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カメラ

【APS-C vs フルサイズ】PENTAX K-5を買い替えなかった理由

2016年11月9日

本日もガジェマガ(@Gadgetkaeru)をご覧いただきありがとうございます。

この記事の目次(クリックでジャンプ)

高いカメラほど性能はいい

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俺が使っている一眼レフカメラはPENTAXのK-5というカメラで、ミドルクラスの中では上位モデルに該当する。発売当初は14万円ほどしていたK-5も、時の流れには逆らえず、次々と新しいカメラがでることで生産が終了し、今では中古でしか手に入らないカメラになった。しかし中古価格が35000円ほどと、この性能のカメラにしては驚くほど安い。ただ、使い続けていると、自分の腕を棚に上げて、もっといいカメラがほしくなるのが人間の性だ。

 

フルサイズ一眼買うのやめた

俺も例外ではなくて、フルサイズのカメラさえ購入すれば、今よりもっと素晴らしい写真が撮れるはずだと思った。そこで色々とフルサイズ一眼を調べて、更にK-5がどういう立ち位置のカメラなのかを調べたうえで、今回はフルサイズカメラの新調を見送ることになったので、その経緯を記す。

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フルサイズ APS-Cとは

まずフルサイズとかAPS-Cとか、カメラを知らない人にとっては意味不明な言葉だと思う。これは写真の画質に最も大きく影響するセンサーのサイズのことを指す。センサーは大きければ大きいほど良い。フルサイズセンサーを搭載したカメラはプロも使っているような最高ランクの画質が得られるものだと考えてほしい。一方3万円から10万円で入手できる一眼レフやミラーレスに搭載されているセンサーをAPS-Cといって、大きさはフルサイズの半分ほどしかない。もちろん違いは画質の細かさにも明確に表れる。また、3万円以下のコンパクトデジタルカメラやスマホはさらにセンサーのサイズが小さい。

このセンサーから画素と呼ばれるピクセルを生み出すことで写真に作り出しているわけだけど、同じ2000万画素(2000万個のピクセルを作り出す)であれば大きなセンサーであるフルサイズのほうが余裕がある。半分のサイズのAPS-Cだとピクセルあたりの負担は単純に2倍になるのが分かると思う。

 

現在の不満点

まず俺がK-5に感じている不満点は下記だ。追って詳細を説明する。

暗所に弱い

ダイナミックレンジが狭い

暗所でのAFが弱い

スマホとのWiFi連携がない

フルサイズ一眼に乗り換えることでこれらの不満は確実に解消できる。問題は、どの程度解消できるかだった。ただし、フルサイズ一眼はプロ御用達で馬鹿みたいに高い。一番安くてもレンズと一緒に揃えると14万円ほどになる。しかも天井知らずだ。この金額を払ってまで、乗り換える意味はあるのかを考えてみたい。

暗所に弱い

ノイズが乗った写真例

暗いところで写真を取ると粒状のノイズが写りこむ経験をしたことはあると思う。これは光を増幅させるISO感度を高く設定することで、実際より明るい写真を撮る副作用で、その分黒い粒状のノイズが写真に現れる。小さいセンサーで無理をしているAPS-CはISO感度を上げるとノイズが出やすい。光の増幅が苦手だということは暗所での撮影が難しくなる。俺のK-5はAPS-C機の中ではかなりノイズに強いカメラだといわれているが、それでもISO感度は3200(通常光の6倍)が精いっぱいで6400ともなるとノイズが目立つ。それに対してフルサイズ一眼で最安クラスのEOS 6DはISO感度12800からノイズが目立つということなので、暗所撮影能力はK-5の2倍だ。暗所の弱さはフルサイズカメラに乗り換えることで確実に解消されるだろう。

ダイナミックレンジが狭い

ダイナミックレンジというと難しく聞こえるが、一枚の写真でどれだけ同時に明るいところと暗いところを写せるかの目安だと考えてほしい。晴れた日に建物を撮影すると屋根の内側が真っ黒につぶれてしまったり、空が真っ白に飛んでしまったりというのは、ダイナミックレンジをオーバーしているから発生する。この幅が広ければ広いほど、白飛び黒潰れが少なくなり、天候などの悪条件に左右されなくなるので、外れ写真が少なくなる。

