キーボードを買い替えたいような買い替えたくないようなで最近非常にもやもやしている。暇があればキーボードを紹介するYoutubeなんかを見たりして、あれも違う。これも違う。とやってしまっている始末。
いや金あるんなら買ってから悩めよって話ではあるんだけど、自分でもなぜ買い換えたいのか、どんな機能が欲しいのかが全然釈然としない状態が続いている。
ということでそんなときはいつも通り記事化することで自分の頭を整理するやつをやる。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
エレコムミニキーボードが禿げた
そもそもキーボードの買い替えを検討し始めたのは今俺が使っているエレコムのミニキーボードが禿げ始めてきたからなんだ。
現在俺が使っているキーボードはレビュー記事でも紹介した2500円で買えてしまうエレコムのミニキーボードで、基本的に不満はなく寧ろ最高のキーボードだと思っているんだけど、2,500円という値段もあってやっぱりちゃちいらしく、1年使っていよいよキーと天板が禿げ始めてきた。
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もちろん俺の一年の使用は普通の人の一年の使用とは訳が違う。ブロガーとして3日に一度4000文字前後の記事を書き続けているから一般の人よりかなりハードに使っているのは間違いないんだけど、それでも禿げてくるのが少し早い。どうも塗装の質が悪い。やっぱ所詮2,500円は2,500円っぽい。
とはいえ2,500円ならまた買い直せばいい話。1年に一度買い替える消耗品としても十分納得できる価格ではある。ただ、せっかく買い替えを検討するなら他の候補も検討してみたいのが人間の性。それがこの記事という話。
エレコムのキーボードの良いところ
となるとまずは俺がエレコムのキーボードのどこを気に入っているのかを再確認する必要がある。それが下記。
- キータッチに癖がないこと
- 超薄いこと
- 軽い(290g)のに安定していること
ざっと考えた結果俺がエレコムキーボードを気に入ってるのは3点だった。
キータッチに癖がないこと
まず一番重要なのがこれ。キータッチに癖がないこと。エレコムミニキーボードは小さいくせに19mmという一般的なキーピッチで最高に普遍的。
比較的大きい俺の手でもゆったり打てるし、ノートパソコンのキーボードに移行しても全く違和感がない。なぜならサイズが全く一緒だから。
つまり他人のキーボードだって違和感なくタイピングできることになる。このオリジナリティの無さはキーボードにとっては結構重要。
超薄いこと
次が薄いこと。これ大切。エレコムのキーボードは超薄い。更に最薄部はもっと薄い。普通の人が想像する薄いよりも更に薄い。
お陰でカバンの中にもすっぽりと入り場所を全くとらない携帯性が気に入っている。
しかも薄いくせに剛性も割とあるんだ。タイピング中にキーボードがたわむ感覚がないし、角度だってちゃんとある。
お陰で日本一周中も超楽だったし、現在も神戸と奈良を負担なく移動できている。この薄さでこの品質を保てているのがすごい。
軽い(290g)のに安定していること
最後が軽いのに安定していることなんだ。一般的にキーボードはある程度の重量がある方がタイピングが安定するといわれていて、俺もそこには同意するんだけど、エレコムはたったの290gと超軽いくせに安定しているのが強み。
実際290gは角度がついているパンタグラフ式のキーボードとしては最軽量クラスの軽さではあるんだけど、エレコムミニキーボードは背面についている4つのゴムの品質がいいのか全くずれない。故に力強いタイピングにも余裕で耐えてしまう。
ミニキーボードはエレコムの奇跡
この軽さ、薄さ、癖のなさでこの安定感。かつ2,500円というあらゆる条件が高次元で融合しているのがエレコムミニキーボードなんだ。
ゴミばっかり作ってるプライドのないメーカーからこんな素晴らしい製品が発売されているのは奇跡としか言いようがない。エレコムが発売するゴミのレビュー記事は下記。
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エレコムで購入していい唯一といっていい製品がこのミニキーボードなんだ。
テンティングしてみたいかも
エレコムミニキーボードがほぼ完ぺきなだとはいえ新しいキーボードも気になっていて、その最大の目的がテンティングできることなんだ。
38歳になって体の節々が痛いというのは各所で言っているところだけど、その大きな原因の一つが恐らくキーボードなんだ。
