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じゃん。
買ってしまった。Inspiron 11 3000シリーズ 価格.com限定 エントリー・プラス Pentium N3700・128GB SSD搭載モデル。価格ドットコムで人気ランキング1位の4万円ノートパソコンだ。ついこのあいだASUSの3万円ノートパソコンのE200HAを買ったところなのに。だってこんなにコスパがいいパソコンが出てくるなんて夢にも思わなかった。せっかく買ったんだから簡単にレビューしたい。
まずスペック
今回はメインで使っているAspire V5 V5-171-H32D/Sと、ASUSのE200HA(R209HA)と合わせて比較したい。
Dellサブ機 | ASUSサブ機 | Acerメイン機 | |
基本スペック | |||
液晶サイズ | 11.6 インチ | 11.6 インチ | 11.6 インチ |
CPU | Pentium N3700 | Atom x5-Z8300 | Core i3 2367M |
1.6GHz/4コア | 1.44GHz/4コア | 1.4GHz/2コア | |
ストレージ容量 | SSD:128GB | eMMC:32GB | HDD500GB |
メモリ容量 | 4GB | 2GB | 8GB |
メモリスロット | オンボード | オンボード | 2(1) |
解像度 | WXGA (1366x768) | WXGA (1366x768) | WXGA (1366x768) |
メモリ規格 | DDR3L PC3-12800 | DDR3L PC3-12800 | DDR3 PC3-10600 |
詳細スペック | |||
ビデオチップ | Intel HD Graphics | Intel HD Graphics | Intel HD Graphics 3000 |
無線LAN | IEEE802.11a.b.g.n.ac | IEEE802.11a.b.g.n.ac | IEEE802.11.b.g.n.ac |
LAN | 非搭載 | 非搭載 | 10/100/1000Mbps |
その他 | Webカメラ | Webカメラ | Webカメラ |
HDMI端子 | microHDMI端子 | HDMI端子 | |
Bluetooth | Bluetooth | Bluetooth | |
USB3.0 | USB3.0 | USB3.0 | |
microSDカードスロット | microSDカードスロット | VGA端子 | |
駆動時間 | 10.25 時間 | 12 時間 | 5 時間 |
OS | Windows 10 Home | Windows 10 Home | Windows 7 Home |
サイズ・重量 | |||
幅x高さx奥行 | 292x22.23x196 mm | 286x17.5x193.3 mm | 285x27.35x202 mm |
重量 | 1.2 kg | 0.98 kg | 1.38 kg |
処理能力のところで圧倒的に優位にあって、その他の数値を手堅く抑えてきた印象だ。ASUSには劣るがバッテリーが10時間持つなら十分だろう。重量も1.2キロと一般的な11.6インチのノートパソコンよりも100グラム軽い。
なによりもCPUが第6世代PentiumNで、メモリが4ギガ、SSD128ギガまで搭載して4万円はすごい。なにがすごいって何一つ性能に妥協しないパソコンが、たったの4万円で手に入る。これはやばい。安いんだから我慢しないと、って要素が全くない。全世界に手放しでおすすめできるパソコンがこれだ。迷ってる人はこの記事を読み終わったらすぐに買ってもらいたい。
これでとうとう似たようなパソコンが我が家に3つ存在することになった。早速詳細に見ていきたい。
色は白と赤の二色だ。天板の質感は非常にプラスチッキーでカモフラージュをしようとした形跡すら感じられず安っぽい。パソコンは中身が重要だという主張をここからも感じられる。
裏面も非常にすっきりしている。隙間が一切ないことからお分かりだとは思うが、ファンレスの構造になっている。最近のノートパソコンはファンのような非効率なものは搭載しない傾向にある。それでいて処理能力は高いのだから技術の進歩はすごい。
前面にはパソコンの開閉に便利なくぼみがついている。
実際の重量は1153グラムだった。カタログスペックより軽いのが素晴らしい。
ASUSのパソコンよりも重い分、厚みも少しあるが、これくらいの厚みなら誤差の範囲だ。A4のノート二冊分のスペースで持ち運べるのだから何の文句もない。それにしても俺の机が湾曲しすぎててびっくりした。
キーストロークは1mmほどで、ASUSやAcerのノートと比べてもかなり浅い。慣れるまでは違和感を感じるだろうが、キータッチなんて結局は慣れなのでなんてことはない。矢印キーはノートパソコンにありがちな使いにくいタイプのものだった。ここはシフトキーとのトレードオフなので難しいところだけど、なんとかしてもらいたい。
画面性能は高くない。視野角は狭く、改造も1360×768と低い。パソコンの正面に座って使う分には全く問題はない。
しかしながら、Dellのノートは画面が非常に青い。調整しないと違和感を感じる青さだ。
最高輝度、最低輝度はAcer、ASUS、Dellも変わらず全く一緒だった。真っ暗闇で使う場合画面がまぶしすぎると感じることがあるので、最低輝度はもっと落とせるようにしてもらいたい。
ASUSとDellのキーピッチ比較。タッチパッドがASUSの方がわずかに広いが、Dellのタッチパッドも全く違和感を感じず使える。
安っぽい質感と浅いキーストローク意外にケチをつけるとすれば電源が大きいことだ。
ASUSの電源は小ぶりにまとめてあって持ち運びやすい。
性能比較
実際の性能について、少し触れば即違いが分かるほど快適だが、せっかくなのでおなじみのクリスタルマークで測定してみた。
Dellのノートが圧倒的すぎて、メイン機を降板させるか悩む。メイン機はUSBが3つあること、500ギガのHDDの容量一杯までデータが入ってること、SDカードが使えること、8ギガメモリのおかげで不満は感じていないことから、メイン機はメイン機として続行してもらうことにしたが、もはやサブ機の方がスペックが高い。
拡張性
サブ機の拡張性はやはり乏しく、USBは2つ、microSDスロットが一つ、イヤホンジャックが一つとHDMI端子が1つだ。microHDMIではない使いやすさが地味にうれしい。ところで第6世代PentiumNならばディスプレイ出力は3つまで対応しているが、肝心のディスプレイ出力端子がHDMI出力1つのみなのが惜しい。D-sub出力も搭載していれば確実にメイン機に置き換えていただろう。
バッテリー
バッテリーはASUSのパソコンほど公称値には近くなく、もって8時間ほどという印象だ。それでも十分だろう。ただ、PentiumNの特徴か、Windows標準のバッテリー節約機能をオフにするとバッテリーの持ちが半分になるので気を付けたい。オンの状態でも通常利用には全く問題ないように感じるので、常にオンになるように設定しておきたい。
これに対してASUSのパソコンはバッテリーは実際に11時間持つ印象で、バッテリー節約機能の影響もほとんどないように感じた。
Inspiron 11 3000のコスパはすごい
とまぁいろいろとケチは付けてみたものの、コスト面でかなりがんばった結果であり、しかもすべてパソコンの実利用にはほとんど影響しない内容だ。なによりもASUSのノートに1万3千円追加するだけで、これだけスペックアップしてくれるのであればDellのノートを選ばない理由はない。