実は昨日一昨日と一発目の家族旅行に行ってきた。動画でも宣言している通り2026年は月1家族旅行を義務化することによって刺激と気付きの源泉にしたい狙いがある。
がしかしながら家族旅行はそれはそれはとんでもない地獄だった。正直もう二度と行きたくないが本音。でもここで諦めたら試合終了が流石に早すぎ。
ということで改善点を模索するためにまずこの記事では何が原因で家族旅行が地獄になったのかを洗い出したい。対策はその後に考える予定。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
近県の一泊二日で家族は4人

地獄を語る前にまずは現在の俺の状況から整理する。
今回行った旅行先は俺が住んでる奈良の近県で、旅行手段は親の車。ドライバーは俺のみ。助手席には免許を持っていない妻。そして後部座席には1歳11か月の我が子1と7か月の我が子2がチャイルドシートで積載されているという感じ。
ちびっ子は上の子がギリ単語を話せる程度で明確な意思疎通は無理。しかも二人ともオムツだし、飯だってまだ落ち着いて食えない。当然ミルクも必要になる。
乳幼児を旅行に連れていくべきではない

まぁ正直1歳と0歳の子供を連れて旅行なんか行くべきではない。そんなの常識。俺も分かってる。そもそも3歳以下の子供に記憶はない。旅行なんか行くだけ無駄。ただ、家に籠りきりの妻もそれはそれで辛いから、少しでも妻のガス抜きを図ることで今後の良好な関係を維持したいのが狙い。
あと妻のハワイ旅行の希望を打ち砕く裏の目的もある。国内でもこんなに辛いのに海外なんか無理。って暗に伝えたかった。幸いそれは成功したけど、にしても地獄すぎた。だからなぜ地獄だったのかを語る。
家族旅行だと俺は永遠に寝れない

まずなにより辛いのが睡眠問題なんだ。人間寝れるなら辛い環境でもなんとかなる。でも寝れないと死ぬ。そして家族旅行は寝れない。体力面もきついのに睡魔もきつい。色々きつい。
そもそも俺はどちらかというと睡眠には敏感な性質で、各所で語ってる通り現在の俺は耳栓とアイマスクが無いと寝れなかったりする。

更に誰かと同じ布団で寝るってのも結構無理。最近はちびっ子が俺の布団に入ってくるんだけどそうなると俺が寝れない。だからちびっ子が寝てからちびっ子を妻の布団に運ぶ運用をしているくらい俺は睡眠に対して敏感だったりする。俺は寝るのが得意ではない。
当然枕が変わるのも辛いし環境が変わるのも辛い。なのに、慣れない宿で、4人分の布団を敷いて雑魚寝するのは大変厳しい。
昼間に寝れる瞬間もない

かといって夜寝れない分どこかで寝るタイミングがあるかというと無い。二人いる乳幼児を妻だけでで管理するのは無理があるからいつでもどこでもちびっ子からは目が離せないんだ。妻が倒れたら終わりだし俺が倒れても終わり。睡眠が足りてないとかは関係なく、昼間は二人いるちびっ子の世話に追われ続ける。
とはいえちびっ子にも一応大人しく寝てくれるタイミングがあって、それが車の運転中になる。どうも車の振動は心地よいらしく乳幼児二人は良く寝る。ここだけが育児から解放されるタイミングなんだけど、当然俺は車を運転してる。なぜなら妻に免許は無いから。やっぱり俺は寝れないってこと。
要はちびっ子の活動中はちびっ子の管理に追われ、ちびっ子が寝ている時間はちびっ子の運搬に追われるのが俺というからくり。夜寝れてない俺には休み時間がない。これが家族旅行の現実。よく見かける家族旅行中の外国人観光客マジすげーなと思った。
夜はちびっ子二人が共鳴して死ぬ

ところでなんで夜寝れないの?耳栓とアイマスク持っていけばよくない?って話なんだけど、当然持って行ってる。それでも寝れないのは乳幼児二人が夜共鳴するからなんだ。
これは予想はしてたけど思ってたよりやばかった。片方が寝ても片方が泣けば両方が起きる。以下同文。ちびっ子は両方寝て初めて平穏が訪れるんだけど、ここで第2子の寝つきの悪さが火を吹いた。
そもそも第2子は第1子と比較して圧倒的に寝つきが悪い。だから第2子には色々苦戦していて、解決するために家では
辺りをフル活用していたりする。これでようやく何とか寝る。

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でも旅行先にこれらすべてを持っていけるはずもなく、一応スワドルだけは持って行ったけど焼け石に水だった。
第2子が寝る。第1子も寝る。第2子が泣く。第1子も起きる。当然俺も起きる。2人ともしばらく寝ない。という攻防が深夜まで続いた。
これが枕投げをするとかならまだしも、なにも楽しくない夜がやたら長い。その癖宿のチェックアウトも10時と早い。それでなくとも朝8時にはちびっ子に起こされる。俺と妻だけが寝れない。最悪妻は車で寝れるけど俺は一生寝れない。やばい。ひたすらやばい。
食事中は第1子がひたすら動き回る

なら食事中は楽かというとそんなこともなく、まだ飯を食えない第2子は妻の抱っこ紐のお陰で大人しいんだけど、一緒に飯を食う第1子は永遠に動き回る。
食事が出る個室の中には高そうな障子があるし、どこの馬の骨かもわからない国産牛を焼くためのミニ鉄板もある。

