Androidスマホを牽引する最高ランクのCPUといえばSnapdragon845であることは周知の事実だと思うけど、とんでもないスマホが最安値を更新したから興奮を伝えたい。
そもそもSnapdragon845搭載スマホと言えばGalaxyS9やXperiaXZ3など、最低でも8万円以上払わないと手に入らない、というのは昔の話で、中国OPPOと中国Xiaomiが熾烈な価格競争を繰り広げたことで、Xiaomi Mi Mix 2Sが46,000円で購入できるところまで来た。
しかし今回はそれを上回る。立役者はまたもやXiaomiだ。
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Xiaomi Poco F1
日本進出待ったなしとなりつつあるXiaomiがまたもや超格安ハイエンドスマホを発売した。その名もPoco F1。名前がかわいい。
このスマホの実売価格はなんと44,000円だ。日本に上陸したら日本スマホは死滅する。
安さの秘密
ハイエンドスマホでありながら業界最安価格という矛盾をXiaomiは見事な機能の取り捨て選択によって実現した。
防水非対応
Poco F1は今時のスマホとしては珍しく防水に対応していない。
水場での取り扱いには気を付けたい。
プラスチックボディ
Poco F1はボディをプラスチックにすることで低価格化を図った。
16,000円の業界最安スマホUMIDIGI Oneですらメタルボディを搭載しているこのご時世に思い切った選択だ。
とはいえスマホなんてどうせケースに入れて使うんだからボディの質感なんてどうでもいいっちゃどうでもいい。
IPS液晶
XiaomiとOPPOが熾烈な価格競争を繰り広げながらも共通の仕様としていた有機ELパネルを敢えて外して、従来方式のIPS液晶を搭載した。
確かに有機ELは美しいけど、あれば嬉しい程度で、IPS液晶も十分きれいだ。
水冷搭載
Poco F1は安いだけじゃない。Snapdragon845を効率良く冷却するために水冷システムを搭載している。これはパソコンか?
CPUは熱を持つことによって処理能力が低下するんだけど、水冷方式で効率よく冷やすことで長時間高性能を維持できる。まさに最新の3Dゲームに特化したゲーミングスマホだ。
スペック
Xiaomi Poco F1には6ギガメモリのモデルと8ギガメモリのモデルがある。また、ストレージも64/128/256から選べる。
ディスプレイ | 6.18 |
解像度 | 2246x1080 |
CPU | Snapdragon 845 |
メモリ | 6/8 |
ストレージ | 64/128/256 |
バッテリー | 4000 |
防水 | × |
指紋認証 | 〇 |
重量 | 182 |
サイズ | 75.2x155.5x8.8 |
日本語対応
XiaomiのMi Mix 2SのOSはAndroidベースのMIUI 9なので正式に日本語に対応している。LINEやFacebookのツインアプリ機能にも対応しているのがうれしい。
CPU・メモリなど
Snapdragon 845スマホ最安
現在のスマホ業界の最高スペックのSnapdragon 845を搭載した。Android最強CPUのSnapdragon845はiPhoneXすらも性能で上回る。とはいえ15万円の最新iPhoneXsには負けている。価格差を考えれば当たり前か。
メモリ最低6ギガ
メモリは6ギガと8ギガのモデルがある。6ギガのモデルは64ギガストレージと128ギガストレージを選択できる。
メモリ8ギガのモデルはストレージ256ギガのみだ。何に使えばいいんだろう。
ずっしり重い4000mAhバッテリー
Poco F1は180グラムというずっしりとした重量と引き換えに4000mAhの大容量バッテリーを搭載した。
とはいえiPhone Xsも174グラムだし、長時間バッテリーと引き換えならむしろありがたい。
プラスチックボディのお陰で180グラムに収まっているけど、メタルボディなら更に重量が増していたはずだ。
スペック類似機種
CPUとメモリだけに着目したスペック類似機種としては、ZenFone 5Zやガジェマガで紹介している中華スマホのOPPO OnePlus 6、Xiaomi Mi Mix 2Sなどだ。
日本の発売機種ではGalaxy S9やXperia XZ3などの最新ハイエンドスマホと同等のスペックだ。この辺りのスマホの性能はどれも似たり寄ったりだったんだけど、今回のPoco F1が水冷システムを搭載したことで一歩抜きんでた。
Snapdragon845最安スマホはMi Mix 2Sの46,000だったんだけど、今回Poco F1が実売44,000円で更にコスパが高くなった。
先行発売されたインドでの価格を日本円に直すと3万円台になるらしい。原価どうなってんだ。
AIデュアルカメラ
Poco F1は最近流行りの背面デュアルカメラとAIアシストに対応した。全部入り過ぎてもう意味が分からない。
フロントカメラもAIアシストに対応してシーンに合わせて最適な色、明るさに調節してくれる。
更に赤外線顔認証にも対応した。赤外線だから暗闇でも一瞬で解除してくれる。
背面カメラの下には指紋センサーもついている。マスクをしているときなど、顔認証が使えないときは指紋で認証できる。
その他
DSDS対応
Mi Mix 2Sは最近のトレンドであるDSDSにも対応しているから2番号での運用ができる。
イヤホンジャックあります
防水が無い分イヤホンジャックはある。ヘッドホン資産だって活かせる。
対応バンド
ドコモ 〇
LTE、3Gともに対応しているけど、B19のプラチナバンドには対応していないため地方のLTEは期待薄。3Gは使えるのであまり問題は無い。
ソフトバンク, ワイモバイル 〇
ソフトバンクのバンドには完璧に対応している。ソフトバンクスマホと同じように使える。
au, UQmobile ×
auの電波にはほぼ対応していないので使えない。
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