遂に俺にもガキンチョが生まれたことで現在は次世代育成に対する人生のウェイトを増やし始めていて、今のところは6子の育成を目指しているんだけど、いかんせん俺が2子だったこともあってまだ6子の生活が全然イメージできていない。
ということで6子だと実際にいくらかかるのか。どう資金繰りすればいいのかを計算して実現に近づたい想い。願えば叶う。これを言霊という。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
子育ての目標は俺の量産
俺の子育ての方針は「清く正しく美しく健やかに」をベースに、基本的には俺の半生をなぞりつつ自由と平等を重視する。なぜなら我が子には俺みたいな人格とマインドに育ってほしいから。俺の半生を語った記事は下記。
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ということで習い事はやりたければやればいいしすぐやめてもOK。娯楽の時間も基本的には制限しない予定。俺から我が子への要求は2点のみで、国公立大学に入学することと、2人以上の子供(孫)を量産すること。だけ。
要は一族の繁栄が願いで、世の中における俺の影響力を子孫繁栄で少しでも高めたい狙い。
高校大学は無償なら私立でもOK
ただ最近は子育て支援の流れから高校も大学も私立公立問わず無償化の流れが来てるから、別にそこまで国公立に拘らなくてもいい気はしてる。安いなら私立でも全然いい。
とはいえできれば偏差値50は超えてほしいし、大学を卒業して潰しが効く人材になってほしい。だから専門学校はNG。できれば全国共通テストをクリアしてそれなりの大学へ行ってほしい。無駄な学力コンプレックスは抱えずにフラットな視点で世の中を俯瞰できる人間になってほしい。が俺の願い。
【前提①】子供貯金は毎月2万円積み立てる予定
まず前提として、今のところ子供一人あたり月2万円を18歳まで積み立てる予定で、この為に毎月両親から1万円ずつ、年24万円を子供名義の証券口座での高配当株投資に回す。というか今現在回している状態。既に第一子の資産は50万円ある。
以前あった子供の投資優遇となるジュニアNISA制度はなくなってしまったんだけど、子供名義の証券口座で確定申告すれば年48万円までは基礎控除を利用可能。結局18年間無税で配当金を受け取れるから子供の証券口座はジュニアNISAも同然というからくり。
18年で600万円になってほしい
このお金が18年後には年利4%でも628万円、年利5%なら693万円になる予定だけど、学校費用、塾代、習い事、下宿の初期費用、免許費用とかは全てここから支出予定だからこんなには貯まらない予定。
この証券口座は子供には伝えないつもりだけど、20代中盤辺りで管理権ごと子供に譲渡する予定。俺の高配当株投資の状況を解説した記事は下記。
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【前提②】大学は奨学金を満額借りる予定
次に養育費で最も頭を悩ませるあろう大学費用について、現在は3子以上での大学無償化が実現している。だから6子いれば3子目からはかからない予定。
とはいえ大学では学費以外にも下宿費用と生活費が必要にはなるんだけど、ここは全て奨学金を満額の月10万円借りて生活してもらおうと思ってる。
奨学金は昨今は「子どもに借金をさせるなんて」みたいな風潮もあるけど、どうせ奨学金の利率なんて低いんだ。なら借りれるもんは借りとく方針。借金を作らないこと以上に大学の期間で人に頼らず予算をやりくりする感覚を身に着けてほしい想い。
奨学金は最悪俺が返せばOKの精神で行く。
【学費】6子の18歳までの学費は1980万円
ここからは試算を始める。まずは学費から。大学は自分でやりくりしてもらう予定だから高校までを見積もる。
ChatGPTに小中高全て公立(高校のみ私立可)の場合の平均的な費用を算出してもらった結果が下記。
費目 | 総額(年額/期間) | 備考 |
保育園・幼稚園 | 約36万円(第2子以降0円) (約12万円/3年) |
公立幼稚園・保育園 |
小学校(公立) | 約77.4万円 (約12.9万円/6年) |
給食費・学用品・行事費 |
中学校(公立) | 約33.6万円 (約11.2万円/3年) |
学用品、給食費、部活動費・修学旅行費等 |
高校(公立/私立) | 約92.7万円 (約30.9万円/3年) |
学用品、行事費、修学旅行費等、通学費 |
塾・習い事 | 約111.6万円 (約18.6万円/6年) |
中高の平均的な学習塾・習い事費用 |
部活動費 | 約7.2万円 (約1.2万円/6年) |
部活動費、遠征費など |
合計 | 358.5万円 |
