前々から予告していた日本一周動画のリメイクを遂に始めていて、現在は毎日投稿をしている状態ではあるんだけど、どこが変わったのかわからないという声が意外と多い。
どこが変わったのかわからないくらい自然に見れていることはそれはそれでいいのかなとも思うんだけど、俺としては色々頑張って見やすく改善しているつもりだから、せっかくなら宣伝も兼ねて何をどう変えているのかを解説する。
3年間Youtube動画を作り続けてきて改善した集大成だから、動画作成をしている人とか、普段何気なくYoutube動画を見ている人の参考にしてほしい。
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リメイク動画は後半戦への布石
これも何度も言っていることではあるんだけど、今回の日本一周リメイク動画は後半戦への布石なんだ。多分今年後半戦に出発するつもりなんだけど、せっかく出発するなら華々しく出発したい。
そのためにできる限り新規視聴者を獲得したいというのがリメイクの狙い。だから動画を見やすく作り直して、近々英語字幕までつける予定でいる。計画はグローバルで壮大。
視聴者層が全然違う
というのも旅動画はなんだかんだ伸びないんだ。なぜなら必然性が無いから。
スマホとか生活改善は急を要するけど、赤の他人が旅している様子なんてよっぽど時間が余っていてもそうそう見ようとは思わない。
実際俺のYoutubeチャンネルも日本一周ツーリングで獲得したチャンネル登録数が広告費70万円を投入してやっと6,000人なのに対して、ガジェット及び生活改善情報で獲得したチャンネル登録数は32万人と雲泥の差。
旅動画を伸ばすのは至難の業
もちろん期間とかチャンネルパワーの差もあるから同列に語ることはできないんだけど、旅動画を伸ばすのは至難の技。旅動画だけで伸びた「とったび」とか「スーツ 交通」はマジですごいと思う。
どうせ俺が日本一周の後半戦を始めたら再生数は激落ちする。なら少しでもそこに備えて落差の衝撃を和らげようという趣旨。
日本一周リメイク動画の改善点
話は日本一周リメイク動画の改善点に戻る。具体的な改善点は下記。
- カットの減少
- 画面を明るく修正
- 音声の不自然な切れ方を修正
- 表示している地図を正確な位置に修正
- 音質の改善(風きり音の低減)
- 音量の改善(均一化)
- 導入・終了画面変更
- 導入地図の挿入
- モザイク挿入
- フォントの統一
- 左下モトブログ表記の透明度の変更
- フェードイン・フェードアウトの調整
と言う感じ。他にも細かく色々変えてはいるんだけど、目に見える範囲はこれ。
特に日本一周は最初期の動画ということもあって編集が雑過ぎたから、今のノウハウで満足できるものを作り上げたい意図。
中でも影響が大きいのが太字の変更点だからそれらをどう変えているのかを解説する。
カットの減少
まず最大の変化がカットの減少なんだ。日本一周動画に限らず多くのYoutube動画は喋ってないシーンを切り取るジャンプカットと言われる手法を使うのが主流なんだけど、俺の日本一周動画も例に漏れずジャンプカットを使いまくっていた。
ただ、人物が静止して喋る動画と違って日本一周動画は風景がメインだから、ジャンプカットでシーンがコロコロ切り替わると非常に見辛い。
それを解決するために、リメイク版では映像をカットせず音声をカットする手法を取り入れた。
実際に編集画面で確認するとこんな感じになっていて、
映像は全然切っていないのに対して、音声は他の映像から切って持ってきまくっている。これによって滑らかな映像のままのテンポ良い動画を作っているというからくり。
つまり実際の映像と喋っている内容は多少ずれているんだけど、リアリティよりも見やすさを重視した。
音声の不自然な切れ方を修正
次に音声の不自然な切れ方を修正した。動画編集でジャンプカットする際はタイムラインの音声の波長を見ていることが多いんだけど、波長しか見ていないと必要な部分までカットしてしまうことが多々ある。
それが例えば「ぜったい」の「ぜ」だったり、「しかし」の「し」だったりで、初期の動画は言葉の途中でカットしてしまっていることが多々あった。
これは一度聞き直せば確認して修正もできるんだけど、まだ動画編集ノウハウが無かった当時の俺にはその技術も無く、そのままアップロードしまくっていた。
