最近新しいキーボードの購入を悩み続けているとうのは前の記事でも書いたんだけど、その後も悩み続けた結果一応の結論を出した。
更にXでも多数のキーボードをお勧めしてもらっている状況で、せっかくの知見をXの返信欄だけに留めておくのは勿体ないから、俺の結論を紹介しつつ迷った多数のキーボード達と思考の軌跡を記す。いつもコメント感謝。
キーボード選びで迷っている人の参考になれば嬉しい。前回検討した記事は下記。
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新しいキーボードが欲しいから今の悩みと欲しい機能をまとめる【赤軸
キーボードを買い替えたいような買い替えたくないようなで最近非常にもやもやしている。暇があればキーボードを紹介するYoutubeなんかを見たりして、あれも違う。これも違う。とやってしまっている始末。 い ...
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この記事の目次(クリックでジャンプ)
俺が選んだキーボード2機種
まず最初に俺が悩みに悩んだ結果購入したキーボード2機種から紹介すると下記。
- KeyChron B1 Pro(薄型パンタグラフ)
- Loflee Flow Lite 84(薄型メカニカル)
キーボード悩みに悩んだけど打鍵感を良くする為だけに高さのあるメカニカルを選んで手首の負担を軽減するべくパームレストまで導入する意味が全く理解できなくて暗礁に乗り上げた。買い替える意味があるとすればロープロの40%で持ち運び易くなる程度。とはいえ買わずに結論出すのも癪だから安牌買った https://t.co/8SeA9p9xiB pic.twitter.com/pbCSLIU14t
— トーマス@ガジェマガ (@gadgetKaeru) November 23, 2024
メイン利用の想定はKeyChron B1 Proだけど、念のために薄型メカニカルとなるLiflee Flow Lite 84も購入した。
但しこれも俺は全然納得していない。これいる?意味ある?ってのが未だに理解できずにいる。
とはいえ使わずに結論を出すのも癪だから仕方なく購入した側面が強い。是非お得意の打鍵感とやらで俺を唸らせてほしい。
メカニカルキーボードは意味不明な選択肢
それもこれも全てはキーボードの高さに原因がある。キーボード沼にハマった人が愛するメカニカルキーボードとかHHKBに代表される静電容量無接点方式のキーボードはどれも超高いんだ。
そして高さがあるということは手首への負担が増えるということにもなる。リストレストという製品が販売されているのもメカニカルキーボードの高さに対応するためで、メカニカルキーボードを買ってしまったばかりにリストレストという今まで不要だったものまで必要になってしまっている始末なんだ。この辺り高さのあるキーボードを使ってる人はもう一度考え直した方がいい。
メカニカルキーボードはただ打鍵感が良いだけ
というのもメカニカルキーボードを購入したところで何が便利になるということもないんだ。この現実に俺は打ちのめされた。検索すればするほど意味不明。何も便利にならないのにわざわざメカニカルキーボードを購入する意味があるだろうか、いやない(反語)。
これが例えばThinkPadのトラックポイントみたいにカーソル操作ができるとか、圧倒的に軽くなるとか持ち運びやすくなるとかならわかる。でもそんなことは全くない。
それどころかメカニカルキーボードは厚みがあるから嵩張るし、重量だって重くなる。唯一改善されるとすれば根強いファンがいる打鍵感だけで、それだけのために多数の不便を我慢しつつリストレストまで買わされるハメになることに俺は一ミリも納得できない。
それなのにわざわざメカニカルキーボードを持ち出して、それを敢えてノートパソコンのキーボードの上に置いてタイピングするなんて愚の骨頂。
メカニカルキーボードはストリーミング全盛の現代でレコードを買うくらい合理性の無い意味不明な選択肢なんだ。
キーボードの再マッピングができる
とはいえ一応高めのメカニカルキーボードでしか実現できない機能もあるにはあって、それがQMKとかVIAと呼ばれるキーの再マッピング機能なんだ。
この機能を使えば全く使わないCapsLockにBackSpaceを割り当てたり、キー入力のレイヤー構造を作成できたりする。
