今やHuaweiは世界3位のスマホメーカーにまで上り詰めた。
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2016年に日本で最も売れたシムフリー端末P9の生みの親であるHuaweiは、中国のアップルとまで言わしめるスマホメーカーだ。その端末はすべてが高い水準で、まさに世界の最先端を突き進む企業にしか生み出せない品質とコストパフォーマンスを誇る。
今回はそんなHuaweiのレベルの高い端末の中でも、比較的直近で発売されたスマホをランキング形式で紹介するので参考にしてほしい。
7位 P20Pro
ディスプレイ | 6.1(有機EL) |
解像度 | 2240x1080 |
CPU | Kirin 970 |
メモリ | 6 |
ストレージ | 128 |
バッテリー | 4000 |
防水 | ○ |
指紋認証 | ○ |
DSDS | ○ |
重量 | 180 |
サイズ | 73.9×155×7.8 |
価格 | 予想価格10万 |
レビュー
Huaweiが日本を手中に収めたスマホ。ドコモと協力して販売し、プロモーションにも力を入れたことでついにiPhoneの牙城を崩した。売りは1にも2にもカメラだ。カメラ画質評価サイトDxo MARKで歴代最高の評価を獲得したカメラの画質は伊達じゃない。その秘訣はセンサーサイズにある。画質を左右する要素の中で大きいのが光を切り取るセンサーなんだけど、iPhoneが1/2.9サイズのセンサーを採用しているのに対してP20Proは1/1.7サイズのセンサーを採用した。これはコンパクトデジタルカメラの中でも上位モデルが採用するサイズで、iPhoneXのセンサーの2倍以上の大きさを誇る。
驚異の4000万画素カメラは昼間はもちろん夜景でも圧倒的で、他のスマホを寄せ付けない。スマホのグレードとしてもハイエンドモデルに位置していて、CPUに同社のKirin970を搭載し、4ギガメモリ、ストレージに128ギガを採用した。また、有機ELパネルを実装しており、最強カメラで撮影した写真を美しい画面で確認できる。
Huawei初のドコモ端末で、DSDS機能の削除と引き換えにおサイフ機能に対応する。日本ではSIMフリー版の発売はなく、DSDSやツインアプリ機能が使えるSIMフリー版に拘りたい人は海外版を買うしか無い。スペック単体で見ると10万円という値段は少し高いが、最高画質のカメラをポケットで持ち運びたいというわがままを叶えてくれる夢のスマホだ。

6位 P20
ディスプレイ | 5.8 |
解像度 | 2240x1080 |
CPU | Kirin 970 |
メモリ | 4 |
ストレージ | 128 |
バッテリー | 3000 |
防水 | ○ |
指紋認証 | ○ |
DSDS | ○ |
重量 | 165 |
サイズ | 70.8×149.1×7.65 |
価格 | 65000 |
レビュー
Huaweiが日本を取りに来たPシリーズのフラッグシップモデル。上位モデルにPro、下位モデルにliteがある。スマホ歴代最強カメラを搭載したP20Proと最強コスパスマホP20 liteに囲まれたバランス型のスマホ。P20 Proがカメラ画質評価サイトDxo MARKで歴代最強画質を獲得したが、実はP20も歴代3位に位置しており、カメラに妥協がない。スペックもメモリ容量でProに劣るものの4ギガと十分な容量を積んでいて、CPUにHuaweiの最上位モデルとなるKirin970を搭載している。カメラも優れたハイエンドスマホでありながら6万円台で購入できる最高にちょうどいいスマホだ。
コスパという意味ではP20 liteに劣るけど、そこそこの性能にもカメラの画質にも拘りたいという贅沢なニーズに答えてくれる。生活防水やDSDSにも対応している。実は俺のメインマシンでもあり、実は俺のメインマシンでもあり、渾身のレビューも書いているので、参考にして欲しい。
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【Huawei P20レビュー】高画質カメラをポケットで持ち歩く
最安値の格安SIM
5位 Mate 20 lite
ディスプレイ | 6.3(19:6) |
解像度 | 2340x1080 |
Snapdragon 660 | Kirin710 |
メモリ | 4 |
ストレージ | 64 |
バッテリー | 3750 |
防水 | × |
指紋認証 | ○ |
DSDS | ○ |
重量 | 172 |
サイズ | 75.3x158.3x7.6 |
レビュー
Mate 20 Proの廉価版。廉価版とはいえCPUにミドルハイエンドクラスの中でも性能の高いKirin710と4ギガメモリ、64ギガストレージを搭載した。
ディスプレイは当然のように狭額縁で、スタイリッシュだしボディの質感も高い。ただ、4万円超えと廉価版にしては価格も高い。ほぼ同じ値段で遥かに性能が高いnova3があることを考えるとMate 20 liteを選ぶ理由に乏しい。
nova3は2位で紹介している。
4位 Mate 20 Pro
ディスプレイ | 6.4(有機EL) |
解像度 | 3120x1440 |
CPU | Kirin 980 |
メモリ | 6 |
ストレージ | 128 |
バッテリー | 4200 |
防水 | IP68 |
指紋認証 | ○ |
DSDS | ○ |
重量 | 189 |
サイズ | 72.3x157.8x8.6 |
レビュー
カメラ!カメラ!カメラ!3つのカメラでP20 Proを超える画質を実現した超高画質カメラスマホ。標準レンズ、望遠レンズと広角レンズを搭載したことで風景から動物園まで対応できる。とにかくカメラがすごい。
広角レンズ撮影
スーパーマクロ撮影
それだけかと思いきや、搭載されている数々の最新機能がすごい。Kirin980による現行Android最強ベンチマーク、IP68最高グレードの防水、6.4インチ有機ELディスプレイ、3120x1440解像度、無接点充電、画面内指紋認証に4200mAhの大容量バッテリーまで有する。
10万円という値段が安く感じられる、現存する全ての技術と最高の性能を詰め込んだ2018年の最高傑作。予算があるなら迷わず選びたい選択肢。