というのも通常のキーボードの入力姿勢は明らかに腕を内側に巻きすぎている。どう考えても人間の自然な姿勢ではない。今でこそ文書作成での体の痛みはまだほぼないけど、これもいつか痛くなる未来が俺には見える。なぜならマウスで経験済みだから。
なら分割キーボードとテンティングを導入してしまえば先回りして体の崩壊を防げるという話。
長時間維持するからこそデスクワークの姿勢は重要。それがキーボードにまで進出しつつあるという流れ。
Keyball使ってみたいかも
更にいうなら最近は分割キーボードとトラックボールが一体化したKeyballという製品も結構話題になっていて、これも使ってみたいといえば使ってみたい。
Keyballでキーボードとトラックボールをまとめてテンティングできれば俺の体の負担は更に減ってブログ執筆作業も更に捗るんじゃないかという気がしてる。
結局同じ姿勢を続ける限りいつか体の限界は来る。どうせキーボードの買い替えを検討するなら色々先回りして対策していきたいという狙い。
Keyballは結局親指がしんどそう
但しKeyballは結局親指への負担が大きすぎる気もしている。トラックボールとキーボードが一体化していて手の移動が減るのは良いんだけど本質はトラックボールマウスと同じ。つまりトラックボールを断念した俺は多分Keyballも断念する。
俺も34mmボールでの動画編集作業が苦しくなった結果55mmボールのSlimBlade Proに移行したという話。34㎜のトラックボールは親指への負担がでかすぎ。テンティングをしたとしても結局親指の付け根は遅かれ早かれ多分死ぬ。
【難点】自作キーボードは再現性が低すぎ
テンティングとKeyballには確かに興味がある。ただ問題は自作キーボードはハードルが高すぎることなんだ。色々買ってきて、組み合わせて、はんだ付けまでして、ってなるともう全くユーザーフレンドリーではない。しかもほとんどが有線なのもイケてない。無線化も自分でしないといけない。ハードル高すぎ。
つまり例え俺が頑張って実現できたとしても人にお勧めするのは難しい。万が一俺が自作キーボードを導入しても見てる人からは参考にならないという懸念点がある。
ガジェットはカスタマイズ性も重要だけどそれ以上に入手性はもっと重要。再現性がなければ紹介する意味もないという話。
その意味でできる限り既製品に拘りたいし簡単に真似できる読者フレンドリーなブログを目指したいという俺の想いもある。が故に自作キーボードにはできる限り手を出したくないと思ってる。
MX KEYS miniは重いし値段が高い
一旦自作キーボードは忘れてみる。薄型キーボードに回帰するのであればMX KEYS miniを購入するという手もある。
MX KEYS miniはロジクールが展開する最高級の薄型キーボードで、外付けなのにバックライト付きで、
しかも薄くてタッチ感も良いという絶大な支持を受けているキーボードだったりするんだけど、その代わりに重量400gの曲者だったりする。しかも値段も最高級ということもあって16000円としっかり高い。
そもそもキーボードなんて見ながら打つものでもないし、外付けの癖に無駄にバックライトまでついているのが解せない。そんなところで無駄な高級感を演出するくらいならバックライトを外して5,000円でも値下げしてほしかった。
それに重量400gだと今のエレコムミニキーボードより100gも重くなる。16,000円払って重くなるだけで何もメリットがない。パス。
Logicool ワイヤレスキーボード グラファイト KX700GR
Keychron B1 Proは安くて高性能
ロジクールのMX KEYS miniはいくら何でも高すぎ。ただ実はそんな不満に応えるような製品があったりする。それがKeychron B1 Proなんだ。
Keychron B1 Proはなんと見た目がMX KEYS miniとほぼ同じ。バックライトがない代わりにお値段7,000円と9,000円も安い。凄すぎ。
しかもキー配置を自由に変更可能。高いカスタマイズ性まで備えてしまう。これこそまさに俺が追い求めたキーボード。
とは思うんだけど俺は別に高いカスタマイズ性を必要としていない。繰り返しになるけどエレコムミニキーボードで十分満足してしまっているんだ。
しかもKeychron B1 Proは重量400gとやっぱり100g重い。7,000円払って重くなるだけで何もメリットがない。やっぱりパス。
メカニカルキーボード買ってみる?