触ってはいけない物だらけ。だから食事そっちのけで俺は第1子を追い続けることになる。
そもそも俺は食に拘りがある方でもないけど、味わって食べるなんてのは到底無理。第1子のために頼んだうどんもまともに食べたのは最初だけで以降は全然無理。これはどうにもならない。
一方まだ飯を食えない第2子はミルクを欲して定期的に泣く。とはいえ今はもう完全粉ミルクだから都度お湯を入れて冷ましてあげるだけ。こっちは動き回る第1子と比べるとずいぶん楽だった。
俺は第1子のSPであり続ける

ここまででもう俺に平穏が無いことは伝わったと思うけど、まだ終わらない。睡眠、食事、運転以外の時間も俺は徹底的に第1子に張り付き、危険を排除し続けないといけないんだ。
というのも第1子はいよいよなんでも自分でやりたいイヤイヤ期に入っていて、ベビーカーに乗るのはイヤ、運ばれるのはイヤ、食べさせてもらうのはイヤ、でも椅子に座るのもイヤ、と全て断られるというか泣き叫ぶ。

だから基本的には移動も食事もセルフサービスになるんだけど、とはいえ第一子は階段があれば落ちるし段差があれば躓くわけで、俺は常に第1子を先回りして危険を潰していく必要がある。
常に俺が危ない側に立ち、落ちる側に立つ。歩道側を歩く男性がモテるみたいなアホレディーファースト理論なんてもんじゃない。あほガキは自ら火に飛び込むから俺が引き留めるしかない。
それでも朝食ビュッフェ時には第一子が座ってた椅子から落ちてギャン泣きした。しかも後頭部から落ちた。幸い今回は無事だったけどいつか万が一は起こる。これを守り抜くの多分無理。
旅行は妻の気晴らしのため

というのが今回の旅行で浮き彫りになった課題一覧だった。要は全部無理。基本的に俺の休む時間はない。しかも子の記憶にも残らない。唯一妻が解放されるだけ。
だから繰り返しになるけど日本で家族旅行を楽しむ外国人観光客はマジで凄いと思う。俺は車でもこれ。今回は一泊だったから帰って泥のように寝たけど、もし2泊目3泊目があれば帰りの運転で比喩でなく寝て事故死してたと思う。ハワイ旅行1週間とか想像したくもない。
でも今後これらを改善できるかも謎。難しいのがちびっ子は成長によって傾向が変わるから全く対策が読めないことで、今のちびっ子を対策できても半年後には全く別のちびっ子になってしまうことなんだ。だから乳児期の旅行は無難に日帰りか、行かないことを心からお勧めする。ただそれだと幽閉されている妻が苦しいという課題は残る。
専業主婦は3歳まで子を預けられない問題

というか俺はそもそも幼稚園が3歳からしか入れないのがおかしいと思う。保育園に入れられない専業主婦は3年間も乳児との缶詰生活を強いられるわけで、その間自分の趣味とか気晴らしが大体犠牲になる。
もちろん専業主婦という存在自体が贅沢なのは100も承知だけど、家で暇してる専業主婦ほど子の生産に向いてる存在はいないわけで、実際今現在も我が家は絶賛第3子を生産中だったりする。こんなに日本の未来に貢献してる家庭はなかなかないと自負している。
でも既に2人いるちびっ子の育児が大変過ぎる。これは世の家庭が年子を躊躇する気持ちもよくわかる。だから働くママを保育園で支援するのと同じくらい専業主婦も支援してくれれば出生率はもっと上がるんじゃないかと思うなどした。
保育園化した我が家での育児は超楽

あと今回の旅行でいかに現在の我が家が育児に特化した環境に仕上がっているかを改めて痛感した。それは別の記事でも解説してる通りだけど、
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基本的に現在の我が家はほぼ保育園みたいな構造で、ちびっ子の危険が極めて少ない。ケガする物、破壊できるものは全て撤去済み。だから放置したまま寝れるし、何を破壊しようとしてもOK。ちびっ子を止める必要が無いし、落ちる心配もない。危険が無いから大人にも自由時間があるという感じ。妻も帰ってきてから家ラクーって感動してた。
この最強の環境が旅行先にはない。客室にあるガラスコップからケトル、障子、電話機に至るまで手に届くもの全てが邪魔。

だから行く先行く先で目が離せない結果、地獄の育児に陥るという流れ。これが家でも続くならそら育児ノイローゼにもなるわと思った。
ということで今現在育児がしんどすぎると言ってる人は家の作りを見直してみるのがおすすめ。目が離せない育児はマジで体がもたない。と今回痛感した。子育てするならまず家を保育園化することから始めてほしい。
一応思い出は残せたからヨシ

もう旅行に行きたくないが正直な気持ちだけど、とはいえ思い出が残ったのも事実。たくさんの写真と動画もGalaxy S25で撮影したし、ちびっ子はちびっ子でいつもと違う環境に興味津々だったし、こんなのいらねぇだろみたいなマスコット人形のお土産も買った。

人生思い出を残さないと時間が過ぎるのが早すぎるし、死ぬまでにどれだけ思い出を残せるかが勝負みたいなところもあるからこれはこれで良かったんだと思う。とちょっと無理やりではあるけど良い結論にしたい。
多分また来月懲りずにどこかに行く。来月は今月の教訓を生かしつつ、もう少し飯と部屋のグレードを抑えて安くて快適な旅行にする予定。結局良い飯と良い部屋は満足度になにも貢献しなかった。という学びで終わる。


