気分転換に外で作業したい。でもパソコンの画面は見られたくない。俺の場合は身バレも怖い。
ということで俺はカフェで作業するときは必ず端っこの席を選ぶし、できるかぎり背後を人が通らない席を選ぶ。
ただ、それでもやっぱり万が一はある。ということでのぞき見防止シートを買ってみたから使用感を簡単に語りたい。
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日本人はセキュリティ意識低すぎ

ところで前々から思っていることがあるんだけど、日本人は全体的にセキュリティ意識が低すぎる。マジで。ビビるほど低い。平和に甘えすぎ。
カフェで画面ロックせずに離席するなんてのは序の口で、パソコンを置いたままトイレに行ってる人も死ぬほど見かける。マジ日常。みんな万が一パソコンを盗られた時のことを全く想像できていないし、悪意のある人にデータ消されたり抜かれたりする可能性だっていくらでもある。

それにWindowsパソコンに至っては誰でも簡単に初期化できてしまうし売却もできる。簡単に金になりすぎるんだ。
なんなら店内に監視カメラがあったとしても盗まれたパソコンを取り戻せる確率は極めて低いし、そうなればパソコンだけでなく多くの大切なデータまで失うことになる。のに、驚くほどみんなやってる。ビビる。これ多分外国人からは衝撃の光景だし、日本の治安の良さに感動する瞬間だと思う。
しかもこれは全然大げさな話ではない。今パソコンを置いて離席してる人はまだ盗まれてないだけ。万が一はいつか来る。絶対に盗られたくない物はトイレにも持ち込む。これ鉄則。あと少しでも席を離れるときは必ず画面ロックをする癖をつけてほしい。
家での作業がしんどくなってきた

俺の話に戻る。なんでカフェ?ってとこから。
そもそもカフェで作業が捗るなんてのは基本的には幻想で、カフェで作業してる奴は"作業してる風"が大半だし、間違いなくカフェより家の方が作業効率は良い。ただ俺に関しては少し事情が違う。今は狭い家にちびっ子が2人もいる。

最近はようやく上のちびっ子が言葉を発するようになってきて、もう虫と同じ知能とは言えなくなりつつあるんだけど、それでもやっぱり光物は大好き。俺がパソコンを触ってると一生ワンダと巨像みたいな絡み方してくるし、パソコンを触らせないと泣き叫ぶ。
だから子供なんか欲しくなかったんだよってなるかと思いきや泣き叫ぶのも超可愛いからそれはそれで良いんだけど、俺の仕事が捗らないのは全然良くない。
このままだと生活が立ち行かない。ということでカフェに避難することが増えた結果、画面ののぞき見が気になるようになってきたという流れ。
Yoga Slim 7i AuraEditionは最高

不幸中の幸いは俺がひたすら高性能ノートパソコンの使用にこだわり続けてきたことで、今現在メインで使ってるLenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9も超カフェ向きのノートパソコンなんだ。
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1.5kgと軽いのに15.3インチの大画面で、しかも動画編集も余裕なのにバッテリーも10時間ぐらい持ってしまう。もはや充電器すら不要。しかもほぼ無音。すんごい。更に言うならパソコンの外観が極めて無個性なのも良い。

全然身バレの心配がない。
いつか日本一周を完結するために、動画編集できるノートパソコンを追求し続けた選択がこんなところで生きた。真摯なノートパソコンレビューを続けてるウチヤマチカラ氏に改めて感謝したい。
のぞき見防止シートは品数が少ない

ところでWindowsパソコン向けののぞき見防止シートって思ってる以上に数が無かったりする。俺ビビった。
そらWindowsパソコンは種類が多すぎるから当然と言えば当然。Lenovo一社でも数十種類販売してるのにそんなメーカーがゴロゴロある。そら周辺機器メーカーも対応しきれない。
これがApple製品の周辺機器が充実してる理由で羨ましいポイントなんだけど、俺はWindowsユーザーだからなるべく考えないようにする。
のぞき見防止シートは価格も超高い

