iPadは高い。スマホは画面が小さい。Amazon Kindle FireタブレットはOSが独特で使いにくい。タブレットを購入するのであれば車でナビとして使いたいし、SIMカードも挿したい。あと値段は安い方が良い。そんなわがままが全て叶うタブレットがあった。
今回geekbuyingから話題の多機能激安タブレット「ALLDOCUBE Cube M8」を提供してもらったのでレビューする。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
ALLDOCUBE Cube M8の特徴
最初にざっくりとALLDOCUBE Cube M8の特徴をまとめる。ALLDOCUBE Cube M8は決して品質が高いタブレットではない。その代わりになんでもできる。
18,000円という安すぎる値段でGPS搭載でDSDSにも対応していて電話までできてしまうオールラウンダータブレットだ。
良い所
- 17,000円の激安価格
- 後ろポケットに入る縦長8インチディスプレイ
- パソコン版表示でブラウジングが快適
- Antutuベンチマーク10万点(iPad Air 2相当)
- SIM対応(DSDS対応)
- GPS搭載
- MicroSD対応
悪い所
- スピーカーの音質
- カメラの画質
- ボディの質感
反面ボディ、カメラ、スピーカーは値段なりではあるけど何でもできるタブレット入門機として購入すれば、最悪でもカーナビとして活かせる。
ALLDOCUBE Cube M8日本語対応
当たり前だけどグローバル版は日本語表示に対応している。メニューも全て日本語で使えるから安心してほしい。
ALLDOCUBE Cube M8のスペック
ディスプレイ | 8インチIPS |
解像度 | 1920x1200 |
CPU | Helio X27 |
メモリ | 3 |
ストレージ | 32 |
バッテリー | 5500 |
防水 | × |
指紋認証 | × |
重量 | 345 |
サイズ | 122.9x215x8.48 |
CPU Helio X27 3ギガメモリ
聞きなれないCPUのHelioシリーズは最近中国製の激安スマホ、タブレットに搭載されることで着実に力をつけているCPUで、その処理能力は馬鹿にできない。
Antutuベンチマーク結果
実際にAntutuベンチマークで計測した結果は103727点だった。
過去にガジェマガで計測したベンチマークの一覧がこちら。
- nova3 208,857(Kirin970)
- P20 205,806(Kirin970)
- Mate9 148,204(Kirin960)
- Redmi Note 6 Pro 116,545(Snapdragon636)
- iPad Air 2 108,431(A8X)
- ALLDOCUBE Cube M8 103,727(Helio X27)
- Lenovo S5 77,424(Snapdragon625)
- UMIDIGI One 64,756 (Helio P23)
- GalaxyNote3 65,352(Snapdragon800)
- Moto G4 Plus 57,671(Snapdragon617)
- P20 lite 53,072(Kirin670)
ALLDOCUBE Cube M8はiPad Air 2とほぼ同じスペックで、クラスとしてはミドルハイエンドの中でも低めのレベル。
荒野行動では最高設定は選択できないもののバランスを選択してのゲームプレイができた。
5500mAhバッテリー 実使用4時間47分
タブレットはスマホと違って一日持ち歩くものでもないからそれほどバッテリーに拘る意味はないんだけど、PCMark for Android Benchmarkを使った計測結果は100%から20%になるまで4時間47分。
家の中で使うのであればこれぐらい使えれば十分。
32ギガストレージ
ALLDOCUBE Cube M8のストレージは32ギガ。最近のストレージの大容量化を考えると少し少ない。
とは言えALLDOCUBE Cube M8はmicroSDカードに対応していて、容量の拡張ができる。
各種カードスロットは背面の上部を開くと挿入できる。場所が意外過ぎた。
ALLDOCUBE Cube M8の外観
ALLDOCUBE Cube M8の外観は格安タブレットとして極めて標準的。金属ボディではないけど、プラスチックボディだからしなやかで衝撃に強くて軽い。
底面にスピーカーがついている。音質は酷いからBluetoothイヤホンなどの利用がおすすめ。
上面には充電用のmicroUSBとイヤホンジャック。
左側面は何もなし。
右側面に電源ボタンと音量ボタンがついている。
8インチタブレットではあるけど縦長タイプだから片手でも操作しやすいし、ジーパンの後ろポケットに入る。
表面にはフロントカメラがついている。液晶保護フィルムが最初から貼ってあるのはありがたい。
カメラは存在しないと思え
ALLDOCUBE Cube M8のカメラを起動すると10年前にタイムスリップした気分になる。
まずピントが合わない。発色とか解像感とかそういうレベルじゃない。
実際はもっと鮮やかなんだけど、ALLDOCUBE Cube M8のカメラを使うと世界が色を失う。
明るさのバランスも無茶苦茶だった。
夜は完全にピントが合わない。
カメラは飾りだった。存在しなかったことにしよう。
パソコン版表示でのブラウジングが可能
俺が考えるタブレットのメリットは二つ。
パソコン版表示でブラウジングできる
最大のメリットがこれ。7インチを超えるとパソコン表示になってパソコンと同じ感覚でブラウジングできるから情報量が多くて読みやすい。しかも画面が縦に長いからスクロール量も少なくて済む
ALLDOCUBE Cube M8のIPS液晶は十分見れるレベルだからブラウジングでの情報収集には最適だ。
動画鑑賞はイヤホン推奨
動画に関しては大が小を兼ねる世界だから、8インチの大画面は明らかにスマホよりも動画を楽しみやすい。ただしスピーカーの音質は悪い。ヘッドホンやBluetoothイヤホンを使うのがおすすめだ。
後ろポケットに入るサイズ感
ALLDOCUBE Cube M8は345グラムという軽さもあって片手でも比較的操作しやすい。更に縦長だからジーパンの後ろポケットにも入るコンパクトサイズでありながら
スマホと比べると圧倒的に大きい。(比較対象は5.8インチのP20)
ALLDOCUBE Cube M8はDSDS対応
ALLDOCUBE Cube M8はSIMカードに対応しているだけじゃなくて、DSDSにも対応しているし、電話だってできる。
機能的にはタブレットの皮をかぶった巨大スマホだ。
ALLDOCUBE Cube M8はGPS搭載
更にGPSだって搭載しているからグーグルマップでのナビゲーションも余裕でこなせる。新しいタブレットを購入しても最悪車のカーナビとして生きる道があるのはうれしい。
対応バンド
ALLDOCUBE Cube M8の対応バンド
- WCDMA: 1/2/5/8
- FDD-LTE: B1/2/3/5/7/8/20
- TDD-LTE: B40
ドコモ 〇
LTEには弱いけど3Gには強い。3Gでも十分早いので十分実用レベルだ。
ソフトバンク, ワイモバイル 〇
ソフトバンクのバンドにはほぼ完璧に対応している。ソフトバンクスマホと同じように使える。
au, UQmobile △
3Gの周波数には対応しているけど、auの通信規格は特殊なので何とも言えない。
ALLDOCUBE Cube M8はこんな人におすすめ
1つ1つの品質は高くないけど、なんだってこなせる超オールラウンダー。ボディ、スピーカー、カメラは良くない。それでもGPSを搭載してSIM対応して8インチで見やすくて持ち運びやすい。何ならメインスマホをこれ一台に置き換えてもやっていける器用貧乏タブレットだった。
とはいえさすがにメインスマホとして使うのは不安だけど、既にスマホを持っている人がタブレットに手を出すときの候補として覚えておきたいタブレットだ。
購入はこちら
geekbuying ⇒ ALLDOCUBE Cube M8
geekbuyingでの購入方法はこちらを参照。
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