最近やたらとお名前ドットコムから「プロテクト設定が行われておりません」のメールが届くようになった。なにかと思って調べてみるとお名前.comは最近ドメイン設定変更の2段階認証機能を実装したらしく、年額980円でセキュリティを高められるということだった。
ということで年額980円支追加で払うのは悔しいから、この機会にGoogle Domainsにドメイン移管することにした。
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ドメインとは?
そもそもドメインとはURLのことだ。ガジェマガの場合は2week.netがそれ。俺はこのドメインの管理をお名前.comにしてもらっていた。
お名前.comのセキュリティは弱い
ドメインの管理をお名前.comにしてもらっているということは、お名前.comがハッキングされたり情報漏洩してしまった場合、ドメインを悪意のある第三者に盗まれる可能性がある。
プロテクト設定が登場
そこで登場したのがお名前.comのドメインのプロテクト設定(年額980円)で、ドメインに関して管理者情報含む設定変更を行うために2段階認証を実装した。
でもよくよく調べてみるとこの機能って無い方がおかしいらしいのね。ドメインはウェブで生活している人にとって命となる情報だから、絶対に盗まれるわけにいかないんだけど、お名前.comはそのセキュリティが弱かった。らしい。
Google Dmainsは2段階認証に標準対応
というわけで別料金を払わなくても2段階認証に標準で対応するGoogle Domainsに乗り換えることにした。結局ウェブはGoogleに支配されるのか。
ドメインの移管方法の流れ
まずは全体の流れを把握してほしい。ドメイン移管の流れはこんな感じ。
- お名前.comでドメイン移管ロックがかかっていないことを確認
- お名前ドットコムでAuthコードを取得
- お名前ドットコムのWhois情報代行サービスをオフにする
- Google Domainsにドメインを入力
- Google DomainsにAuthコードを入力
- Google Domainsに管理者情報を入力
- Google Domainsに支払い
一つ一つ進めていく。
お名前.comでドメイン移管ロックがかかっていないことを確認
まずお名前.comのドメイン設定画面から、ドメイン移管ロックを選択する。
移管したいドメインのドメイン移管ロックが未設定になっていることを確認する。これを有効にするためには年額980円がかかる。
お名前.comでAuthコードを取得
次にドメイン一覧から移管したいドメインを選択する。
ドメイン詳細画面内のAuthコードを表示させるボタンを選択。
表示されたAuthコードは移管で必要になるからメモ帳とかにコピーしておく。
お名前ドットコムのWhois情報代行サービスをオフにする
Whois情報代行サービスがオンになっているとGoogle Domainがドメインの所有者を確認できずドメインの移行ができない。
ということでお名前ドットコムの設定画面でWhois情報代行サービスをオフにする。
設定はお名前ドットコムのドメイン設定からWhois情報代行設定を選択。
任意のドメインを選んで、Whois情報公開代行を解除を選択して次へで完了。
Google Domainsにドメインを入力
次にGoogle Domainsにアクセスする。
英語だとノイローゼで死にそうになるからChromeブラウザで右クリック⇒「日本語に翻訳」で無理やり日本語に変換して転送を選択。
ドメイン入力画面でお名前.comから移管したいドメインを入力する。
Google DomainsにAuthコードを入力
移管には1400円かかる。お名前.comに無駄に980円払うよりマシだから気にしない。
この画面で先ほどメモ帳に保存していたAuthコードを入力して「持続する(次へ)」を選択。
ドメインの設定は全て保持したまま移管したいからそのまま「持続する(次へ)」を選択。
内容を確認して問題なければ「チェックアウトに進む」を選択。
Google Domainsに管理者情報を入力
次の画面でドメインの管理者情報(自分の情報)を入力する。争いになったときに持ち主を証明するための情報だから間違いのないように入力したい。
Google Domainsに支払い
最後に情報が間違っていないことを確認してクレジットカード情報を入力して「BUY」をクリックで移管作業は完了。
ドメインの移行が完了するとGoogle Dmainsから移行完了のメールが届く。
Google Domainsにドメイン移行完了
ドメインの設定は全部グーグルが勝手に引き継いでくれるから、こちらでの作業はこれだけ。
ドメインの移行開始から移行完了までは最大3日かかるらしいけど、俺の場合は2時間ほどで完了した。
これでお名前ドットコムに年間2,000円払わなくても、Google Domainsに年間1,400円支払うことで強固なセキュリティを確保できる。
全てはグーグルの手の内
検索エンジンからアドセンス収入、メールやスマホにドメインまで全ての生活をグーグルに握られていることに恐怖を覚えつつも、全てが高い品質なんだからしょうがない。全てはグーグル神の意のままに。