日本独自規格の電子マネー、おサイフケータイは一度使い始めると手放せなくなる便利さがある。今でこそQRコード決済が普及し始めてはいるけど、ロックを解除する必要もなく、かざすだけで支払いが完了するスマホの電子マネーは快適そのもの。
キャリアから販売されているスマホのほとんどが電子マネーに対応しているのに対して、SIMフリースマホでの電子マネー対応スマホは意外に少ない。今回は電子マネーに対応しているSIMフリースマホをおすすめランキング形式で紹介したい。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
11位 Arrows M04
ディスプレイ | 5 |
解像度 | 1280x720 |
CPU | Snapdragon 410 |
メモリ | 2 |
ストレージ | 16 |
バッテリー | 2580 |
おサイフ | |
防水 | ○ |
テレビ | × |
重量 | 148 |
サイズ | 71x144x8 |
レビュー
5インチの小型スマホとしてよく話題に上る廉価版Arrowsシリーズ。常にハイスペックを追い求める本家Arrowsシリーズと違って、小型版はスペックが低い。特にSnapdragon410はギリギリ動く程度のスペックで今となってはつらい。
特徴は石鹸を使っての水洗いができることで、スマホ本体を常に清潔に保つことができる。
スペックが低いながら画面解像度が低いこともあって、SNSやブラウジングであれば使えないことはないけど、スマホの選択肢が多く値段も安くなっている今、敢えてArrows M04を選ぶ理由を探すのは難しい。
10位 Pixel 3 XL
ディスプレイ | 6.3 |
解像度 | 2960x1440 |
CPU | Snapdragon 845 |
メモリ | 4 |
ストレージ | 128 |
バッテリー | 3400 |
防水 | IPX8 |
指紋認証 | ○ |
重量 | 184 |
サイズ | 76.7x158x7.9 |
レビュー
Google謹製のAndroid。おサイフケータイ付きの貴重なハイエンドスマホ。基本的な構成はPixel 3と同じ。
3年間のOSアップデート保証があったり、ROM焼きしやすかったりとかなり玄人向けの作りではあるものの、IP68防水や高画質カメラなど全体的なつくりは手堅い。
特にGoogleが力を入れたカメラはiPhone XRに迫る画質でレベルが高い。更にフロントカメラは標準レンズと広角レンズのデュアル仕様で、使い分けることでバリエーション豊富なセルフィ撮影ができる。
CPUに採用したSnapdragon845はAndroid最高クラスで、あらゆるスマホゲームを快適にプレイできる。純正Androidの軽さもあって動きはサクサク。
また、強く握ることでGoogleアシスタントを起動できる「Active Edge」のおかげで「オッケーグーグル」と呼ぶことなくスムーズに音声検索ができる。
独特なノッチの形状とスペックの割には高い本体価格が傷ではあるけど、刺さる人には刺さる尖ったスマホ。
SIMフリー版はGoogleストアで購入可能。
9位 iPhoneXS
ディスプレイ | 5.8(有機EL) |
解像度 | 2436x1125 |
CPU | A12 |
メモリ | 4 |
ストレージ | 64/256/512 |
バッテリー | - |
防水 | IP68 |
指紋認証 | × |
重量 | 177 |
サイズ | 70.9x143.6x7.7 |
レビュー
現存する最強のiPhoneで、ノッチを採用したiPhoneの二代目。
AndroidのSnapdragon855が登場したことでパワーバランスが変わりつつあるものの、2018年までの最強スペック。高すぎるスペックと軽いiOSによって動作はこれ以上ないレベルで快適。
背面に搭載したデュアルレンズの性能も高く、HuaweiやGalaxyのハイエンドマシンとトップ争いを続けている。iPhone7からおサイフと防水に対応したことで弱点が無くなりつつあって完成度は非常に高い。
iOSのシンプルな使いやすさもあって、おサイフ搭載の最も無難な選択肢。唯一12万円を超える価格が曲者だけど、ハズレはない。価格がネックであればこの後に紹介する廉価版のiPhone XRがおすすめ。
8位 Pixel 3
ディスプレイ | 5.5 |
解像度 | 2160x1080 |
CPU | Snapdragon 845 |
メモリ | 4 |
ストレージ | 64 |
バッテリー | 2915 |
防水 | IPX8 |
指紋認証 | ○ |
重量 | 148 |
レビュー
Google謹製のAndroid。おサイフケータイ付きの貴重なハイエンドスマホ。基本的な構成はPixel 3 XLと同じ。
3年間のOSアップデート保証があったり、ROM焼きしやすかったりとかなり玄人向けの作りではあるものの、IP68防水や高画質カメラなど全体的なつくりは手堅い。