ただ、実はこれはWindowsでは既にOSの機能で実現できてしまう機能でもある。WindowsにはPowerToysという純正アプリがあって、その中のKeyboard Managerを使えば任意のキーを任意のキーに変更可能。ショートカットだって自由自在に作れてしまう。実際俺はこの機能を使って右手にコピーペーストのショートカットを割り当てることで左手マウスの使用を実現していたりする。つまりQMK/VIAも俺には不要。
俺のKeyboard Managerの設定を解説してる記事は下記。
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【パソコンアプリ・初期設定】作業効率化の手法と感想【俺の一軍】
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但しQMK/VIAはキーボード側にマッピングを保存できるのが強み。つまり一度変更したキーボードならどのパソコンで使用しても独自のキーマップが使える。アプリのインストールが禁止されている職場パソコンとかでも使えるからプログラマーに愛されている機能ではあるんだ。ただ俺には魅力がなかったというだけ。
40%とかのコンパクトキーボードがある
じゃあなぜメカニカルキーボードをわざわざ買うのか。俺はまだ諦めなかった。なにか理由が見つけられるはず。そう思って次に考えたのが40%キーボードを購入するという選択肢なんだ。
確かにメカニカルキーボードは高さがあるし嵩張るし重い。でも玄人に愛されるメカニカルキーボードはそのバリエーションも魅力で、中にはファンクションキーだけでなく数字キーまで排除してしまった40%キーボードというのも存在する。
明らかにキーの数が少ないことでキーボードのサイズも小さく、これなら持ち運びが楽になるメリットがあるんじゃないか。と考えたりもした。
但し40%キーボードは玄人が愛するメカニカルキーボードの中でも更に玄人向け。ニッチ過ぎて全然種類がないし値段も超高いんだ。もちろんメカニカルキーボードの弱点である高さと厚みと重さは健在。3万円も払って使いにくい40%キーボードをただ若干小さくなるというメリットのために購入するのは本末転倒でしかない。ということでこれもボツ。
分割キーボードなら肩が楽になるかも
最後の希望が分割キーボードで、これは自然な肩の開きを維持したまま使えるから明確な健康メリットはありそうだった。
別にテンティングまではしなくていい。寧ろテンティングは手首の高さが上がりすぎて負担が増える。結果リストレストが必要になる本末転倒な未来がうっすら見える。だから分割できればいい。それで十分快適になる。気がする。
と思ったけどこれも選択肢が無さすぎ。しかもそのほとんどが有線で超イケてないし無線化も難易度が高すぎ。結局メカニカルだから高さの問題も解決できていない。
キーボードは多分低ければ低いほど良い
ここまでが俺が悩みに悩んだキーボード選びの過程なんだけど、色々考える中で俺一つの結論に辿り着いた。それはキーボードは低ければ低いほど良いんじゃないか。ということなんだ。
高さがあるメカニカルキーボードなんかを買ってしまうから手首が死ぬ。逆に言うと高さが無ければ手首への負担はない。しかも軽いし薄いおまけつき。
パンタグラフ式を使いながらメカニカルキーボードを検討した結果、結局パンタグラフ式が最高なんじゃないかと原点回帰してしまったのが今なんだ。
というのも今使ってエレコムミニキーボードは最薄部の高さが7.6mmしかなかったりする。ただ安すぎて禿げてきたから買い替えを検討してるだけ。
この薄さはメカニカル式ではどう頑張っても実現できない。つまり今後俺はいかに薄いかに拘るべきな気がしてる。その上で打鍵感とか機能性を検討したいという考えに変わった。これがここ一週間キーボードについて悩みに悩んだ俺の結論。
【メイン候補①】Keychron B1 Pro(購入済)
色々悩みに悩んで購入し、多分今後のメインになるんじゃないかと考えているのがKeychron B1 Proなんだ。これは検討段階の記事でも有力候補として挙げていたんだけど、パンタグラフ式の薄型でありながら充電式で、持ち運びも余裕なのにお値段7,000円と負担も少ないのが強み。
しかもKeychron B1 Proは薄型なのにZMKというQMK/VIAに類似するキーマップ機能まで搭載していたりする。つまりキーボードに変更したキーマップを保管可能。どのパソコンでもオリジナルの配置が利用できてしまう。
