2022年はいよいよスマホ市場の成熟してきた感があるんだけど、その分選択肢増えすぎの選べなさすぎ状態になった。こんな状況に右も左もわからない初心者を放り込むわけにはいかない。
ということでもし俺がスマホに拘りはないけど乗り換えを検討している初心者なら、という視点でスマホと通信回線のガイドラインを示すから参考にしてほしい。
この記事は常に最新に更新する予定(最終更新2022年11月4日)
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スマホの選び方
そもそもスマホってどういう基準で選べばいいの?ってのがムズイから、まずは俺がスマホを選ぶときに重視している条件を重要な順に解説していく。それが下記。
- 処理能力(Antutu60万点以上)
- バッテリー(1日は使える)
- カメラ画質(綺麗な方が良い)
- 付加価値(あると嬉しい)
- 大きさ(6.1~6.2がベスト)
処理能力(Antutu60万点以上)
まずは何より処理能力が重要。スマホは24時間をともにする人生のパートナーだから最低限足を引っ張らない範囲の性能は欲しい。
俺の基準としては理想はAntutuベンチマークスコア60万点以上で、低くても50万点は欲しい。とはいえこれは2020年に発売されたスマホの最新CPUであるSnapdragon865なら超えられるから意外とハードルは低い。
過去にガジェマガで計測した結果を一覧にすると下記。
- iPhone 13 Pro 796452(A15)
- Zenfone 8 793557(Snapdragon888)
- Pixel 7 Pro 788900(TensorG2)
- Find X3 Pro 747175(Snapdragon888)
- Pixel 6a 731622(Tensor)
- iPhone 12 707452(A14)
- Pixel 6 Pro 701148(Tensor)← 過剰性能ライン
- Mi 11T Pro 693369(Snapdragon888)
- moto g100 664795(Snapdragon870)
- Galaxy Note20 Ultra 644423(Snapdragon865+)
- Galaxy S20 630889(Snapdragon865)
- Nothing Phone 583647(Snapdragon778G+)
- Galaxy S20 582949(Snapdragon865省電力モード)
- Xiaomi Pad 5 576689(Snapdragon860)← 必要十分ライン
- realme GT Master Edition 539784(Snapdragon778G)
- Mi 11 Lite 5G 519539(Snapdragon780G)
- Mi 9 500624(Snapdragon855)← 最低ライン
- Reno 5A 376881(Snapdragon765G)
- Redmi Note 10 Pro 343568(Snapdragon732G)
- AQUOS sense 4 282575(Snapdragon720G)
2019年発売のMi 9でも射程内だから、最悪そこまで遡ってもOK。中古スマホも含めると最低限使えるスマホの選択肢はかなり広い。
バッテリー(1日は使える)
スマホをスマホとして使い続けるためにバッテリーは性能の次に重要。当たり前だけどスマホは電源が切れたら重りにしかならないんだ。で、俺が最低ラインとしているバッテリー持ちは寝る前に充電すれば翌日は使える1日持ちで、具体的にはPC Mark for Androidのスコアで最低でも10時間は欲しい。過去のガジェマガの計測結果を一覧にすると下記。
- AQUOS sense 4 20時間58分バッテリー
- ZenFone 6 18時間20分
- moto g100 17時間59分(90Hz)
- Redmi Note 10 Pro 16時間57分(60Hz)
- Nothing Phone 15時間27分
- ROG Phone II 15時間21分(120Hz)
- Pixel 6a 14時間57分
- ZenFone 7 Pro 14時間31分(90Hz)
- Mi 9T 14時間27分
- Xiaomi Pad 5 14時間6分(120Hz)
- iPhone 13 Pro 13時間52分
- UMIDIGI S3 Pro 13時間45分
- iQOO Neo 3 13時間9分(144Hz)
- Pixel 6 Pro 12時間58分(120Hz)
- Redmi Note 10 Pro 12時間12分(120Hz)
- Mi 11T Pro 12時間6分(120Hz)
- Mi 9 12時間3分
