未だに電子マネーを使っていない日本人はもういないと思うけど、いざ電子マネーを使い始めるとぶち当たる壁が余りの決済手段の多さなんだ。
というのも現在の日本は電子マネーの戦国時代であまりにも選択肢が多すぎ。もしかして私が使ってる電子マネーは損してる?と不安になっている人のために俺なりの電子マネーの使い分け方を解説する。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
電子マネーは使うことに意味がある
まず今現在使っている電子マネーが間違っているのではないかと不安になっている人に伝えたいのは、電子マネーは使うことに意味があるということなんだ。
どんな電子マネーだろうと使っていればとりあえず80点。そこから電子マネーを吟味して100点にしても労力に対して得られる恩恵は少ない。
だから今電子マネーを使っているなら無理にお得な電子マネーを探し回らなくてOK。
電子マネーの還元率は原則1%
というのも電子マネーの還元率は原則1%なんだ。現金と違って電子マネーは使うたびにポイント還元を受けられるのが最大の魅力だけど、その還元率は1%に収束する。なぜなら各社競争してるから。
例えば今後新たな電子マネーが登場すれば最初はPaypayのように高い還元率が設定される可能性は高いけど、ある程度競争が落ち着くと1%に落ち着く。だから無理に還元率を追わなくていい。どうせ1%になる。そこを突き詰めるか否かはもう趣味の領域になる。
Kyashで還元率を高めるのも手間
その他にも電子マネーの支払いにKyashを嚙ませればポイント還元率を高められる裏技があったりなかったりするんだけど、これも手間に恩恵が見合ってない。やりたい人だけやればOK。俺はやってない。
各電子マネーの特徴
さて日本で使える電子マネーはざっくり分けると下記の4種類がある。
- クレジットカードIC決済
- クレジットカードタッチ決済
- Felica決済
- NFC決済
- QRコード決済
クレジットカードIC決済
おなじみのクレジットカード決済。ICカードを読み取る機械に挿入して決済する。どこでも使える代わりに時間がかかるしスキミングのリスクが伴うのが欠点。
クレジットカードタッチ決済
クレジットカード決済の希望の星。タッチマークがついたカードならかざすだけでクレジットカードでの決済が可能。
スピードが速くセキュリティ性も高いのが魅力。楽天Payアプリをインストールすればスマホでのタッチ決済も可能。
Felica決済
日本限定の爆速タッチ決済システム。マジで早くて便利だけど日本限定。
しかも意外とチャージ手段が少なくてチャージが手間になりがちなのが惜しい。
NFC決済
Felicaが無い海外で使われている決済規格。Felicaと違って決済に1秒から2秒かかるのが弱点。Felicaがある日本ではほとんど使われていない。
QRコード決済
最も新しい決済手段。スマホの画面に表示したQRコードを読み込むだけ。どんなスマホでも使えるし早いしチャージも楽。
何より世界中で使える共通仕様なのが嬉しい。例えばAlipayなら中国と日本で、LINE Payならタイでもそのまま使える。
QRコード決済を使うべき理由
QRコード決済を使うべき理由もなにももうQRコード決済を使っていない人はいないと思うんだけど、QRコード決済が他の電子マネーと比較して優れている点は下記。
- QRコードは決済完了は超早い
- QRコード決済は全てのスマホで使える
- QRコード決済は世界で使える
QRコードは決済完了が超速い
まずQRコード決済は決済速度が超早い。Felicaと同等。レジに並んだ段階でスマホのQRコードを表示すればあとはレジでかざすだけ。通信も早く決済完了も一瞬。
QRコード決済は全てのスマホで使える
しかもQRコード決済はFelicaと違って全てのスマホで使用可能。もうFelicaを求めて彷徨う必要はない。好きなスマホを選べばOK。
QRコード決済は世界で使える
更にQRコード決済は世界共通規格だから、例えばAliPayなら中国でも日本でも使えるし、LINEPayならタイでも利用可能。世界共通規格だからこそ対応している国ならどこでも使えるのが嬉しい。
【結論】還元率1.5%の楽天Pay一択
さてようやく結論だけど、日本で使うべき電子マネーは楽天Pay一択。なぜなら還元率が常時1.5%だから。
現在の楽天Payはチャージで0.5%、使用で1%の合計1.5%の還元を無条件に受けられる。つまり最強。だから楽天Pay一択という話。
PaypayとSuicaで最強の布陣を組む
ただ、楽天PayはPaypayと比べるとまだまだ使えるお店が少ないのが欠点。その欠点を補うべくサブにPaypayとSuicaで最強の布陣を組むのがお勧め。
PaypayはQRコード決済戦争開始当初に無料でばらまきまくったおかげで圧倒的なシェアを取ってしまった最強QRコード決済で、今や電子マネーが使えてPaypayが使えないお店を探す方が難しいくらいの状況にある。
だから楽天Payを使えるお店は楽天Payで、それ以外はPaypay、あとは電車のためにSuicaを保有しておけば日本で困ることはない。これ以外は無くてOK。
電子マネーは拘らないことが大切
たまに宗教上の理由で楽天は使いたくないとかPaypayは使わないみたいなことを言う人がいるけどそれは本末転倒。
電子マネーは生活を便利にするための道具にすぎず、登録したところでなんのデメリットもないどころか恩恵の方が遥かに多い。
少しでも早く支払いを完結して自分の生活を豊かにするために使えるものは全て使うべき。だから好き嫌いはせず、必要なら全て登録する。これが鉄則。
それが現状日本では楽天Pay、Paypay、Suicaの3つという話。
当然現金も持ち歩く
電子マネーを使えという話をすると必ず緊急事態に現金が必要というアホすぎる反論を受けるんだけど、まず電子マネーを使うとしても現金は当然札で持つ。電子マネーを使うからといって現金を使わないわけではない。勘弁してほしい。
更に地震とかの緊急事態で電子マネーが使えないとかもアホ丸出し。10年に1度の危機に備えて現金に拘り続けるのは核戦争に備えてシェルターで生活するのと同じ。普段は電子マネーを使って生活を便利にしつつ緊急時用の現金を持てばいいだけ。臨機応変な思考を持ちたい。
電子マネーは使うことに意味がある
という感じ。別にこれが正解ではないし、今後も電子マネーの情勢は変わり続ける。ただ、生活を便利にするための電子マネーで微々たるお得に拘って手間をかけるのは本末転倒だし趣味の領域になるから好きな人だけ極めれば良い。一般人は今後もざっくりと眺めながら楽とお得を両立するラインを模索すればOK。
その最適解は今は楽天PayとPaypayとSuicaの3つだと思う。どこまで手間をかけるか、どこまでお得を追求するかはあなた次第。