Pixel 3 XLとの違いはストレージが半分の64ギガになったこと、画面サイズが小さくなってノッチが無くなったことだ。重量148グラムは今のスマホとしてはかなり軽い。
Pixel 3 XLと同じく処理能力は最強クラスで、Snapdragon845であらゆる動作を快適にこなす。カメラの性能も高い。
更にこれもPixel 3 XLと同じく「Active Edge」に対応していて強く握るだけでGoogleアシスタントを呼び出せる。
少し大きめのベゼルは気になるけど、カメラが良くておサイフがついていて小型のハイエンドスマホという貴重な選択肢。ライバルはAQUOS R2 compact辺りになる。
SIMフリー版はGoogleストアで購入可能。
7位 AQUOS R compact SH-M06
ディスプレイ | 4.9 |
解像度 | 2032x1080 |
CPU | Snapdragon 660 |
メモリ | 3 |
ストレージ | 32 |
バッテリー | 2500 |
防水 | IPX5/IPX8 |
指紋認証 | ○ |
重量 | 140 |
サイズ | 66x132x9.6 |
レビュー
シャープが起死回生を遂げるきっかけになったコンパクトスマホ。ミドルハイエンドの中でもスペックが高いSnapdragon660と3ギガメモリで軽いゲームもサクサク動くスペックを確保した。最大の特徴は独自のノッチ形状で、画面占有率が高く、手のひら一杯に画面が広がるデザインが美しい。
更にシャープが強みとしている120Hz駆動のハイスピードIGZOによってスクロール中もくっきりと文字が見える。
スペックが高く画面解像度も高く画面が滑らかなので、今までのAQUOSと違って電池持ちは一日ではあるけれど、毎日充電する人であれば大丈夫。
おサイフケータイ、防水に対応した貴重な小型シムフリースマホ。地味にワンセグにも対応している。本体サイズはiPhone8よりも小さく、画面はiPhone8よりも大きい。
最安値の格安SIM
6位 iPhone XR
ディスプレイ | 6.1インチ |
解像度 | 1792x828 |
CPU | A12 |
メモリ | - |
ストレージ | 64 |
バッテリー | - |
防水 | IP67 |
指紋認証 | × |
重量 | 194 |
サイズ | 75.7x150.9x8.3 |
レビュー
価格が上がりすぎたiPhoneXSの廉価版。ディスプレイを有機ELから液晶にして画面解像度を落としてカメラのランクを下げて防水規格を下げたことで価格を落とした。
ディスプレイは6.1インチとiPhoneXSより大きくなって、本体は若干分厚く、重くなった。実際手に持ってみてもずっしりと重くて、コンパクトさはない。
ディスプレイの解像度は1792x828と、6インチを上回るスマホとしては低いけど、調整が上手いのか気にならない。
なによりも処理能力が上位モデルのiPhoneXSと同じでiPhoneXSよりも3万円以上安い価格がうれしい。6s移行のiPhoneで搭載し続けている3Dタッチに非対応だからLINEの未読スルーができない点に注意。
5位 iPhone8
ディスプレイ | 4.7 |
解像度 | 1334×750 |
CPU | A11 |
メモリ | - |
ストレージ | 64/128/256 |
バッテリー | - |
防水 | IP67 |
指紋認証 | 〇 |
重量 | 148 |
サイズ | 67.3x138.4x7.3 |
レビュー
ノッチ嫌いから愛され続ける最後の指紋センサー搭載iPhone。iPhone7でおサイフと防水に対応して、iPhone8でさらに性能を高めた。
操作感は6以降のiPhoneと何も変わらない。キングオブ無難な選択肢。間違いない選択肢ではあるけど、CPUしか変わらないiPhone7より高く、XRより少しだけ安い微妙な立ち位置で、今となっては敢えてiPhone8を選ぶ理由を探すのが難しい。
4位 R15 Pro
ディスプレイ | 6.28 |
解像度 | 2280x1080 |
CPU | Snapdragon 660 |
メモリ | 6 |
ストレージ | 128 |
バッテリー | 3430 |
防水 | IPX7 |
指紋認証 | ○ |
DSDS | ○ |
重量 | 180 |
サイズ | 75.2x156.5x8 |
レビュー
最近日本に参入したOPPOの上位ランクスマホ。DSDS(2番号)とおサイフに対応した唯一無二の選択肢。
CPUにミドルハイエンドの中でも上位に位置するSnapdragon660を搭載。6ギガメモリと容量が多い割にCPUの性能が低いのが気になるけど、ストレージも128ギガを確保していてスペックは十分。
OPPOはスマホの作りだけでなくカメラの画質にも定評があるメーカーでR15 ProもAI搭載のデュアルカメラで安定した写真を生み出す。