白飛び例:鹿の明るさに合わせているため空が明るすぎて白く飛んでいる

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黒潰れ例:外の明るさに合わせているため、内側が黒く潰れている。

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これもフルサイズ一眼に乗り換えることで解消されるはずだったが、調べたところK-5の場合はそうでもない。K-5のAPS-CセンサーはAPS-C機の中では最大の大きさを誇るが、それに対して生み出される写真の画素数は1600万画素と少ない。その分画素数あたりの余裕があるようで、ダイナミックレンジが広い。これは実際に数値化されていて、現存するすべてのカメラの中でも12番目の性能を誇るようだった。フルサイズ最安のEOS 6Dを購入してもダイナミックレンジに対する不満は解消しなさそうだ。自分の腕でがんばるしかない。

明るさと暗さを同時に捉えた迫力のある写真例

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暗所でのAFが弱い

ピントが合わない暗所例
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これはK-5最大の弱点とされていて、暗所でのAFがとにかく弱い。暗所でのAFはK-5の後継機であるK-5Ⅱから改善されており、新しいカメラほど優れている傾向にあるので、フルサイズに乗り換えることで改善が期待できる。肉眼で目視できない暗さでも今の一眼レフはバシバシピントが合う。ピント合わせに関してはミラーレス機のほうが弱い傾向にある。ただし、動画撮影時のピント合わせは完全に逆転していて、ミラーレス機が圧倒的に強い。

 

スマホとのWiFi連携がない。

これも新しいカメラから搭載されている機能だ。そもそもK-5が発売された当初はまだスマホが普及していないので、この機能が搭載されているわけはない。それでもすぐにスマホに転送して共有ができるスピード感はうらやましい。最近はFlafhairやEiefiなど、WiFi内臓のSDカードがあるので、これを使うことである程度解決できる。また別で記事にしたい。

 

K-5のいいところ

調べるほどK-5は悪いカメラではないということが分かった。暗闇を避ければかなりいいカメラだと思う。ちなみにK-5の良い点は下記だ。

1秒に7連写できる

必要十分。早くて良い。重要なシーンは連写すればなんとかなる。

ボタンが多くて設定の調整が楽

ミラーレスに移れない一番の理由。一眼レフのほうが見た目もそれっぽくていい。

マグネシウム合金のボディは高級感があり頑丈

たまに膝に当たると悶える重厚感がたまらない。

APS-Cの中では強い高感度

ISO感度3200まで常用できるので、スマホではとれない暗所でもきっちりとれる。ただし暗所はピントが弱い。

 

ポスターは無理でもL判なら

繰り返すけど、暗所さえ避ければK-5に問題はなく、買い替える必要もない。ポスター大の印刷をするならまだしも、精々写真サイズかL半サイズにしか印刷しないのであれば画質の違いは分からないだろう。その意味では、トリミング(写真の切り取り)をしないことのほうが重要で、トリミングをするから画素数が落ちて不満がでる。トリミングが必要ない写真を撮る腕を身に着けることで、K-5でも満足できる気がする。

 

入門にはK-5Ⅱがおすすめ

中古価格35000円のK-5はかなりコスパの良い一眼レフカメラで、今からデビューを考えている人にはいい選択肢になる。ただし、さらに暗所にも強いK-5Ⅱの中古相場が40,000円だったので、5000円安くするためにK-5を買う理由はない。K-5とK-5Ⅱは暗所性能とモニタ性能が向上している以外は全く違いがない。買うならK-5Ⅱだ。WiFi連動機能がほしければ更に上位のカメラを探せばいい。

俺の結論としてはK-5を売ってK-5Ⅱを買うか、K-5のままでいいと思った。本当に高感度に困ったときにフルサイズの一眼レフカメラを買えばいい。それ以外にフルサイズに価格ほどのメリットは見いだせなさそうだ。

追記 また悩んでます…

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