- Nothing Phone 11時間59分(120Hz)
- Mate 20 Pro 11時間21分
- Mi 11 Lite 5G 11時間19分(90Hz)
- realme GT Master Edition 11時間3分(120Hz)
- Galaxy S20 10時間44分
- Find X3 Pro 10時間31分(120Hz)
- OnePlus 8 Pro 10時間31分(120Hz)← 最低ライン
- UMIDIGI S5 Pro 9時間45分
- Galaxy Note20 Ultra 9時間35分
- Mi 10 9時間29分
- iPhone12 8時間13分
- Galaxy S20 8時間(120Hz)
- ZenFone 8 6時間57分(120Hz)
- Alldcube M8 4時間47分
10時間より少ないと一日の途中でバッテリーが切れてしまう事態が頻発して使い物にならない。バッテリー持ちは長ければ長いほど良い。
カメラ画質(綺麗な方が良い)
ここからは拘り。俺は次にカメラを重視する。写真が綺麗に撮れれば思い出を綺麗に残せるから。カメラを持ち運ばないためにも、俺はカメラが綺麗なスマホを探し続けてる。
理想は超広角、広角、望遠の3つがついていて、それぞれが綺麗だとなおいい。けどどうしても値段が高くなる。だからあくまで拘りで。
付加価値(あると嬉しい)
付加価値は下記の4つ。
- デュアルSIM
- 無線充電
- おサイフ
- 防水
どれもないよりはあった方が良い機能ばかり。ただ、全てに対応するスマホは意外と少ないし高い。俺は上二つのデュアルSIMと無線充電を必須条件にしている。
大きさ(6.1~6.2がベスト)
最後の大きさは俺は重視していない。理想はiPhoneシリーズとかGalaxyシリーズ6.1インチだけど、別に6.7インチでもいいし、6.9インチでもOK。
思っている以上に使っていれば慣れる。ただ、拘りたい人は拘ればOK。
性能と値段のバランスで選ぶ
これらの条件とお値段の兼ね合いで選ぶ。当然高い方が性能も高い。とはいえ出せる金額は人それぞれ。誰もが俺みたいなスマホオタクじゃないから、自分の出せる金額と妥協できる機能を比較検討して選べばOK。
とはいうものの知らない人にはそれがムズイ。だからここからは俺が初心者におすすめだと思うスマホを紹介する。
スマホのおすすめは3ブランド
現在のスマホ市場はブランドが乱立しすぎててヤバいんだけど右も左もわからない人はとりあえず下記3ブランドから選べばOK。
- iPhone
- Galaxy
- Pixel
中でも安くて無難な選択肢が良いのであればiPhone12、Pixel 6a、Galaxy S20の中から選べば間違いない。
もちろん他にも選択肢は腐るほどあるし、それらが悪いわけでもない。ただ、この3機種がバランス型で最も人におすすめしやすい。
iPhone12
iPhone12の特徴は下記。
- 最強CPU A14チップ搭載
- 6.1インチフルHD+有機ELディスプレイ
- 高画質カメラ
- 最強の動画手振れ補正
- 無線充電、IP68耐水、おサイフ対応
- 超軽量162グラム
- SIMフリー
- 税込み92,800円~(記事執筆時点)
特筆すべきはその軽さで、6.1インチディスプレイでありながらたったの162グラムでしかも省電力性が向上したことでバッテリー持ちはiPhone11とほぼ変わっていないんだとか。
更に付加価値全部入り。ただし今回紹介する3機種の中でお値段が一番高い。最悪中古で購入するのもあり。
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Galaxy S20
Galaxy S20は2020年発売のサムスンのフラッグシップスマホ。3年前のスマホだけどその処理能力は十分で、今でもストレスなく利用することが可能。
具体的な特徴は下記。
- Snapdragon865搭載
- 6.1インチ有機EL120Hzディスプレイ
- 無線充電、逆無線充電
- デュアルスピーカー
- おサイフ対応(日本版のみ)
- IP68防水
- トリプルカメラ(標準、広角、望遠)
- 税込み54,000円前後(記事執筆時点)
基本的な性能は豪勢な全部入り。ただしバッテリー容量が少なく、今回紹介する3機種で最もバッテリーが持たない。
今は中古でしか入手できないからSIMロックに注意。Galaxy S21とかGalaxyy S22もおすすめではあるけど価格が高い。
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Pixel 6a
Pixel 6aはグーグル製の純正スマホPixel 6の廉価版で、その値段に対する性能の高さが評判。
特徴は下記。