【メイン候補②】Loflee Flow Lite 84(購入済)
次のメイン候補がロープロファイル(薄型)のメカニカルキーボードであり、本日発売予定のLoflee Lite 84だった。
もちろんLoflee Lite 84は薄型とはいえメカニカルキーボードだからパンタグラフほど薄くはない。
とはいえこれだけメカニカルキーボードを検討して使わずに決別するのも違う気がしたから一応試してみるべく購入した。
但しデカい。右一列にいらないキーが並んでるのも惜しい。右上のスクロールホイールとしても使えるボリュームホイールも多分使わないと思う。
圧倒的な評判を得ている打鍵感で俺を虜にしてくれることを願う。
【メイン候補③】logicool Keys To Go 2(未購入)
まだ買っていないけどけど3つ目のメイン候補はLogicool Keys To Go 2だったりする。これはキーボードは薄いほど使いやすいんじゃ?という俺の仮説を検証するために購入してみたいと思ってる。
何よりの特徴はその圧倒的な薄さで、しかも重量も電池込みで220gと圧倒的に軽い。それでいてロジクールだから作りも信頼できる。
但しボタン電池×2で3か月しかバッテリーが持たないというレビューが散見されるのが気になるのと、キーピッチ18mmが不安。
あくまでもタブレット向けの製品っぽくてパソコンでメイン利用するのは違う気がしてる。
【ボツ案①】U-GREENキーボード
これは実は既に代替案として購入しているんだけど早々にボツにした。テンキーだけついているのはそれなりに便利かもしれないと思ったけど邪魔過ぎた。
もはや取り回しは俺にとって非常に重要な要素になって居たっぽくって、75%以上のサイズ感は看過できないことが分かった。あと英字配列に慣れ過ぎて日本語配列の違和感がすごかった。今後はできれば英字配列のキーボードを選択したい。
作りは全然悪くないし安いから普通におすすめ。俺はいらない。
【ボツ案②】おさかなキーボード
こんな既製品があるのかよと感動したオリジナル性が高いキーボード。分割だし無線接続だしこれ最強なんじゃね?4万円の価値あるんじゃね?って思ったけど、オリジナリティが高すぎてこれに慣れてしまうと二度と他のキーボードを使えなくなる気がしたから一旦ボツ。
とはいえ全然無しではないから将来的には購入するかもしれない。
【ボツ案③】HHKB
今更説明するまでもない泣く子も黙るキングオブキーボード。その独特の打鍵感から玄人たちの絶大な支持を得ていて、日本製なのにデザインも素敵。しかもリセールバリューも超高いときた。
とりあえず買ってみて、ダメなら売却すればいいんじゃね?って思ったけど、あまりにも高さがありすぎる。どう考えてもリストレストは不可避だから避けた。しかも嵩張るし重い。将来的には欲しいような欲しくないような。いや、欲しくない。
HHKB Professional HYBRID Type-S
【ボツ案④】nuphy Air60 v2
メカニカルかつロープロファイル(薄型)、しかもファンクションキーもない60%で比較的コンパクトでかわいいキーボード。
これにするかは死ぬほど迷った。ただやっぱりメカニカルの高さに希望を見出せなかった。買っても売却に至る可能性が非常に高い。ならもっとリセールが期待出来て安いキーボードの方がいい。ということでメイン候補②のLoflee Flow Lite 84を代わりに購入した。
【ボツ案⑤】ThinkPad トラックポイント キーボード II
ThinkPadの象徴となるトラックポイントが真ん中に装着されたキーボード。ホームポジションから一生手を離さなくてよくなる可能性を秘めているんだけど、デザインが好きじゃない。
キーボードの下にマウス用のボタンがあることで全体のサイズが大きい。死ぬほど便利そうだから悩むけど一旦ボツ。
【ボツ案⑥】マイクロソフト デザイナー コンパクト キーボード
マイクロソフトが販売するオシャンでコンパクトなキーボード。現在俺が使ってるテンキーと同じラインナップのやつ。
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【マイクロソフト ナンバー パッドレビュー】良いけど惜しい。絶妙
メインのキーボードをK370sからK380に乗り換えたことでテンキーが消えたから別途エレコム製のテンキーを購入して使っていたんだけど、なんでも最近はテンキーを左手デバイスとして使っている人が多いらしく ...
