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【BenQ SW271レビュー】最強に色が正しいカラーマネジメントモニター

2020年4月24日

俺がメインで使ってる半年前に購入したBenQの4KディスプレイはTN液晶だから色合いがかなり微妙。

せっかくコンテンツを作成してもあとからスマホで見たらイメージした色合いと違うことが多くてその仕上がりに悩んでいた。

なんだかんだ俺もいつの間にかクリエイターの端くれだから仕事道具には拘るべき。ということでBenQのクリエイター向け4Kディスプレイを購入したから簡単にレビューする。

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この記事の目次(クリックでジャンプ)

ディスプレイ駆動方式による違い

そもそも俺はディスプレイには詳しくない。RGBカバー率99%とか言われても何それ食べれるの?って感じだけど、使ってるTN液晶の色合いが酷いことは俺にもわかる。

そこで軽く調べてみるとディスプレイ駆動方式ごとの違いは下記だった。

TN液晶 VA液晶 IPS液晶 有機EL
画質
値段 ×
応答速度 ×
発色 ×
コントラスト × ×
視野角 ×

TN液晶はゲーマー向け

俺が使っていたTN液晶は応答速度が速い代わりに色の再現性が低いゲーマー向けのディスプレイらしかった。色合いに拘るのであればIPSディスプレイを購入するべきなんだけど、半年前の俺は4Kディスプレイを安く買うことしか考えてなかった。その時の記事が下記。

4Kモニターのデュアルディスプレイ環境快適すぎ【EL2870U】

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購入した27インチ4Kディスプレイの作業性には大満足していたんだけどどうにも色が悪い。

ブログを更新してもYoutubeを投稿してもスマホで確認すると微妙に色合いが違う。

結局投稿した後に画像の差し替え作業をしたりしていて、明らかに俺の仕事効率を落としていたから思い切って買い替えることにした。

4KIPS液晶BenQ SW271

買い替えると言っても今の不満は色合いだけだから、27インチ4Kの条件は引き続き継続。その条件でディスプレイを探したんだけど、4Kで27インチって思っている以上に選択肢が少ない。

どうも世の中はゲーミングモニターが人気らしくて、144Hzという売り文句ばかりなんだけどゲーミングは解像度が低くて作業性が高くないからボツ。

そこで最近流行りのLGの横長湾曲ディスプレイ34WL75C-Bも検討したんだけど、

LGの横長湾曲ディスプレイって見た目が横に長いだけで解像度は3440×1440だから結局4Kの方が作業領域は断然広い。

特に俺の場合はブログ作業が多いから縦の視認性も重視していて、4Kなら縦2160ピクセル分で左右分割表示して使えることにメリットを感じていた。

ということで横長湾曲ディスプレイもNG。

BenQ SW271一択

最後に候補に挙がったのが今回購入したBenQ SW271だった。というかコロナの影響もあってモニタが爆売れしてるらしくこれしか残って無かった。

でもこれ価格が13万ととにかく高い。そりゃ売れ残るわけだわ。

とはいえモノは価格相応で、BenQ SW271はプロカメラマンによる使用を想定しているらしくてとにかく色の再現性が高いらしい。しかも外光を遮るためのフードまで標準でついてくる始末。

なんでも外光を遮った方が色が安定するんだとか。フードとかマジでいらねーとは思ったけどこれ以外に選択肢が無いし、最近の経験として一番高いものを買った方が買い足しが消えて結果的に安く付くことを実感していたから購入することにした。

3年物損水没保証もつけて15万。高すぎるけどこれがディスプレイ終着点になると踏んで思い切った。もう買い替えない覚悟だから箱は即日捨てた。

BenQ SW271は発色が超綺麗

BenQ SW271が届いてから早速設置してみたんだけど、とにかく発色が綺麗だった。嘘ついた。俺は発色の正解を知らないからBenQ SW271を信用するしかない。

キャリブレーションレポート付き

とはいえBenQ SW271は高いだけあって工場出荷時に発色を厳密に調整してくれているらしくて、ダンボール箱にキャリブレーション報告書的なのが同封されていた。

中を開くといかにも色が正しそうな内容が記載してあった。

うん。これなら信用できる多分。

そんなにきれいだというなら今までのディスプレイと比較したい。

そこで27インチを必死に二枚並べて今まで使っていたディスプレイと比較した写真が下記。左が新しく購入したBenQ SW271。

今まで使ってたBenQ EL2870Uはちょっと白っぽいなと思ってたんだけどやっぱり白かった。

更にディスプレイを斜め45°まで傾けるとこんな感じ。

視野角が狭いTN液晶は見れたもんじゃないけどIPSのBenQ SW271は安定している。これは45°まで傾けているから顕著だけど、この色の変化は正面から見た時の画面端でも微妙に起こってるはず。そりゃコンテンツの色が変になるわけだわ。