どうする俺。全然答えが見つからない。このままだとまたエレコムミニキーボードを買う羽目になる。正直それでも全然いい。やばい。
色々考えても他の薄型キーボードでエレコムミニキーボードの体験を超えるのは多分無理。逆に自作キーボードは再現性が低すぎ。とはいえ似たようなキーボードに買い替えて似たような体験を繰り返すのも微妙。
なら間を取ってみるのもありかもしれないと思い始めた。そういえば今までHHKBに代表されるメカニカルキーボードはろくに使ったことがない。
メカニカルキーボードも基本的に何が便利になるというわけでもないんだけど、メカニカルキーボードは軸によって変わるタイピングの音に根強いファンがいる製品で、つまり体験は明確に変わる。
よく言われるタイピングするのが楽しくなるというのが戯言なのか、本当に楽しくなってしまうのかを確認することもできる。
更に言うなら探せば重量も400g代の物もあったりして軽くはないけど重くもない。キーボード買い換えの落としどころとしては絶妙なんじゃないかという気がしている。
【欠点】メカニカルキーボードは厚く大きい
但しメカニカルキーボードはその構造上携帯性が悪く高さがあるという欠点も抱える。
カバンに入れて持ち運ぶにもそれなりのスペースが必要になるし、高さがあるから手首もしんどい。メカニカルキーボードを使うためにパームレストを購入するようでは本末転倒でもある。
とはいえこれは今のところ俺の机上の空論でしかない。実際はそんなことはないかもしれないし、めくるめく未来が待っているかもしれない。それもこれも買ってみないとわからないという話だから新たなジャンルに手を出してみるのはありかもしれないとは思っている。
60%か40%のメカニカルキーボードを検討中
という感じでぐるぐるぐるぐる検討した結果。とりあえずメカニカルキーボードでも買ってみっか。という結論に落ち着いた。
今はどれを買うかを検討しているところ。折角ならFキーの無い60%ぐらいのキーボードを購入してデスクを広く使えれば嬉しいし、数字キーもない40%キーボードなら更に持ち運びやすくなる気もする。
これならわざわざ買い替える意味も見いだせそう。
薄型分割キーボードを発売してほしい
今回俺がここまでキーボード選びに難航した理由はキーボードの進化が止まり、市場に類似製品があふれているからなんだ。
キーボードはマジであらゆるメーカーから星の数ほど販売されている。しかもどれも似たような製品ばかり。精々キーピッチが違うだの打鍵感が違うだの軽さが違う程度の製品しかない。どれも体験はほぼ同じ。
ある意味完成されてしまっている製品で全く革新性がない。それはそれで別に悪いことではないんだけど、一方で自分に合ったキーボードを探したい人は自作という沼地に進んでいて、これも底がなくて非常に危険。3Dプリンターの普及も相まって沼が加速してる状況なんだ。
とはいえ自作キーボードのアイデアは非常に参考になる。それが分割キーボードとかKeyballとかのヒット製品で、この成功は間違いなくメーカーも見ているはず。
ということで各キーボードメーカーは一刻も早く自作沼に入りたくない消費者を救ってほしい。俺は分割式でテンティングができる既製品キーボードの発売を心待ちにしている。
ELECOM Bluetooth薄型ミニキーボード TK-FBP100WH