- Tensor搭載
- デュアルカメラ(標準、超広角)
- おサイフ対応
- IP67防水
- デュアルスピーカー
- デュアルSIM(eSIM)
- その他グーグルオリジナル機能搭載
- 税込み53,900円(記事執筆時点)
53,900円で買えるハイエンドスマホでありながら搭載されている付加価値も豊富で隙が無いのが強み。
足りない機能は無線充電、120Hzディスプレイ、望遠カメラの3点のみ。これ以外は全部入り。それなのに53,900円。
独自CPUであるTensorの処理能力もAntutu73万点と超高性能なのにバッテリーも2日持ち。
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おすすめの通信回線は1択
2022年現在はどこと契約しても3,000円から5,000円の範囲に収まるから基本的にはどこでもOK。菅政権のお陰で通信料で毎月1万円かかる時代は終わった。
だから選ぶポイントは下記でOK。
- 契約のわかりやすさ
- 繋がりやすさ
値段の差はほとんどないからわかりやすさと安心感が重要。もちろん探せば1500円程度のプランもあるんだけど、通信速度とかエリアとか、何かしらの我慢が必要。自分で調べて納得できる人はそっちでもOK。
今回は無難なプランのみを選択する。
ahamo(docomoサブブランド)
大手キャリアdocomoが出す格安通信ブランド。docomoの安心感とプランのわかりやすさが決め手。
プランは下記2つ。
これだけ。超わかりやすい。
家にWiFiがある人は20ギガプラン。家にWiFiがない人、外で動画をよく見る人は100ギガプランを選べばOK。
通信回線は他にも腐るほどあるけど今はどれも安いから頑張るメリットは薄い。基本的にはahamo一択で良い。
デュアルSIMを駆使するおすすめ通信回線
ただ、上で紹介したスマホの内iPhoneとPixelは物理SIMとeSIMを使うデュアルSIMでの運用が可能。そこまで頑張りたい人にお勧めの契約方法は下記。
楽天×povo
楽天 | povo2.0 | |
データ | 爆速無制限 | 128kbps |
価格 | 2980円 | 0円 |
デメリット | エリアが狭い | 課金あり |
都会でしかつながらない楽天のエリアの狭さをpovoでカバーする運用。俺がこれ。
都会在住なら楽天だけで運用可能で月額2,980円。田舎に行って楽天がつながらなくなればpovoに切り替えて課金すればOK。
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【楽天UN-LIMIT VI】1ギガ0円プランから見る楽天の狙い
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mineo×povo
mineo パケット放題Plus |
povo2.0 | |
データ | 無制限 | 128kbps |
価格 | 1,683円 | 0円 |
デメリット | 1.5mbps | 課金あり |
mineoのパケ放題とpovoの組み合わせ。基本的にmineoは日本中で繋がるから月1,265円のみで運用可能。
ただし1.5mbpsは次々とコンテンツを読み込むTwitterとかInstagram、TikTokに弱い。SNSやってない人向け。mineoパケット放題Plusの具体的な速度は下記動画参照。
どうしても速度が必要な時はpovoで課金すればOK。
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【mineoパケット放題Plusレビュー】1.5Mbps無制限プランの実用性
最近mineoで新しく出た使い放題プランがが結構人気ですよとアフィの担当者に教えてもらったんだけど、内容を見てみるとこれが確かに意外と良い。 今までmineoは取り扱いスマホがしょぼいから敬遠していた ...
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ユニクロ的なスマホと通信回線の紹介
上でも書いたけど今はスマホもプランも腐るほどある。今回はあくまでもスマホ、通信回線の知識、興味がない人向けの最大公約数的な選択肢を紹介した。服で言うところのユニクロだと思ってほしい。
更に詳しく知りたい人は自分で色々調べつつ、自分に最適なスマホ、通信回線を探すことを楽しんでほしい。
ただ、一昔前と違って今はコスパの悪いスマホもなければ特段高い通信プランもない。どれを選んでもハズレの無い良い時代になったから、ここで紹介したスマホ、プランでも十分合格点だから安心してほしい。
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