BenQ SW271を正解と仮定するならばの話ではあるけどWindows標準の壁紙ってこんなに濃い青だったのが意外だった。

よくわかってはいないけどRGBカバー率99%だから多分これが本当の色のはず。

これで色の失敗が無くなるから作業性は向上する多分。この段階でとりあえず満足。

BenQ SW271はノングレア液晶

ほとんどのディスプレイがそうだけどBenQ SW271もノングレア液晶だから光の反射が少ない。

確かに部屋の中でも見やすいのが魅力だけど光が分散するから全体的に白っぽくなるとかで一長一短。

この辺は好み。俺は気にならない。グレアのディスプレイは市場にほぼ存在しないからグレアが欲しい場合は選択肢がほぼApple製品一択になる。

BenQ SW271は狭額縁液晶

BenQ SW271はノートパソコンでは当たり前になりつつある狭額縁を採用している。

お陰で設置した印象も随分スタイリッシュになった。

ここまでの狭額縁は外部ディスプレイとしては珍しいから嬉しい。

BenQ SW271は機能も凄い

BenQ SW271はディスプレイ以外の部分もかなりグレードが高い作りになっていてさすが高いだけあるなって感じだった。

俺は使わないけど外光を遮るフードが標準で付いてくるし

ディスプレイスタンドが思ってる以上によく出来てる。

BenQ SW271はモニタの接続が超簡単

BenQ SW271のスタンドのモニタを支える部分には4つの爪がついていて

ここにディスプレイを押し込むだけでパチッと接続が完了してしまう。

ネジがいらないことにちょっと感動する。グレード高そう。

BenQ SW271は角度と高さも自由自在

更にこのスタンドは斜め45度までの角度を自由に変えられる構造で、

上から指で軽く押すだけで

高さをここから

ここまで調節できる。

スタンドにはハンドルもついているから移動も楽々。というほど軽くはないけど配慮はされてる。

BenQ SW271はVESA規格対応

もちろんVESA規格にも対応してるからアームへの取り付けも可能。

BenQ SW271はコントローラー付属

更にコントローラーも付属するから

スタンドに取り付けることで入力の切り替えとか設定変更が簡単にできる。

凄い!至れり尽くせり!高いだけある!

BenQ SW271は俺が考え得る限りのあらゆる配慮が為された製品だった。

BenQ SW271の入力端子

BenQ SW271は高いだけあってもちろん入力端子も豊富に用意されている。

底面には

  • HDMI×2
  • Displayport
  • USB Type-C

を備える。

最近のハイエンドノートパソコンで増えてるType-Cでの接続に対応しているのが珍しい。

右側面はUSBが2つとSDスロットが一つ。

機能が多過ぎて全然使いこなせる気がしない。

BenQ SW271はハードウェアキャリブレーション対応

今回購入したBenQ SW271は出荷の段階では色の調整をしてくれているんだけど、それはあくまで工場の明かりの色に合わせたものらしい。

ということで家の明かりに合わせてまた色調整をするのが理想的なんだけど、BenQ SW271はハイエンドモニターだからハードウェアキャリブレーションにも対応している。らしい。

何を言っているかわからない人もいると思うけど俺もわかってない。とにかくBenQ SW271は専用の機材を購入することで色調整ができるらしい。

液晶は長期間使用することで次第に色が劣化するらしいから、一年くらい使ってからハードウェアキャリブレーションに挑戦してみようと思う。その時にまた記事にする多分。

BenQ SW271をセッティングして完了

BenQ SW271はこのディスプレイのために購入したエルゴロトンのモニターアームでセッティングした。

エルゴトロンのモニターアームを選んだ理由はモニターアームの先端部分を自由自在に回転させられるから。

これを

回転して縦にもできる。

縦にして使う予定はないんだけど、Youtube撮影でモニタの位置を変えた時にモニタが微妙に傾くのが気になっていた。

エルゴトロンならモニタの角度まで微調整できる。

エルゴトロンのモニターアームはさすがに高いだけあってアームが安定しているのに動きが滑らかで使いやすい。今まで安物をいくつか買ってきたけど、これなら将来的にも安心して使い回せる。やっぱり一番高い物を買う方が買い足しが無くなって安く付く。

ディスプレイは最も長く見つめるデバイス

なにはともあれ色彩に関しては工場出荷時キャリブレーションのお墨付きだし、BenQ SW271なら将来的にも自分で色を修正し続けることができるから、これでもう写真とか動画の大幅な色のずれに苦しめられることは無いはず。

もちろんそのためにはハードウェアキャリブレーション用の機材を別途購入するという新たな課題はあるんだけど、それを乗り越えれば永遠に安定した発色で使い続けられる。とりあえずBenQ SW271はディスプレイの一つの終着点だから壊れない限りはこのディスプレイを使い続けることになると思う。

そもそもディスプレイは毎日俺が最も長時間見つめるデバイスなんだし仕事に使う機材である以上妥協するべきじゃない。もっと早くこのディスプレイを買っておくべきだった。

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