DSDS、おサイフ、カメラ、スペックと何から何まで手を出して手堅くまとめたオールラウンダー。
最安値の格安SIM
3位 AQUOS R2 compact
ディスプレイ | 5.2 |
解像度 | 2280x1080 |
CPU | Snapdragon 845 |
メモリ | 4 |
ストレージ | 64 |
バッテリー | 2500 |
防水 | IPX5/IPX8 |
指紋認証 | ○ |
DSDS | × |
重量 | 135 |
サイズ | 64x131x9.3 |
レビュー
発売が心待ちにされていたAQUOS R compactの新型。コンパクトでありながら最強CPUのSnapdragon845を搭載したシャープの本気スマホ。
Snapdragon845は現段階の最強CPUなので、どんなゲームも快適にプレイできるし4ギガメモリも十分で、文句なしのハイエンドスマホ。
R2 compactは小型でありながら画面を大きくするためにカメラと指紋センサーの上下ノッチを搭載して、画面の大きさを最大化した。
これによって先代のR compactと比較して0.3インチ画面サイズが大きくなった。
ただし、バッテリー容量がAQUOS R compactと変わらない2500mAhなので、毎日の充電は必須になる。iPhon8より小さい本体サイズでiPhone8よりも0.5インチも画面が大きい。
IPX8防水、おサイフケータイに対応する。ワンセグ、フルセグには対応しない。
今回はカメラ画質のアピールも気合を入れている。
中国に買収されてから伸び続けるシャープの本気スマホから目が離せない。スペックが落ちてもいいからバッテリーを重視したい人は先代のAQUOS R compactを選択しよう。この2機種のスペック差は大きいからR2 compactの購入がおすすめだ。
最安値の格安SIM
U12 +
ディスプレイ | 6 |
解像度 | 2880x1440 |
CPU | Snapdragon 845 |
メモリ | 6 |
ストレージ | 128 |
バッテリー | 3500 |
防水 | IP68 |
指紋認証 | ○ |
重量 | 188 |
サイズ | 73.9x156.6x9.7 |
レビュー
スマホ事業から撤退しつつあるHTCの最後になるかもしれない渾身のハイエンドスマホ。HTCといえばDesireのころから完成度の高いAndroidを販売し続けてきたけど、一度も花開くことはなかった。
U12 +に関しても高い完成度は健在で、Snapdragon845、6ギガメモリ、128ギガストレージとスペックは圧倒的。バッテリー容量も多く防水も最高ランク。
旧機のU11はHuaweiのMate 9を上回るカメラ画質で一時期話題になっていて、その高画質カメラはU12でも健在。唯一価格が高い以外は文句の付け所が無い。
ハイエンド、防水、高画質カメラと充実した機能で手ごろな価格と、存在感が無いながらコスパの高いスマホ。
最安値の格安SIM
2位 AQUOS sense plus SH-M07
ディスプレイ | 5.5 |
解像度 | 2160x1080 |
CPU | Snapdragon 630 |
メモリ | 3 |
ストレージ | 32 |
バッテリー | 3100 |
防水 | IPX8 |
指紋認証 | ○ |
DSDS | × |
重量 | 157 |
サイズ | 71x151x8.9 |
レビュー
スペックをそこそこに手ごろな値段に抑えてきたAQUOSのオールラウンダー。AQUOSでおなじみのIPX8の防水に対応して、画面を5.5インチまで大きく、バッテリーも大きくして、スペックもミドルハイエンドCPUを搭載した。
CPUのSnapdragon630はZenFone5Qでも採用されているミドルハイエンドCPUで、荒野行動やPUBGもプレイできるくらいの性能がありながらバッテリーも持つ。
157グラムとコンパクトさには欠けるものの、手ごろな価格で十分な性能でありながら防水にもおサイフケータイにも対応した貴重なシムフリースマホ。
最安値の格安SIM
1位 iPhone7
ディスプレイ | 4.7 |
解像度 | 1334×750 |
CPU | A10 |
メモリ | - |
ストレージ | 32,128,256 |
バッテリー | - |
防水 | IP67 |
指紋認証 | 〇 |
DSDS | × |
重量 | 138 |
サイズ | 67.1x138.3x7.1 |
レビュー
余りにも数が多く出回りすぎて今更感が強いけど、今のiPhone7は最高にコスパが高い選択肢になった。特筆すべきはその重量でiPhone7はたったの138グラムと死ぬほど軽い。
iPhoneシリーズはスマホ市場を作りあげただけのことはある品質で、細部に至るまで妥協が無い。ハード面ではボディの質感からスピーカーの音質、バッテリー持ちに至るまで文句のつけようが無い仕上がりだ。