ということで音声を1から確認して全て修正している。
表示している地図を正確な位置に修正
日本一周動画ではできる限りの走行シーンで現在の地図情報を載せているんだけど、これはスマホ画面を録画した映像を後から上乗せしているだけ。
それがこのタイムライン一番上の地図部分なんだけど、つまり撮影した映像と地図動画は全くリンクしていない。
だから実際の走行映像と現在地情報がずれまくってしまっていたんだけど、これも全てできる限り正確な位置に修正しなおしている。
これによって今現在どこを走っているのかをより具体的に確認することができるようになっているはず。
画面内に情報を追加
あとは地図に現在の時間と目的地までの時間も表示するように変更した。
結局どう転んでも素人が喋る旅の映像なんてそんなに面白くはならないから、少しでも画面内の情報を増やして視聴者の飽きと離脱を防ぎたい想い。
音質の改善(風きり音の低減)
あとは意外と気付かれないんだけど音質も劇的に改善していたりする。コメント欄でこれはアフレコですか?って聞かれるたびに改善して良かったと昇天する思いに浸ってるんだけど全部リアルタイム。
具体的にはトラックEQ、トラックコンプレッサ、トラックEQの3重調整で音質を改善している。
まず最初にトラックEQで320Hz以下と、5100Hz以上のほぼ必要ない音を全てカットする。
特にモトブログは不要な風きり音で声が聞こえない動画が超多いんだけど、この処理によって風きり音を大幅に除去できる。
次にトラックコンプレッサで320Hz以上、5100Hz以下の必要な音を圧縮して音圧を調整する。
最後に再度トラックEQで330Hz付近の籠り音と1400Hz付近の金切り音を減らして聞きやすい音質に整えるという感じ。
これによって高速での走行中もかなり聞きやすいのに自然な音声に加工することができた。この音質改善はYoutube動画作成歴3年の賜物。
モトブログの中でも最高ランクに聞きやすい音に仕上がっているんじゃないかと思う。
音量の改善(均一化)
音量の均一化も音質の改善と似てはいるんだけど、ヘルメットを被っている時とGoProを手に持っている時の録音環境は全然違うんだ。
ヘルメットを被っている時はヘルメット内に仕込んだマイクに常に一定の距離で録音し続けることができるんだけど、GoProを手持ちしている場合は録音距離が変わりまくる。
だから録音音量もバラバラで、そのままだと超聞き取りにくい音になってしまう。ということでこれを均一に均している。
具体的にはこんな感じで切って切って切ってからノーマライズをかけることで、
切った範囲内で音量を最大化して、そこから音量音質を更に微調整するという形で対応している。
その他シーンを減らしたり増やしたり
その他微妙ではあるけどいらないシーンを削ったり、追加したりしている。どちらかというと削っているシーンの方が多いから全体的に動画は短くなっている傾向。
8分を切る動画が多くて付けられる広告数も減ってはいるけど、冗長なシーンで離脱されるより広告を付けられない方が遥かにマシ。
視聴者ファーストで作ることが回り回って俺の為にもなる。グーグルのアルゴリズムは賢い。
ストレスのなく見れる動画が目標
多分この辺りが目に見える大きな変化だと思う。要は見る側のストレスを少しでも減らす編集をしているだけだから、何が変わったかわからないと言われるのは以前より快適に見れているということでもあるからそれはそれでOK。
とはいえリメイクの目的は新規視聴者を獲得することだからこれはこれで問題。
新規視聴者獲得を模索中
ということで現在は新たにバイク層とか旅層を取り込むためにTiktokに手を出したり、再度Youtube広告に手を出そうとしている状態。
前回は1日2万円から3万円の広告費を使って大赤字にはなったけど、今の俺には多数の動画資産がある。Youtube広告で獲得した新規視聴者が過去の動画も見てくれれば広告費をペイできる永久機関になる可能性だって秘めてる。
折角リメイクするなら労力を無駄にしないためにも色々と手を打つ予定。リメイク作業は想像以上にきついけど、新しいことを始めると新たな課題が増えるから人生に張り合いがでる。なんとか成功させたい所存。
ということで過去に見たけど忘れてる人とか、まだ見てない人、この記事で日本一周を知った人は是非一度見てみてほしい。