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Mate 20 Proを3週間使用した感想と悪い所【ズルトラ難民受け入れ先】
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Mate 20 Proは現在OCNモバイルONEで1.5万円オフの激安セールを行っている。詳細はキャンペーン記事を確認してほしい。
最安値の格安SIM
3位 P20 lite
ディスプレイ | 5.84 |
解像度 | 2260x1080 |
CPU | Huawei Kirin 659 |
メモリ | 4 |
ストレージ | 32 |
バッテリー | 3000 |
防水 | × |
指紋認証 | ○ |
DSDS | × |
重量 | 145 |
サイズ | 71.2x148.6x7.4 |
価格 | 32000 |
レビュー
今日本で発売されているスマホの中で最もコスパが良いスマホ。3万円で購入できる最高の選択肢がP20 liteだ。今までであれば5万円のラインで販売されていたであろう品質のスマホ。
随所にHuaweiの本気度が伺える作りで、カメラ画質にも妥協がなく、昼夜を問わず十分な画質の写真を撮影できる。前面アルミのボディは質感が高く、ストレージに32ギガ、メモリに4ギガを搭載したことで動作もサクサクだ。
コンパクトなボディにノッチ液晶を詰め込むことで、iPhone7と同じ重量にiPhoneよりも1インチも大きい5.84インチの大画面を搭載した。でもボディはコンパクトだから片手でも余裕で持てる。しかも18:9の縦長ディスプレイを搭載することで、ウェブサイトの視認性も高い。Kirin659はミドルハイエンドCPUとして十分なスペックで、PUBGや荒野行動などの3Dゲームに少し弱いものの普段利用で不満はない。
たった3万円でこの美しいフォルムのノッチスマホに簡単に手が届く。唯一の弱点はDSDSに搭載していないこと、防水・防塵に対応していないことだけど、それにしたって安すぎる。
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【P20 liteレビュー】価格iPhoneの5分の1で普通に使えるスマホ
最安値の格安SIM
2位 nova 3
ディスプレイ | 6.3 |
解像度 | 2340x1080 |
CPU | Kirin 970 |
メモリ | 4 |
ストレージ | 128 |
バッテリー | 3750 |
おサイフ | × |
防水 | × |
指紋認証 | ○ |
DSDS | ○ |
重量 | 166 |
サイズ | 73.7x157x7.3 |
レビュー
6.3インチディスプレイでハイエンドCPUを搭載しながら5万円台という異様なコスパが光るスマホ。
搭載しているKirin970はHuaweiが誇る最高ランクのCPUで、アプリの切り替えもサクサクだ。大画面ながら3750mAhバッテリーを搭載していて、2日続けて利用ができる。
前面と背面にデュアルカメラを装備し、合計4つのカメラでHuaweiが強みとしている高画質写真を撮影できるのもうれしい。
防水には対応していないけど、ボディの高い質感や機能、性能面で妥協がないハイエンドスマホだ(レビュー記事参照)
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【Huawei nova3レビュー】低価格ハイエンドスマホ【カメラも検証】
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nova 3は現在OCNモバイルONEで31万円オフの激安セールを行っている。詳細はキャンペーン記事を確認してほしい。
最安値の格安SIM
Huawei 6.3インチ Nova 3 SIMフリースマートフォン ブラック ※4つのレンズ搭載 24メガピクセルAIカメラ 【日本正規代理店品】 nova 3/Black
1位 nova lite 3
ディスプレイ | 6.21(19:6) |
解像度 | 2340x1080 |
Snapdragon 660 | Kirin710 |
メモリ | 3 |
ストレージ | 32 |
バッテリー | 3400 |
防水 | × |
指紋認証 | ○ |
DSDS | ○ |
重量 | 160 |
サイズ | 73.4x155.2x7.95 |
レビュー
とにかく価格が信じられないくらい安い。メモリが3ギガとストレージ32ギガは最近のスマホにしては少ないけどCPUは新しいKirin710を搭載したことでP20 liteよりもサクサク動作する。
6.2インチの大画面ディスプレイは19:5.9の超縦長比率を採用することで片手でも持てるスマホに仕上がった。ボディの質感も高く、デュアルレンズカメラにはAIアシストも搭載された。
とりあえずスマホが使えればいいという人におすすめしたい、まともに使えるスマホとして最も安い選択肢。
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あとがき
全てが高品質
Huaweiは多くのブランドでliteと銘打った廉価モデルを出しているんだけど、P10ぐらいからはもう全然liteじゃなくて、Mate10liteに至ってはただのハイスペック端末になってしまっている。ハイエンドモデルが超ハイエンドモデルになってしまったことで、ミドルハイエンドも上に引っ張られた形だ。端末の質感についても、実はP9 lite以外ではプラスチック素材が使われておらず、細部まで妥協のないHuawei端末のレベルの高さに驚きを隠せない。
同じような端末が多い
ただ、スペックも見た目も似たような端末が多い印象で、これはHuaweiがブランドごとの事業が高い独立性を有していることに起因してるらしい。差別化できてなさすぎるので、自社製品同士で市場のパイを奪い合っていうのが現状だし、ユーザーにとっても違いが分かりにくく、選択の難しさに繋がっている。もう少しブランドの統廃合を進める必要があるのではないかと思う。