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パソコン・周辺機器

MateBook 13と比較してX Proのコスパを再認識した話

2019年4月14日

Huaweiがクラムシェル型のノートパソコン分野に進出してから3世代目となるMateBook 13が発売された。なにを隠そう俺が現在使っているノートパソコンは2代目として発売されたMateBook X Proで、この文章もそれで書いている。

今回は2代目のMateBook X Proを使う俺視点でMateBook 13と比較して両者の購入ポイントを検討したい。

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この記事の目次(クリックでジャンプ)

Huawei MateBookの特徴

Huaweiのノートパソコンは、まだ市場に参入したばかりとは思えないレベルの仕上がりで、スマホ市場で世界を牽引している王者の貫禄を感じさせられる。

俺も新しい作業環境を一新するためにノートパソコンを買い替えるタイミングで色々検討したんだけど、俺の中ではMateBook X Proが最適解だと判断して購入した。すでに6か月使っているけど今も不満なく使えてる。

それまで4台のモニタを使っていた作業環境をMateBook X Proに置き換えた記事はこちら。

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Huawei MateBookの強み

Huaweiのノートパソコンの強みは下記。

  • アスペクト比3:2のディスプレイ
  • 指紋センサーによる爆速簡単ログイン
  • MacBookそっくりのシンプルデザイン
  • 長時間バッテリー
  • 高音質スピーカー
  • 広いタッチパッド

持ち運びを想定したノートパソコンとして抑えるべきところを抑えながら、アスペクト比3:2のディスプレイを採用しているのが強み。

アスペクト比3:2の縦長ディスプレイによる視認性は抜群で、俺はいつも画面を左右に分割して使っている。

これによってMateBookは外出先でもまるでディスプレイを2つ持ち運んでいるかのように快適に使える。

デザインはMacBookに酷似しているから

リンゴシールを貼ればこの通り。

誰もMacBookだらけのカフェの中にスパイがいることには気付かない。

縦長ディスプレイに慣れると他を使えない

特にアスペクト比3:2のディスプレイの利便性はブラウジングに大きく関わる。この画面比率を採用しているパソコンはMateBookの他にはSurfaceしかなくて、しかもMateBookはSurfaceよりも安い。Huaweiはノートパソコン市場を研究して隙間を上手く狙って参入した。

去年発売されたMateBook X Proを2か月使った感想はこちら。

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Huawei MateBook13のスペック

2019年に発売されたMateBook 13と去年発売のMateBook X Proのスペック比較が下記。

MateBook 13 MateBook X Pro
液晶サイズ 13インチ 13.9 インチ
解像度 2160x1440 3000x2000
CPU Core i5 8250U

Core i7 8550U

Core i5 8250U

Core i7 8550U

ストレージ SSD:256GB/512 SSD:256GB/512
メモリ 8GB 8GB/16B
駆動時間 10時間 12時間
重量 1.28kg 1.33 kg
USB-A(フルサイズ) 0 1
USB-C 2 2
本体サイズ 286x14.9x211 304x14.6x217

MateBook 13は廉価モデルながらハイスペック

MateBook 13は10万円で購入できる廉価モデルという位置づけながら、処理能力を左右するCPUとメモリは上位モデルのMateBook X Proとほぼ同じ。

唯一MateBook X Proはメモリ16ギガの上位モデルを選択できるけど、価格が20万に跳ね上がる。

MateBook 13にはフルサイズUSBがない

この2機種の選択する最大のポイントは恐らくフルサイズUSBの有無になる。MateBook 13にはフルサイズUSBが無いけどMateBook X Proには一つだけついている。

Matebook X ProレビューフルサイズUSB

実際俺がMateBook X Proを候補に入れた理由もフルサイズUSBを搭載していることだったりする。もちろんMateBook 13にもType-cが2つついてるからドッキングステーションを接続することでどうにでもなるんだけど手間が一つ増える。

