史上最強のタフネススマホCAT S60の後継機となるCAT S61がすでに発売していた。日本ではまだ発売されていないんだけど、S60が発売しているから、遠くない未来に日本でも発売されるはずだ。
米軍導入というフレーズで男心を弄ぶ変態スマホの実力に迫りたい。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
CAT S60振り返り
CAT S61を紹介する前にまずCAT S60について振り返る。建築機械世界シェアナンバー1のアメリカキャタピラー社が販売するCAT S60はそれまでの常識を覆すタフネスと特異な機能で話題になった。
圧倒的タフネス
建築現場で使うことを想定されたCAT S60の使命は絶対に壊れないことだ。工事現場で建築機械や工具と一緒に使われるCAT S60は、砂塵はもちろん落下や水没にも耐えなければならない。CAT S60がクリアした項目はそれまでのスマホの常識を覆した。
- ゴリラガラス4搭載による高い耐久性
- 1.8メートルからの落下耐性
- 水深5メートルの防水性能
サーマルカメラ搭載
更に特異な性能として、CATS60はサーマルカメラを搭載した。
このカメラによって−20℃〜120℃までを触れることなく計測できるため、建築機械の故障箇所の発見に役立てることができる。ここまででいかにCAT S60が変態スマホかわかってくれたと思う。それが更に磨きをかけて帰ってきたのがCAT S61だ。
CAT S61
スペック
まずはCAT S61と旧機S60のスペックを比較する。
CAT S61 | CAT S60 | |
ディスプレイ | 5.2 | 4.7 |
解像度 | 1920x1080 | 1280x720 |
CPU | Snapdragon630 | Snapdragon617 |
メモリ | 4 | 3 |
ストレージ | 64 | 32 |
バッテリー | 4500 | 3800 |
防水 | ○ | ○ |
指紋認証 | ☓ | ☓ |
DSDS | ○ | ○ |
重量 | - | 233 |
S60で目立った低スペックがS61では見事に改善されていて、いい意味で普通に使えるスマホになった。
CPUがSnapdragon617から630にグレードアップすることでずいぶん処理能力は向上した。また、メモリが3ギガから4ギガになったことで今の大容量のアプリにも対応した。通常利用なら何の不満もなく使えるスマホになった。
一番印象が変わるのはディスプレイと画面解像度で、5.2インチと大きくなり、画面解像度もフルHDまで増えたことで滲みを感じなくなったのがうれしい。
更にバッテリー容量を700mAhも追加することで、継続して利用できる時間が伸びた。まさに現場を意識したスマホが正当進化した格好だ。
圧倒的タフネスは健在
CAT S61はS60のタフネスを受け継いで更にパワーアップさせている。
- ゴリラガラス5搭載による高い耐久性
- 1.8メートルからの落下耐性
- 水深3メートルで1時間耐える防水性能
まずゴリラガラスが5にバージョンアップしたことで、より割れにくく傷がつきにくくなった。
1.8メートルからの落下耐性はそのままに、制限なしで水深3メートルで1時間耐えられる性能を身に着けた。
CAT S60の推進5メートルはスピーカーなどの機能制限をした場合であって、S61はなんの機能制限もなく水深3メートルに耐えられる。そもそも人が水深5メートルに入ることなんて滅多にないんだから、実用性を取るこの選択は正しい。
サーマルカメラがパワーアップ
S60で話題になったサーマルカメラは−20℃〜120℃だったけど、S61では−20℃〜400℃にまでパワーアップした。
素人目には200℃も400℃も危険すぎて変わらない気はするんだけど、たぶん建築機械は200℃ぐらいすぐに到達してしまうから異常が検知できなかったんだと思う。
400℃まで計測できることで、より厳密な検査が可能になった。この機能を日常で使うシチュエーションがあるとは思えないけどワクワクする機能であることは間違いない。
レーザーアシスト距離測定機能搭載
名前が難しくてよくわからないけど、要はレーザーで10メートルまでの距離を測定できるようになった。これは意外と日常でも使えるんじゃないか。
室内空気質センサ搭載
CAT S61は現場の空気を常に見張ってくれて揮発性有機化合物を検知してくれる。なんて使いどころのない機能なんだ!
でもこのセンサーは温度計・湿度計も兼ねていて、現在の温度と湿度を厳密に測ることができる。これは助かる。
CAT S61はスマホ機能がおまけ
CAT S61はスマホというよりは各種センサーの集合体で、400℃まで測れるサーマルカメラ、レーザーアシスト距離測定機能搭載、室内空気質センサ搭載の3つの機能が一つになった検査機といったほうが正しい。
そこにまともに使えてしかも超壊れにくいスマホ機能を後付けした端末で、人によっては喉から手が出るほど欲しい唯一無二の選択肢になる。
DSDS(2番号同時待ち受け)対応
しかもこのスマホ実はDSDSにも対応してるから2番号での同時待ち受けもできちゃいます。これだけ多機能なら10万という価格にも納得だし、むしろ安いとすら思える。
最強にバッテリーが持って壊れにくくて、超多機能なこのスマホをポケットから出した瞬間に話題を独占してその日のヒーローになれる夢のスマホだ。
CAT S61の対応バンド
CAT S61は残念ながらまだ日本では発売していないけど、海外通販で送料無料で購入できる。気になる日本での対応バンド状況だけど、ドコモ、au、ソフトバンクすべてに対応してるから日本中で使える。安心して購入してほしい。
具体的にはドコモの3Gの中でも山間部と郊外をカバーするバンド6,19には対応していないんだけど、都市部の3Gであるバンド1に対応していて、4Gの電波にはすべて対応している。
ソフトバンクはすべてのバンドに対応していて、auもほぼ網羅しているので実利用には全く問題ないはずだ。
今のところはAmazonで購入するのが最も簡単だ。
現場仕様 CAT S61 FLIR熱カメラ、室内空気質モニター、IP69、軍用標準MIL SPEC 810G、3M防水、1.8M耐落下衝撃、4 + 64GBアンロックデュアル スロットSIM 4G LTE