しかものぞき見防止シートは驚くほど価格も高いんだ。なんとお値段3,000円から。こんな薄いシートのどこに金がかかってるのか謎。
とはいえメーカー側としても大量に売れるものではないから高めに価格設定せざるを得ない。悔しい。けど作ってくれないと買うこともできないから感謝。悔しい。
当初はこういうのってダイソーに類似品があるんじゃ?って思ったけど全然ない。型落ち機種向けの物が少し安くなったりしてたけど、それで失敗するのもダル過ぎるからもう大人しく3,000円払うことにした。
貼り付け方法は3種類

のぞき見防止シートっつっても下敷きみたいなもんだと思えばOK。だから使用方法もディスプレイに貼り付けるだけで非常にシンプル。で、貼り付けには3つの方法が用意されているのが下記。
- 両面テープ
- 磁石
- マウンテンタブ(プラの爪)

まぁ正直貼り付けるまでもない。存在することが仕事だからディスプレイに立てかけとけばいいんだけど、一応貼り付けられるから貼り付ける。
ただ両面テープは無し。絶対外したい。ならマウンテンタブ(プラの爪)か磁石なんだけどマウンテンタブは驚くほど粘着力が無かったからボツ。

これで貼り付けられた実績があるのか謎。
ということで最終手段の磁石を貼り付けるとこんな感じ。

のぞき見防止シートの上に磁石が飛び出すから、ノートパソコン内蔵の磁石と噛み合う。
取り付けるとこんな感じになる。

ちょっと見た目は汚いけど背に腹だから無視する。
【使用感】思っている以上に見えない

肝心の使用感はどうなのかというと当然だけど一定の角度からはしっかり見えないからかなり安心感がある。
具体的には新幹線の2つ隣の座席からの視線からは完全に守れると思ってOK。まず正面からだとこう。

右隣の席だとこう。

2つ隣の席だとこれぐらいになる。

真隣の人からはまぁまぁ見えるけど、それでも画面の半分ほどは隠せるし、まじまじ見ないと読み取れない程度まで視界を防げるから、あるとないとでは大違い。情報漏洩リスクは大幅に下げられそうだった。
ただ、画面の前に厚めのフィルムを貼るということはもちろん俺からの視認性も下がる。明確にディスプレイが暗くなるし、色合いも悪くなる(下の写真は左側のみのぞき見防止)。

せっかく綺麗なディスプレイなのに何してんだかって感じではあるけど、安全性には代えられないから良しとする。
使いまわしできないのが悲しい

ただ、「これ毎回買うの?」って思うと結構萎える。今回俺は15.3インチ用の製品を買ってしまったから、次も同じディスプレイサイズでない場合は買い替える必要がある。
パソコンを買い替えるたびに2,000円で画面保護フィルムを買って、2,000円でポリウレタンキーボードカバーを買って、2,000円でケース買って、3,000円でのぞき見防止シートを買ったらそれだけで9,000円の追加になる。

大切なパソコンと情報を守るためとはいえ結構ダルい。が、なら情報漏洩しても良いのかと問われるとそれは死ぬ。だからそんなもんだと受け入れるしかない。つらたん。
画面ロックだけは習慣づけてほしい

一応結論としては3,000円で俺のセキュリティ性を高められたからめでたしめでたしってことにはなる。とはいえこれは序章に過ぎない。
のぞき見防止シートを使っていたとしても画面ロックせずに離席したら情報を盗まれる可能性はいくらでもあるし、パソコンを持っていかれたらやっぱり終わり。
ということでのぞき見防止シートの購入は任せるとして、日本人はもっとセキュリティ意識を高めるべきだと啓蒙していきたい。せめて画面ロックは徹底するよう心掛けてほしい。
セキュリティと利便性はトレードオフ

もちろん高いセキュリティ性は俺にとっても壁になる。あらゆるパスワード管理をBitwardenに任せたケースもそうで、
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セキュリティ性は高まったけど、明らかにパスワード管理の手間も増えた。それでもパスワードが漏れるよりはマシだから導入した。
のぞき見防止シートも同じ。視認性は下がるし荷物が増えるし俺にとっても明らかに邪魔なんだ。それでも俺はパソコンに人生を預けてるから導入したって話。
だからパソコンで仕事をしてない人、パソコンにお金を預けてない人はここまでしなくていいと思う。その辺の匙加減は各々で判断してほしい。画面ロックだけよろしく。


