そういえば今年も3月になった。俺が高配当株投資を始めたのが2021年の2月だから既に4年が経過したことになる。
ということで年一の恒例シリーズになりつつある高配当株式投資を4年継続した感想と学んだことをまとめたい。
1、2、3年目の感想記事は下記。
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【長期保有】高配当株式投資を始めて1年経過した感想【学んだこと】
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【体験談】高配当株投資を2年継続した感想【FIREは夢のまた夢
暦で生きてない俺は年末だからと言って特段どうこうということもなく、また実家に帰らないとなぁくらいしか予定も生活の変化もないんだけど、そういえば普段から適当に買い増ししまくってる俺の投資状況ってどうなっ ...
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【体験談】高配当株投資を3年継続した感想【新NISA銘柄等】
株が絶好調でやばい。日経平均は過去最高。伴って俺の資産も過去最高になってる。今はひたすら暴落が怖い。 とはいえせっかくだから経過を残しつつ高配当株投資を3年継続した感想と学んだことをまとめたい。以降暴 ...
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20代はNISAすらやらなくていい
毎回最初に書いてることだけど株式投資は20代がやるものではない。20代は金を経験に使って成長する時期。株で4%増やすために投資するのは愚の骨頂。20代でたった4万円のために100万円を使えなくなる人生の損失はでかすぎ。
それよりも100万円を自分のために使い、20代を目いっぱい楽しみながら本業と副業を頑張ってほしい。そうすれば年利は50%だって超えられる時期なんだ。
株なんかは30代に入って物欲も減り、貯金が増え始めてからやればOK。老後のために20代というゴールデンタイムを犠牲にするほど馬鹿なことは無いんだ。
それでもどうしても投資したい人は経験として貯金の半分で新NISAをやればOK。でも全然やらなくて良い。マジで端金にしかならないし無駄。
現在の保有株式の状況
高配当株投資4年目の俺の現在の株の保有状況は下記。
総合計 | 資産額 | 評価損益 | 年間配当金 |
米国株 | 13,309,056円 | +4,118,684円 | 532,362円(4%) |
日本株 | 45,873,497円 | +13,750,974円 | 1,376,204円(3%) |
投資信託 | 7,403,288円 | +3,073,331円 | |
米ドル | 16,088円 | - | |
合計 | 66,601,929円 | 20,942,989円 | 1,908,566円 |
保有している日本株の内訳と全体に占める割合は下記。
三菱HCキャピタル(23%)・日本たばこ産業(13%)・武田薬品(17%)・住友商事(9%)・日本電信電話(6%)・KDDI(6%)・三菱UFJフィナンシャルグループ(5%)
(その他)東鉄工業・日東富士製粉・DM三井製糖ホールディングス・ジェイエイシーリクルートメント・CDS・プラネット・日本ケアサプライ・エービーシー・マート・SRAホールディングス・日本エスエイチエル・ブリヂストン・アサンテ・アビスト・バルカー・伊藤忠商事・三井物産・三菱商事・九州旅客鉄道・日本ケアサプライ・三井住友フィナンシャルグループ・ジャックス・オリックス・第一生命ホールディングス・東京海上ホールディングス・沖縄セルラー電話・双日・共英製鋼
投資資産は4年間で55%増加
ここ最近は日本株も一応の落ち着きを見せているんだけど、全体的に高配当株はまだ好調。伴って評価益も2100万円まで堅調に増え、投資総額は6600万円まで増加した。
更に地道に高配当株を買い続けていることもあり2025年の配当金は年間190万円に到達する見込み。20%の税引き後でも手取りは152万円になり、ようやく配当金だけでサイドFIREできそうな水準になりつつある。
株式投資で4年で2500万円増えた
評価益2100万円と過去4年の合計配当金約400万円を加味すると、俺の資産は高配当株投資で2500万円増えたことになる。
種銭4500万円を4年間投資した恩恵は結構デカい。流石にここまでの規模になると色々と馬鹿にできない。
割合でみると4年で55%増でしかない
とはいえ種銭が100万円だったと仮定すると、4年で155万円になっただけでしかない。55万円なんか5か月のバイト代にしかならないんだ。
投資は額ではなく割合で見ることが重要。金が無いうちは投資なんてしても意味が無いのはこれが理由。
2024年は暴落で狼狽売りしてしまった
さて2024年最大の反省点は狼狽売りをしてしまったことだった。狼狽売りというのは下がる株価に耐えられず、低い株価で売却してしまい、大きな損失を出す悪手として株取引では有名で、そんなことは俺も知っていた。
ただ、俺の精神が耐えられなかった。ここが株取引の難しさだと改めて実感するに至った。
2024年8月に日経平均が20%の下落
というのも2024年は8月に日経平均株価が40,000円から32,000円まで落ちる大暴落があった。
といっても割合にすると20%でしかない。リーマンショックで31%、コロナ禍で33%を思うと、本当の暴落からは程遠いんだけど、それでも俺は耐えられなかった。
