中国通販サイトgeekbuyingでイヤホンとかヘッドホンのセールをしてたんだけど、その販売金額が800円とか900円とかで、想像の5分の1くらいの金額だったから、物は試しにといくつか購入してみた。今回は中国の最前線で販売されている最も安いイヤホンの品質に迫る。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
geekbuyingとは
geekbuyingとはGEARBESTと並ぶ中国の大手通販サイトだ。中国の家電製品を中国価格で購入して個人輸入できる。送料も安くてサポートも充実している。購入方法解説記事はこちら。
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geekbuyingのアカウント作成から商品購入まで実際に買いながら解説
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【購入しながら解説】GEARBESTでの買い方・登録・送料・関税等
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中国製品の品質は劇的に向上してる
一昔前は中国製品といえば粗悪品の代名詞だったけど、中国Huaweiのスマホのカメラ画質がiPhoneXSを超えたりと、最近の中国製品の品質向上は目覚ましい。
カメラ画質参考:DxoMARK
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Made in Japanと同じ歴史
そもそも今でこそイメージの良いMade in Japanも品質が良くなったのは1980年以降で、それ以前の日本製品は粗悪品の代名詞だった。
今や世界の工場になった中国は日本と全く同じ歴史を歩んでいて、かつて日本がそうであったように技術が劇的に向上している。
中国Xiaomiに注目
そんな中国企業の中でも日本にまだ進出していない注目企業がXiaomi(シャオミ・小米)だ。
中国Xiaomiは日本のPanasonicやSONYのような大手家電製品メーカーで、スマホの品質が高いだけでなく、洗濯機や冷蔵庫からロボット掃除機や食器洗浄乾燥機に至るまで、高い品質と安い価格で展開している。
実際俺もサブスマホとしてXiaomiのRedmi Note 6 Proを使っているんだけど23,000円で購入できるのにカメラ画質も良いし性能も高いしで素晴らしい。詳細はレビュー記事を確認してほしい。
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【Redmi Note 6 Pro実機レビュー】1位への殺気と意地で出来たスマホ
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今回利用した通販サイトgeekbuyingやGEARBESTを使えば日本未進出のXiaomiの製品を中国で販売されている価格で購入できる。
購入したイヤホンは4つ
話は戻って、今回は中国通販サイトgeekbuyingでセールしていた安すぎるイヤホンをレビューする。その全てがBluetoothイヤホンだ。4つ購入した合計金額はDHLの送料の1500円を入れても5,000円。安い。
上で紹介した大手家電メーカーXiaomiの製品はなくて、無名メーカーばかりなんだけど、今回のレビューでは中国の最安レベルがどの程度のレベルに達しているのかを確認したい。
I7S TWSレビュー
まずはAmazonでもよく見かけるApple AirPodsの模造品であるI7S TWSからレビューする。お値段なんと1,200円。
スペック
- 本体のみで2.5時間再生
- 充電ケースと合わせた再生時間は不明
- Bluetooth4.2
レビュー
見た目はアップルのAirPodsと似ているんだけど
I7S TWSにはイヤホン本体とかケースに物理ボタンがある。
この物理ボタンが電源ボタンの役割を果たしている。AirPodsが充電ケースから取り出すことで電源ONになるのに対して、I7S TWSは充電ケースから取り出しても自分で電源をオンにしない限りは使えない。
AirPodsと同じように密閉型ではないから遮音性は低いんだけど、その分外で使う場合は車の走行音とかがしっかり聞こえて安全。
装着した感じもAirPodsとそっくり。
ただ、Bluetooth接続時は定期的に青いLEDが点滅するからパチもんを使っているとバレるのがちょっと恥ずかしい。なんで無駄なLEDを付けるんだよ。
うわだっせーパチモンじゃん!っていわれても、これはパチモンなんかじゃない!I7S TWSだ!と言える強いメンタルが求められる。
I7S TWSの音質
遮音性が低いモデルではありがちなんだけど、低音はスカスカになる。その分中音と高温が綺麗で、長時間音を聞いても疲れにくい。音に拘りがないから解像感とかはわからないんだけど、1,200円だから気にしない方が良い。
完全独立型イヤホンがこの値段で買えて、しかも音切れもなく普通に聞けることに感動している。
購入はこちら
QCY Mini 2 TWSレビュー
超小型のBluetoothイヤホン。このイヤホンは悪質だ。
この写真だと2つあると思うに決まってる。実際は片耳用のBluetoothイヤホンで、一つしか入ってない。
