トリプルレンズ搭載スマホといえばP20 ProとかMate 20 Proに始まって、最近ではGalaxy S10とかXiaomiのMi 9など、名だたるハイエンドスマホが軒を連ねているんだけど、P Smart + 2019の登場によってトリプルレンズはもっと身近になるかもしれない。
今回は3万円で購入できるトリプルレンズ搭載スマホ、Huawei P Smart + 2019を紹介する。
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P Smart + 2019のスペック
まずはP Smart + 2019のスペックから。
ディスプレイ | 6.21 |
解像度 | 2340 x 1080 |
CPU | Kirin710 |
メモリ | 3 |
ストレージ | 64 |
バッテリー | 3400 |
防水 | ? |
指紋認証 | ○ |
DSDS | ? |
重量 | 160 |
サイズ | 73.4 x 155.2 x 7.95 |
CPU Kirin710/3ギガメモリ
P Smart + 2019は3万円という格安価格でありながらMate 20 liteやnova lite 3と同じミドルハイエンドCPUのKirin710を搭載している。
メモリ容量は3ギガと、最近のAndroidの主流よりも少ないけれど、CPUの性能が高いので、大量のアプリを起動しない限り動きに不便を感じることはない。
Antutuベンチマーク
参考に、P Smart + 2019と全く同じ構成のnova lite 3のAntutuベンチマークのスコアは128555点。
過去にガジェマガで計測したスマホと比較するとP Smart + 2019は2年前に発売されたハイエンドスマホであるMate9に迫る。スマホのスペックの進化はすさまじい。
- Mate 20 Pro 276,214(Kirin980)
- nova3 208,857(Kirin970)
- P20 205,806(Kirin970)
- Mate9 148,204(Kirin960)
- P Smart + 2019 128,555(Kirin970)
- Redmi Note 6 Pro 116,545(Snapdragon636)
- iPad Air 2 108,431(A8X)
- ALLDOCUBE Cube M8 103,727(Helio X27)
- Lenovo S5 77,424(Snapdragon625)
- UMIDIGI One 64,756 (Helio P23)
- GalaxyNote3 65,352(Snapdragon800)
- Moto G4 Plus 57,671(Snapdragon617)
- P20 lite 53,072(Kirin670)
64ギガストレージ
P Smart + 2019に実装されるストレージは64ギガ。最近のスマホはストレージが大容量化する傾向なんだけど、P Smart + 2019も例に漏れずに大容量化している。
64ギガもストレージがあれば多くのユーザーがストレージ不足で悩まされることはない。
3400mAhバッテリー
P Smart + 2019のバッテリー容量は3400mAh。これは電力消費の少ないミドルハイエンドスマホとしては一般的で、ハードに利用しなければ一回の充電で2日程度利用できる。
画面占有率89%のティアーノッチディスプレイ
最近ではもう当たり前になりつつあるけどP Smart + 2019は超狭額縁によって画面占有率89%を実現した。手のひら一杯にディスプレイが広がる感覚が気持ちいい。
P Smart + 2019のトリプルレンズの構成
冒頭でも紹介した通りP Smart + 2019の最大の特徴は3万円で変えるトリプルレンズ搭載スマホというところだ。
とはいえP Smart + 2019のトリプルレンズ構成は、Mate 20 ProやGalaxy S10とは違う。P Smart + 2019は2つの画角が異なるレンズと、一つの深度センサーを搭載している。実質的にはZenFoneシリーズのレンズ構成と同じ。
P Smart + 2019のレンズ構成は下記。
- 2400万画素メインレンズ
- 1600万画素の広角レンズ
- 200万画素深度センサー
なにより最近流行りの広角レンズを採用しているのが嬉しい。
ちなみに、これを書いている俺のメインスマホは望遠、標準、広角レンズを搭載したMate 20 Proを使っているんだけど、望遠レンズの使いどころを探すのは難しいのに対して、広角レンズは使いやすい。
異なる画角ごとに撮影できる写真の違いは下記の記事で解説しているから参考にしてほしい。
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【Mate 20 Proカメラレビュー】機能と感想と弱点 in バンコク
続きを見る
P Smart + 2019は望遠レンズは無いものの、よく使うメインレンズと使いやすい超広角レンズの構成だから、スマホでの写真撮影が楽しくなること間違いなしだ。
DSDS対応
P Smart + 2019はまだ情報が少ないから詳細はわからないんだけど、Huaweiの今までの流れを見る限り、おそらくDSDSに対応してくる。
というか3万円以下で発売されているnova lite 3が既にDSDSに対応しているから、P Smart + 2019もDSDSに対応する可能性が高い。
ツインアプリ対応
Huaweiスマホの嬉しいポイントはツインアプリに対応していることで、LINEやFacebookなどのSNSアプリを複製できる。
これによって一つのスマホで2つのアカウントを使えるから、SNSアプリを仕事とプライベートで使い分けたい人に最適だ。
日本での発売に期待
まだ情報が少ないP Smart + 2019だけど、旧機のP Smart 2019が日本で発売されていないことを考えるとP Smart + 2019も恐らく発売は難しい。
というか既にHuawei製品としてはnovaやMate、Pやhonerブランドがひしめき合っている日本でP Smart + 2019を発売する隙間が無い。
今のところまだ海外通販サイトでも取り扱っているところがないから手に入れるのは至難ではあるんだけど、P Smart + 2019からは今後のHuaweiの廉価スマホの方向性が垣間見える。