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280gで軽くて薄くて質感も良い。普通にベストな選択肢に見える。
ただお値段が定価24,000円と無茶苦茶高い。パンタグラフの常識が覆されてる。しかも動作がボタン電池4つで結構曲者。あと英字配列の入手性が低すぎる。
10年使うことを思えば全然悪くない選択肢だけど、今使ってるエレコムミニキーボードと代り映えしなさすぎるから一旦ボツにした。
将来的には買うかも。買わないかも。
【ボツ案⑦】Keychron K11 Max
指の形に添ってカーブが描かれたアリス型と呼ばれる配列のロープロファイル(薄型)メカニカルキーボード。
無線接続だし60%で比較的コンパクトで結構よさげ。
ただキー配列が独特すぎるし、右上にボリューム調整ノブがあるせいでDelキーの位置が低いのも他のキーボードを使う時の支障が出そうで気になる。
ひとまずLoflee Flow Lite 84で試してから検討しても遅くないと判断。
Keychron K11 Max Aliceレイアウトposted with カエレバ
【ボツ案⑧】EPOMAKER TH40
数字をなくした40%どころかそのほかのキーも削りまくってる35%ぐらいのキーボード。
とにかく小さいし重さも440g。更に厚みも一番薄いところで12mmとかなりの薄型。14,000円と値段も高すぎない。これもしかして最適解なんじゃね?とも思ったけどいかんせんキーを失いすぎ。キー配置も独特でこれに慣れると一生他のキーボードを使えなくなる恐怖感がある。
ということで一旦ボツ。おさかなキーボードと同じく終着点の候補として頭の片隅に置いておきたい。
EPOMAKER TH40 40%レイアウト VIAメカニカルキーボード
メカニカルを使う意味を全く見出せなかった
ひとまず俺のキーボード沼検討の第一章はこんな感じ。メカニカルを検討した結果メカニカルがほぼ消えるという本末転倒な結果になってしまったけど、迷って迷っての結果だから結論は同じでも深みが全然違う。ということで良しとする。
調べる限りメカニカルキーボードを使うメリットを全く見いだせなかったのが敗因。というかそもそもそんなもの最初からないのかもしれない。キーボードは趣味のガジェットと言われればそれまで。確かに四六時中触る入力インターフェースだから拘る価値はある気がするし、拘りたくなる気持ちもわからなくはない。
ただ俺の場合持ち運びを前提にしているのが痛い。奈良と神戸の両方で使いたいし、今後旅行とか行くときも必ず持ち運ぶ。外出先だけキーボードを変えて使用感が変わる事態は避けたいし、リストレストも一緒に持ち運ぶような事態も避けたい。そのためには薄型であることは必至。だから固定してキーボードを使う人とはそもそもの思想が違うのは間違いない。
一応Loflee Flow Lite 84は購入したからこれがどう転ぶかに全てかかってる。メカニカルに目覚めてキーボード沼第二章に入るかもしれないし、やっぱり打鍵感なんて取るに足らないという結論に終始するかもしれない。その辺りも含めて使ってみてから判断したい。
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新しいキーボードが欲しいから今の悩みと欲しい機能をまとめる【赤軸
キーボードを買い替えたいような買い替えたくないようなで最近非常にもやもやしている。暇があればキーボードを紹介するYoutubeなんかを見たりして、あれも違う。これも違う。とやってしまっている始末。 い ...
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【パソコンアプリ・初期設定】作業効率化の手法と感想【俺の一軍】
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