ミスリードを誘発する悪質さにまず驚く。成長しろよ中国。
スペック
防水こそついていないもののカタログスペックは高い。
- 本体のみで3時間再生
- Bluetooth5.0
レビュー
とは言え製品はとてもいい。ここでまた驚いた。完全カナル型だから遮音性が高いんだけど、もう片方の耳がフリーになるから自転車の乗車中とかの「ながら利用」に最適。逆にカフェとかでは片方の耳で周りの音がしっかり聞こえるから集中しにくい。
製品はこの小さなイヤホンのみだから、充電端子もイヤホンに内蔵されている。これだけで3時間も聞ける。
背面がボタンになっていて、長押しで電源のオンとオフ、短く押すことで音楽の再生と停止ができる。シンプル。
コンパクトだから装着しても存在感がないのがいい。
QCY Mini 2 TWSの音質
今回紹介する4つの中で一番良かった。低音から高音までバランスが良くて解像感も高い。片耳だけイヤホンというのもありだなと思わせてくれた。
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M3 Foldable Headphonesレビュー
折りたたんで持ち運びやすい超多機能ヘッドホン。お値段なんと1,200円。
スペック
- 本体のみで6時間再生
- microSDカードを使えばヘッドホンのみで音楽視聴可能
- 電池が切れてもイヤホンジャックで有線接続可能
- Bluetooth4.0
レビュー
Bluetoothだけじゃなく有線接続できたりMicroSDカードを使えばヘッドホン単体で音楽を聴けたりするすごいやつ。これ自体が音楽プレーヤーになるから本体にはたくさんのボタンがついている。
MicroSDを入れればMP3の音楽データを聴けるようになる。
イヤホンジャックも付属するから有線接続して普通のヘッドホンとしても利用可能。
もちろん自分の頭のサイズに合わせてヘッドホンの大きさを調整できる。
折り畳めるから持ち運びも楽。すごいなこれ。
装着するとこんな感じ。デザインがシンプルだから合わせやすい。
ただ、利用中は青いLEDが定期的に点滅するからちょっと恥ずかしい。
この仕様本当にやめてほしい。
M3 Foldable Headphonesの音質
ヘッドホンタイプだからか低音は強め。ちょっともこもこしてて曇っている感じがする。多分この辺は値段なり(ガジェマガの中の人は糞耳)。
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Magnetic Bluetooth Sports Earphonesレビュー
無名な中国製品の中で発見したノーブランドイヤホン。無名の中の無名。お値段なんと300円
スペック
- 2.5時間音楽再生
- Bluetooth4.2
Magnetic Bluetooth Sports Earphonesレビュー
見た目の通りではあるんだけど超オーソドックスなタイプの半有線Bluetoothイヤホン。
リモコンがついているから手元で色々操作できるのが強み。特になにも迷うことはない。
こういうイヤホンではありがちなんだけど、イヤホンの背面にマグネットがついていて首からぶら下げて使えるようになっている。
装着するとこんな感じ。きわめて普通。
Magnetic Bluetooth Sports Earphonesレビュー
300円の無名品だけあって酷い。右と左のバランスが悪いし音がスッカスカ。かろうじて音を出せている程度のレベル。さすがに300円のイヤホンはハズレだった。
中国製Bluetoothイヤホンレビューまとめ
最後の300円のイヤホンは粗悪品だったけど、それ以外は普通に使える。
値段が安いからプラスチック製だったり青色LEDの点滅がうざかったりはあるけど、想像以上に普通のイヤホンばかりだった。
音切れが全然ない
というか寧ろBluetoothなのに音切れが全然ないし、そこそこの音質だから、音にこだわらない人なら全然満足できるレベルだと思う。俺は不満を感じなかった。
全部ゴミだったらどうしようかと思ってたけど、4分の3は当たり。安いのにすごい。
選択肢の一つとして
今回中国の最低レベルを検証するために安いイヤホンを購入してみたけど、やっぱり中国製のレベルは劇的に向上していた。今回は到着を早くするためにDHLを使ったから送料が1,000円だったけど、到着が遅くてもいいなら送料は無料にもできる。
なにかを購入する際の選択肢として、Amazonや楽天市場にgeekbuyingやGEARBESTを追加するのがおすすめだ。
geekbuyingでの購入方法
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geekbuyingのアカウント作成から商品購入まで実際に買いながら解説
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GEARBESTでの購入方法
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【購入しながら解説】GEARBESTでの買い方・登録・送料・関税等
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