全て公立の場合、一人あたりにかかる高校卒業までの学費は約360万円ということだった。
授業料は無料でも制服、教材、給食費、行事代は実費が必要。なかでも一番重いのは高校の通学費だった。とはいえ肌感としてもこんなもんだと思う。
この中で二人目以降が無償になるのは保育料のみ。つまり下記。
- 1人目 360万円(保育費あり)
- 2人目 324万円(保育費なし)
- 3人目 324万円(保育費なし)
- 4人目 324万円(保育費なし)
- 5人目 324万円(保育費なし)
- 6人目 324万円(保育費なし)
- 合計 1980万円
合計金額の1980万円を第6子が18歳になるまでの先24年間で支払うから下記。
養育費合計
- 学費 1980万円 = 年額82万円 × 24年
年間にすると82.4万円を積み立てておけば大丈夫そうだった。意外となんとかなりそうでひと安心。
子ども部屋は最大6人で3部屋を想定
もちろん子育てに必要なのは学費だけではない。ということでここからは学費以外にかかる費用を試算していく。
まず現在の我が家の月の生活費は去年が月17万円だったところを今年から月18万円に上げているんだけど、もちろんこれは今後も上がり続ける予定。我が家の生活費を解説した記事は下記。
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多子家庭最大の負担は住居費
そして多子世帯で最も負担が大きいのもおそらく家賃になる。ここが一番きつい。
食費は工夫でいくらでも下げられる。でも家賃は無理。人数が増えれば空間が必要。だから子供を増やせないジレンマを多くの人は抱えているはず。
じゃあ我が家はどうするかというと子供に一部屋は与えないで、耳をすませばの月島雫と同じ部屋分割方式で行く予定。
真ん中に二段ベッドを置く左右分割でもいいし、一階部分がデスクの二段ベッドを2つか3つ並べてもいい。
これなら8畳に最大3人押し込める。ガキなんてどうせ18歳までしか家にいないし、ガキに密室を与えてもろくなことをしない。カーテン程度の仕切りがあれば十分だと判断した。個室は大学入学まで我慢してほしい。
ということで4人までは2部屋、6人なら3部屋確保を目標にする。
【課題】9年以内の戸建て購入は必須
ただ問題は3部屋も子供部屋がある賃貸物件がほとんど存在しないことで、世のご家庭のお子様は大体2人。そこに合わせて世帯用の賃貸物件も3LDKで作られるのが一般的なんだ。
4LDKとなると選択肢が激減してしまう。
5部屋の家を買うか立てるかの2択
だから家は買うか立てるかの2択を迫られる。それも第1子が個室を欲しがる小学校高学年になるまでがリミット。つまり9年以内にあと5人出産して、かつ家を購入するが現状の目標ということになる。
こうやって計画を立ててみると人生は意外と短いことに気づく。記事にしてよかった。
とはいえ安堵してる場合ではない。俺の戸建ての選択肢は下記。
- 実家の相続、建て替え
- 中古戸建ての購入
- 土地の購入、建て替え
- 中古戸建ての購入、建て替え
とにかくまず土地がいる。そこから必要なら建て替えまで行う必要がある。
住宅ローンの団信保険は45歳がリミット
次に俺の年齢も課題になる。家を買うにせよ立てるにせよ数千万のお金が必要。だからローンは絶対組みたいんだけど、なんだかんだ俺の実年齢も38歳と中年まっしぐら。
で、一般的に俺が死んだときにローンが免除される団信保険に加入できるのが45歳とされているらしい。だから住宅ローン的な俺のリミットは7年が限界だったりする。
計算すればするほど色々なリミットが迫ってることに気づく。人生は短い。俺はもう若くないのかもしれない(遠い目)
6000万円の借り入れで月18万円の返済
土地代、建物代、解体費用、建築費用諸々いくらかかるかはまだわからないけど、奈良で多めに見積もって6000万円を35年ローンの固定金利1.4%で借り入れを想定する。
この場合の月の返済額は18万円になる(⇒ 返済シミュレーション)。やばい。変動金利の0.3%で想定しても15万にもなる。
- 借入額6000万円 固定金利1.5% 月返済18万円
- 借入額6000万円 変動金利0.3% 月返済15万円
想像以上にローンが重い。でもこの未来が7年以内に、確実に来る。やばい。
【住居費】6子は24年で2244万円
養育費の計算に戻る。もし家を購入すれば月18万円。今の家賃が7万円だから11万円の上乗せになる。年間だと132万円の上乗せ。これが少なくとも7年後から24年後までで2244万円かかる予定。家高い。
養育費合計
- 学費 1980万円 = 年額82万円 × 24年
- 家賃 2244万円 = 年額132万円 × 17年 ← NEW!!