結果俺は保有していた楽天グループ株1000株中900株を720円で手放すという失態を犯してしまった。そんな楽天グループの2025年3月22日現在の株価は901円で、つまり俺は狼狽売りによって実に162,900円も損した計算になる。
とはいえ当時の俺にとっては揺り戻す可能性以上に、更に暴落する恐怖の方が大きかった。
これが株取引ではリスク許容度が重要だと言われる理由。人の不安には限界があり、限界を超えるとまともな判断はできない。だから不安を感じない範囲で株取引をしないといけないんだった。
現物取引だったからまだ助かった
幸い俺は現物取引を死守してたから、まだ被害額は小さかったけど、万が一信用取引をしていたらどれだけの損失になったかは想像したくもない。やっぱり株取引は現物に限る。
33,000円の暴落時に買ってこそ一流。俺はたまたま勝ってるだけだった。と反省をした。
でも高配当株は一切売らなかった
ただ、狼狽売りの裏で新たな発見もあって、俺は20%の暴落でも高配当株は一切売却しなかったんだ。なぜなら配当金が目当てだから。
株価が下がろうと配当金が入るなら最悪なんとかなる。その配当金でまた株を買えばいいだけ。つまり高配当株は保有目的がはっきりしていた。だから売らなかった。
これが株取引はロジックが重要だと言われる所以なんだと思う。自分を信じることができる根拠があるなら暴落しても狼狽売りはしない。だから下手な退場もない。
楽天グループ株の購入動機は不純だった
そう思うと俺の楽天グループの保有目的は確かにブレていた。今後絶対上がりそう。それは間違いないと思う。ただ、ならいくらになるまで持つのか、いつ売るのかが俺の中になかった。だから暴落時に真っ先に狼狽売りの対象になった。
配当金のために高配当株投資をしているのに、配当金も出ない楽天グループの株を購入してしまったのがそもそもの間違いだったんだ。なぜ買うのかの理由が足りていなかった。
結果今は楽天グループの優待のために100株だけ保有している状況。楽天グループ株を100株持っていれば楽天回線を無料で一年使える。だから持つ。ここには明確な理由がある。だから売らない。やっぱり株取引はロジックが重要だったという話。
配当率は5%に一つの壁がある
あと株取引を4年継続して薄っすら見えてきたのは配当率には5%の壁があるということなんだ。
株価が下がれば配当率は上がる。一方で高い配当率は買い圧力にもなる。結果、優良高配当銘柄は高くとも4.5%辺りで均衡する。
元々配当率が7%もあった日本たばこ産業はバーゲンセールだったという話。皆が7%に飛びついた結果今は配当率が4%代になるまで株価が上昇してしまった。
更に元々配当率が5%だった三菱HCキャピタルも今は株価が上がり3%代に落ち着いた。
つまり優良高配当銘柄には5%の天井がある。株価が下がるとしても配当率5%までが限界。5%も配当が出る株は旨いから皆買うんだ。結果株価は上がって5%弱で均衡する。
逆に言うと配当率6%を越えている株はバーゲンセール中か、コロナ禍時の日本郵船のような危険株かのいずれかで、結局年利5%を超える旨い話はそうそう無いという世界の真理が株取引からも見えた。
やっぱり配当金が株価に与えるインパクトは想像以上に大きい。信用できるのは増収増配のみ。俺にギャンブルに耐えられる精神力は無いから、今後も堅実に高配当株を買い続けたい所存。
やっぱり本業が大切。本業の年利は偉大
最後に改めてではあるけど、結局資産がいくらになっても重要なのは本業だという話に落ち着く。
株なんかどれだけ頑張っても年利10%を超えるのすら至難だと言われている。一方で去年の俺の年商はありがたいことに5500万円だった。当時の資産8000万円に対する年利は62%にもなる。
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4%と62%のどちらを重視すべきかは火を見るより明らか。
結局良くて年利10%前後の株取引なんかに時間と労力を使っても割に合わないんだ。上下する株価で精神をすり減らして肝心の本業が手につかなくなるだけ。
投資は巷で騒がれるほど夢はない
重要なのは本業。本業の安定は精神の安定ひいては人生の安定に繋がる。し、億万長者になる人の99%は本業の成功が要因だったりする。
いずれにせよ株取引に集中しても人生の損失にしかならない。時間と精神をすり減らしながらどこかで退場して後悔するだけ。だから高配当株または投資信託を買ってなにも見ない。これに勝る投資戦略はない。が投資4年目の俺の結論。
投資はやるに越したことは無いけど、巷で騒がれているほど夢があるものでもない。ただ堅実に、ただ粛々と、貯金の一部として積み上げるものでしかない。
今後は投資のペースを落とす
ということで俺はもう投機目的の株は今後買わない。確実に上がる株だとしてもそれは人生を変えるほどの金額にはならないし、なにより株に囚われる脳のキャパシティがきつい。
どうせ俺の精神力は強くはないんだから、株のことを考えなくて済む環境を構築すべき。と改めて自覚した2024年だった。
だからしばらくは新NISA枠の年間360万円だけを埋め続ける予定。よくよく考えると別に投資を急ぐ理由もない。どうせ死ぬまで続けるし、仕事を辞める気もないなら長い目で見れば良いという話。
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