必要はない。
その他誓約事項(無断借金の禁止等)
その他誓約事項は互いの財産の透明性を保つ、重要な決定は相談する、無断でした借金は当事者が全責任を持つなど。
この辺りは基本的なことだから特に語ることはない。
婚前契約書による離婚の強行は不可能
ところで離婚には結婚と同じく両性の同意が必要。これが恋愛と大きく違うところで、一度結婚してしまうと片方が離婚を切り出しても片方が拒否すると簡単には離婚できない。
そしてこれが世の夫婦が泥沼離婚に陥りがちな理由でもあるんだけど、
そういえばゲストハウスに40子持ちの離婚できない女性が居た。関係破綻済み。別居中。看護師。不倫したい。でも父親が子供の為に離婚しないの一点張りで話が進まないらしい。こうなるともう残りの人生奴隷として生きるか旦那を殺すかの2択しかなくて、旦那デスノートの流行もやむなしって感じだった。
— トーマス@ガジェマガ(バイク日本一周中) (@gadgetKaeru) November 3, 2023
弁護士曰くここは婚前契約書で何を書こうとも無効にはできないということだった。
その理由は離婚は恋愛の破局と違って子供への影響が大きいからで、特に経済弱者になりがちな母親には絶対的に金が必要。だから離婚時には養育費の支払い額等を取りまとめた合意書や協議書が必要で、それ故一方的な離婚は認められない。ということだった。
子供の養育費支払い義務も絶対
あと例えば妻の不貞行為によって離婚し、その相手と妻が再婚したとしても俺は俺の子供に対する養育費からは逃れられない。これは婚前契約書に何を書いても無駄。
とはいえいずれにせよ俺の子供なら養育費の支払いに問題はないんだけど、妻と子供が再婚相手と幸せな家庭を築く中、俺が一人孤独に朽ち果てようとも我が子に対する養育費だけは払い続けないといけないという話。男はつらいよ。
妻の生活は保証する、予定
女性は命懸けて子供を産む。そして女性のキャリアは出産によって途絶える。その性差によるハンデは重々承知している。だから俺の子孫を残してくれる以上、妻の生活費は最期まで保証するつもりではいる。
ただ、上でも書いた通り結婚は理想論とか綺麗事ではない。人間関係なんていつどこで破綻するかわからないんだから、万が一の攻撃で俺が再起不能になるのを防ぐために、そして経済面で俺が主導権を握り続けるために婚前契約書を締結したという話。
【抜け穴】殺されたら終わり
但し今回俺が結んだ婚前契約書には抜け穴があって、もし俺が誰かに殺された場合、俺の財産は強制的に妻に半分、子供に半分渡ることになる。この抜け穴に婚前契約書を作成してから気づいた。
だからいつ俺の食事にラジエーター液が混入されないとも限らないけど、その時は人を見る目が無かったと諦めるしかない。
とはいえ婚前契約書があるからといってそれを盾にした振る舞いをするようでは既に関係は破綻しているも同然。結局は互いを思いやる努力が何より重要なんだろうなと思うなどした。という綺麗な締め方で終わる。世の男性陣の健闘を祈る。
-
【月刊ガジェマガ11月号】旅終了。結婚、第一子、脱東京と神戸移住
今年もいつの間にか12月。という感覚は今年は全然なくて、大変だった日本一周後半戦を終えたことで前半戦を行った2019年と同じく2023年はしっかりと俺の脳裏に焼き付いた気がする。お陰で今年の12月は妥 ...
続きを見る