- 合計 4224万円 = 年額176万円 × 24年
ここまでの合計額を24年で割ると年176万円になる。大丈夫、大丈夫。
【食】6子の食費は24年で1004万円
まだある。食わせないといけないから食費も増える。食費は全く読めないんだけど、ここはざっくり妻に大家族Youtubeとかを見て頑張ってもらうと仮定して、下記を子の食費増加分とする。
年数 | 子の人数と年齢 | 子の食費(円) |
1 | 0歳 | 月5000円/年60000円 |
2 | 1歳、0歳 | 月10000円/年120000円 |
3 | 2歳, 1歳、0歳 | 月15000円/年180000円 |
4 | 3歳, 2歳, 1歳、0歳 | 月20000円/年240000円 |
5 | 4歳, 3歳, 2歳, 1歳、0歳 | 月26000円/年312000円 |
6 | 5歳, 4歳, 3歳, 2歳, 1歳、0歳 | 月33000円/年396000円 |
7 | 6歳, 5歳, 4歳, 3歳, 2歳, 1歳 | 月35000円/年420000円 |
8 | 7歳, 6歳, 5歳, 4歳, 3歳, 2歳 | 月38000円/年456000円 |
9 | 8歳, 7歳, 6歳, 5歳, 4歳, 3歳 | 月41000円/年492000円 |
10 | 9歳, 8歳, 7歳, 6歳, 5歳, 4歳 | 月44000円/年528000円 |
11 | 10歳, 9歳, 8歳, 7歳, 6歳, 5歳 | 月46000円/年552000円 |
12 | 11歳, 10歳, 9歳, 8歳, 7歳, 6歳 | 月48000円/年576000円 |
13 | 12歳, 11歳, 10歳, 9歳, 8歳, 7歳 | 月49000円/年588000円 |
14 | 13歳, 12歳, 11歳, 10歳, 9歳, 8歳 | 月50000円/年600000円 |
15 | 14歳, 13歳, 12歳, 11歳, 10歳, 9歳 | 月50000円/年600000円 |
16 | 15歳, 14歳, 13歳, 12歳, 11歳, 10歳 | 月50000円/年600000円 |
17 | 16歳, 15歳, 14歳, 13歳, 12歳, 11歳 | 月50000円/年600000円 |
18 | 17歳, 16歳, 15歳, 14歳, 13歳, 12歳 | 月50000円/年600000円 |
19 | 18歳, 17歳, 16歳, 15歳, 14歳, 13歳 | 月50000円/年600000円 |
20 | 18歳, 17歳, 16歳, 15歳, 14歳 | 月42000円/年504000円 |
21 | 18歳, 17歳, 16歳, 15歳 | 月34000円/年408000円 |
22 | 18歳, 17歳, 16歳 | 月25000円/年300000円 |
23 | 18歳, 17歳 | 月17000円/年204000円 |
24 | 18歳 | 月9000円/年108000円 |
24年合計 | 1004万4000円 |
一番子の食費がかかる時期で月5万円とした。がばがば計算だけどこれで何とか勘弁してほしい。この金額は両親とは別で、子のみの食費を23年で1004万円と仮定すると下記。
養育費合計
- 学費 1980万円 = 年額82万円 × 24年
- 家賃 2244万円 = 年額132万円 × 17年
- 食費 1004万円 = 年額41万円 × 24年 ← NEW!!