ドッキングステーションを使ってType-C端子を最大限活用する方法は下記の記事を参照。

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フルサイズUSBはコンパクトさとトレードオフ

カフェでよく見かけるMacBookにもフルサイズUSBはついてないんだけど、みんながオシャレさとコンパクトさを引き換えに不便さを受け入れている格好だ。

MateBook 13は薄くない

それならMateBook 13は薄いのかというとそうでもなくて、厚みは寧ろMateBook X Proの方が薄い。どうしたHuawei。

ほとんどの外部機器がフルサイズUSB規格であることを考えると、フルサイズUSBは無いよりはあった方が絶対良い。MateBook 13を買うならまずフルサイズUSBが無い不便を受け入れる用意が必要になる。

MateBook 13の画面解像度は2K

次にポイントになるのが画面解像度だ。アスペクト比3:2というMateBookの縦長ディスプレイの魅力はそのままだけど、MateBook X Proの3Kと比べると画面解像度が低い。

2Kだとブラウザを左右でフル表示できない

実は俺の妹が初代のMateBook Xを使っていて、全く同じ13インチの2K解像度なんだけど、2K解像度だとブラウザを左右に並べてもフルで使えないことが多く使いにくい。

もちろんブラウザを左右に並べる使い方は一般的ではないから、多くの人は困らないんだけど、俺みたいにデュアルディスプレイ的な使い方を想定している人は快適に使えないから注意。

画像や動画では活躍

単純に写真とか動画を高解像度で楽しみたいというニーズであれば2K解像度を最大限活用できる。

MateBook 13の重量は1.28キロ

もう一つ違和感を感じるのがここ。MateBook 13は1.28キロと重くはないけど軽くもない。極めて普通の重量だから良いんだけど、一方でMateBook X Proが1.33キロと50グラムしか違いが無い。

MateBook 13の強みは価格と重量

初代MateBook Xが1.08キロで13インチクラスとは思えない軽さが魅力だったの対して、今回のMateBook 13は1.28キロとごく普通の重さで弱い。

MateBook 13が劣っている点

MateBook 13がMateBook X Proと比較して劣っている点は下記。

  • 13.9インチ ⇒ 13インチ
  • 3K解像度 ⇒ 2K解像度
  • フルサイズUSBあり ⇒ フルサイズUSB無し
  • バッテリー12時間 ⇒ バッテリー10時間
  • 厚み14.6mm ⇒ 厚み14.9mm
  • 最高の指紋センサーは健在

MateBook 13が優れている点

これだけの物を失いながらメリットは3万円安い価格と50グラム軽い重量のみ。

更に10万円を超える買い物においては、3万円の差額が持つ意味は小さい。しかもノートパソコンは一度購入したら2年間は使うことになるから、期間も考慮すると更に3万円が気にならなくなる。どうしたHuawei。

MateBook 13はデュアルファン搭載

この重量の原因はMateBook 13が新しく搭載したデュアルファンによるものだ。初代のファンが無いMateBook Xとか、俺が使っているMateBook X Proは熱に弱いと言われいて、重い処理を走らせるとパフォーマンスが落ちやすい。

MateBook 13は長時間の重い処理に強い

Huaweiは今までのMateBookが抱える熱問題をデュアルファンの搭載によって改善した。これによってLightroomでの写真現像とか動画編集、ゲームプレイなどなど重い処理を長時間続けても本来のパフォーマンスを維持できるようになった。

超美麗ディスプレイと爆速指紋センサーは健在

更に、MateBook 13はHuaweiの強みである超美麗ディスプレイと感度の良すぎる指紋センサーを継続して搭載している。

画面占有率が88%の狭額縁の超美麗ディスプレイは健在。

10万円で購入できるパソコンとしては十分レベルが高いのは間違いない。

MateBook 13は間違いなく正解

MateBook 13に違和感を感じる原因はMateBook X Proが強すぎたからなんだ。MateBook 13は購入して後悔するような製品じゃないし、どちらかというと当たりなのも間違いない。ただ、上位モデルのMateBook X Pro-が凄すぎて霞んでいるだけ。

重い処理を重視する人に

特に動画編集とかゲームプレイとかの重い処理を長時間続けたい場合はMateBook 13はその真価を発揮する。予算を少しでも抑えたい。重い処理を長時間走らせたいという人にはシリーズ最高のMateBookだ。

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