カメラの画質は最近競争が激化していることで今の最新スマホと比べると劣るけど、それでも十分普通に使える。
iPhone7からFelica(おサイフ)とIP67水に対応し、イヤホンジャックが廃止された。まだまだ十分性能も高い。しかも新品が5万円で購入できる。おサイフ付きのスマホとして最高に無難。絶対に間違いのない選択肢。
最安値の格安SIM
番外編 AQUOS zero(SH-M10)
ディスプレイ | 6.2 |
解像度 | 2992x1440 |
CPU | Snapdragon 845 |
メモリ | 6 |
ストレージ | 128 |
バッテリー | 3130 |
防水 | IP68 |
指紋認証 | ○ |
おサイフ | 〇 |
DSDS | × |
重量 | 146 |
サイズ | 73×154×8.8 |
レビュー
シャープがSIMフリー市場に殴り込みをかける本気スマホ。最大の特徴はiPhone8の148グラムをも下回る圧倒的な軽さ。6.2インチディスプレイなのに146グラムは軽すぎる。
スペックはSnapdragon845と6ギガメモリで完全にハイエンドスマホでゲームもサクサク。更に初の国産有機ELディスプレイを搭載していたり、IP68防水、ドルビーアトモスデュアルスピーカーの搭載など、作りは細部まで妥協が無い。
唯一カメラ機能がMate 20 Proなどのハイエンドスマホと比較して弱いのが欠点ではあるけど、カメラに拘らない人、軽さに拘りたい人におすすめの大画面ハイエンドスマホ。
現在OCNモバイルONEで販売記念セールを行っていて、価格ドットコムよりも3万円も安く購入できる。OCNモバイルONEは最低契約期間も6か月と短いから、機種変更を検討している人は同時に乗り換えればかなり安く購入できる。乗り換えできなくても本体のためだけに新規でOCNモバイルを契約した方が安い。詳細は下記。
-
-
AQUOS zeroが3万円値下がり【OCNモバイル販売記念特価】
続きを見る
NFCで電子マネーに無理やり対応させる方法
こんなランキングを作りながら俺はスマホ選択の幅を広げるために脱電子マネー済み。代わりにほぼ全てのスマホに搭載されているNFCを使うことで疑似電子マネーかして利用している。詳細なやり方は下記。
-
-
【NFC×Edy】SIMフリースマホをオサイフケータイ化する方法
続きを見る
格安SIMセットスマホランキング
最近は格安SIMがスマホを取り扱っていて、値段も安いものが増えている。セットで購入できるスマホのおすすめもまとめているので確認して欲しい。
-
-
【格安SIMはほぼ同じ】上位7社比較とセットで安いスマホ15選
DSDSスマホランキング
SIMを2枚挿し出来るDSDSスマホをまとめた。ビジネスとプライベートを分けるのに最適でおすすめだ。
-
-
【2021年版】デュアルSIMスマホおすすめランキング5
続きを見る
大画面スマホランキング
スマホに大きさを求める人向けに大きいスマホをまとめた。
-
-
【2020年版】大画面スマホ・ファブレットおすすめランキングベスト30!
続きを見る
-
-
【2021年版】小さい小型スマホおすすめランキング5【コンパクト】
続きを見る
中国スマホランキング
日本未発売の中国のスマホのコスパがとにかくやばい。分かりやすくランキング形式でまとめた。
-
-
【2020年版】中国スマホおすすめランキングベスト9!
続きを見る
最強カメラスマホランキング
もうスマホの性能は良いからとにかくカメラに拘りたいという人にはこちらのまとめがおすすめ。
-
-
【2020年版】最強カメラスマホおすすめランキング18!
中古スマホランキング
中古でもいいから使えるスマホを安く買いたい人向けにアマゾンで購入できる中古スマホのおすすめをまとめた。
-
-
【2020年版】おすすめ白ロム・中古スマホ機種ランキングベスト13
続きを見る
格安SIMの選び方
どこの回線を契約するか迷っている人向けに格安SIMの選び方をまとめた。
-
-
【格安SIMはほぼ同じ】上位7社比較とセットで安いスマホ15選
iPhoneとAndroidの違いまとめ
-
-
iPhoneからAndroidに乗り換えて便利になること【比較・違い】
続きを見る
-
-
iPhoneからAndroidに乗り換えて不便になること【比較・違い】
続きを見る
スマホのスペックの見方
スマホのスペックの知識が不安な人はスペック表の見かたを全て解説しているので確認して欲しい。
-
-
CPUの性能の違いなどスマホのスペックの見方を全て解説
今後のおサイフ対応は期待できない
QRコード決済が日本でも本格的に普及し始めた関係から、SIMフリースマホのおサイフケータイ対応の優先順位はさらに低くなる。今後もSIMフリー携帯のおサイフケータイ対応は期待できないのが正直なところ。