- 合計 5228万円 = 年額217万円 × 24年
ここまでの合計額を24年で割ると年217万円になる。まだ耐えられる。
【車】6子の車にかかる費用は1260万円
ラストが車。自転車で同時に運べるのは2子までだから3子からは車が必要になる可能性が高い。
その車にかかる年間費用はざっと下記。
- 車検代 年5万円(2年10万円)
- ガス代 年20万円
- 整備費 年5万円
- 車両代 年30万円(10年ごとに300万円)
年額にして60万円。これが3子以降の21年間かかると想定すると総額は1260万円になる。つまり下記。
養育費合計
- 学費 1980万円 = 年額82万円 × 24年
- 家賃 2244万円 = 年額132万円 × 17年
- 食費 1004万円 = 年額41万円 × 24年
- 車代 1260万円 = 年額60万円 × 21年 ← NEW!!
- 合計 6488万円 = 年額270万円 × 24年
合計額の6488万円を24年間で割ると年270万円に収まった。意外に何とかなりそう。
親の生活費も入れると24年合計で約1億円
色々がばがば計算だけど養育費はざっとこんな感じ。一応この他にも外食、お小遣い、おもちゃ、衣服とかが必要だけど細かいから割愛する。6子を18歳まで育てる費用はざっと6488万円になる。ということにする。
ただ、実はここには両親の生活費が入っていない。現在の俺と妻の最低の生活費である食費月4万円と家賃月7万円の月11万円、年額132万円は生涯かかる予定。それも加えると下記。
6子育成の総合計
- 6子計 6488万円 = 年額270万円 × 24年
- 両親計 3168万円 = 132万円 × 24年間 ← NEW!!
- 総合計 9565万円 = 402万円 × 24年
つまり6人の子供を18歳まで育て上げるには子供の養育費6488万円と飼育者の生活費の3168万円の総合計9656万円が必要になる試算。
しかもこれは奈良のケース。首都圏だともっと高くなる。1億は怖すぎ。これは少子化も進むわって感じだった。
子ども手当を加味すると養育費は大幅に減少
ただ、冷静になると意外と実現できない金額でもなくて、年間支出402万円なら少なくはないけど多くもない。日本の平均年収440万円ならなんとかなる金額だし、6子もいれば子供手当総額は3024万円にもなる。これも入れれば意外と余裕で下記。
大人の生活費計
- 6子計 6488万円 = 年額270万円 × 24年
- 両親計 3168万円 = 132万円 × 24年間
- 子ども手当総額 3024万円 ← NEW!!
- 差し引き総合計 6541万円 = 272万円 × 24年
年間272万円の支出でいけた。東京じゃなければ意外とどうにかなりそうだった。
4子家庭が最もコスパに優れる
ここまで書いておきながらではあるけど試算してみると思っていたよりしんどそうな印象でちょっとビビってる。6子は頑張れなくはないけどやるか?やめとくか?どうする俺?ってのが今の正直な心境。
とはいえ6子できる前に離婚するかもしれないし、6子できないかもしれないしで、この記事はあくまでも絵に描いた餅。最初にも書いたけど言霊であり決意表明みたいなもんだと思ってほしい。
いずれにせよ多子の子育ては案の定住居費が鬼門だから、普通の家庭は多くとも4子を2部屋に押し込んで、よくある3LDK物件で育てられる範囲に収めるのが最もコスパに優れた選択だと思う。3LDKなら選び放題。家を建てなくていいなら住居費は大幅に抑えられる。大学も無償だし子ども手当も多いしでベストなバランスになるはず。
ということで現在今後の子育てを計画している人は4子を目標に取り組むことをお勧めしたい。が俺の結論。
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