Movie

【名シーン】96時間の映画史に残ると思う5分間を熱く語る

投稿日:

今日はそこそこ映画を見てきた俺が感動した96時間の名シーンがいかに凄いかを解説したい。

本日もガジェマガをご覧いただきありがとうございます。ガジェル(@Gadgetkaeru)です。

96時間

その映画は俺の映画レビューコーナーで7点を付けている映画で(→映画カテゴリ参照)、リーアムニーソンが初の本格アクションに挑んだ96時間だ。この映画はリーアムニーソンが以降数々の糞アクション映画に出演するきっかけになったヒット作でもある。

この映画の後半にある5分ほどの名シーンを初めて見た時の緊張感はすさまじく、構成も見事で、見終わってからもこのシーンだけ何度も見返してしまうほどだった。ちなみに、続編が2つあるが、両方とも見てはいけない。

96時間自体はリュックベッソン監督が大好きなフランスを舞台にした、軽快なテンポで見れるアクション映画で、一度は見ておいて損はない作品なので、まだの人は是非見てほしい。過去に見たことがある人は思い出しながらこの記事を読み進めてほしい。

 

名シーン

さてその名シーンは人身売買組織のアジトに主人公が潜入して、目当ての人物を見つけるまでの5分間だ。早速解説する。

潜入方法がすごい

その場所が赤いドアの建物としかしらない主人公は、なんと堂々と正面玄関から武器も持たずに入る。

当然中では下っ端が見張りをしている。すかさず二人の下っ端が主人公を見つけるが

動じることなく主人公のほうから挨拶をする。

要件を聞くマフィアと伝える主人公。

企業ならこれでいいかもしれないが、ここはマフィアのアジトだ。誰かもわからない相手にボスがいることを知られるわけにもいかないのでマフィア側はボスなどいないとシラを切る。

この状況を打開するために主人公が取り出したのは現地の友達にもらった警察の名刺だ。主人公はなんと警察に扮してアジトに侵入した。

警察の名刺を確認してもなおシラを切るマフィア。

これに対して主人公は携帯を取り出し、1ボタンで30人の警官隊に突入させることもできると脅しをかける。もちろん警官隊は待機していない。

ここまで言われて自分で判断できなくなった下っ端は別の下っ端とアイコンタクトをとる。「どうしよう」「仕方ないだろ」というモノ悲しいアイコンタクトが可愛い。

とうとう下っ端がボスへの確認に向かう。

少しして戻ってきた下っ端に武器の有無を聞かれた主人公は

「お前がもっている名刺だ」と、自分の立場、組織がなによりの武器であることを相手に伝える。

こうして主人公はマフィアのアジトへの侵入に成功する。とはいえまだ入り口を突破できただけにすぎず、丸腰で警官に偽装して敵地に侵入しているという危機的状況は変わらない。ここからさらにボスと会ってそのボスが自分の探している人物かを確かめる必要があるのだ。

潜入の目的

ところでこの主人公が人身売買組織のアジトに潜入している目的は、フランスに旅行中の自分の娘が誘拐されてしまったからだ。

犯人の情報

誘拐される直前まで娘と電話でつながっていた主人公は、娘から犯人の情報を断片的につかんでいる。それが、髭面であること、手に星と月のタトゥーがあることだ。そして最も重要な情報が、誘拐した犯人が電話越しに主人公に伝えた「幸運を祈る」という声だった。

その犯人の声をもとにCIAのデータベースから、犯人はトロポヤ地方のマルコだということが判明する。この情報だけを頼りに主人公はアメリカから単身フランスに渡り、現地の友人の協力も得ながら恐らくここだろうと推測される人身売買組織のアジトに辿りついたのだ。この組織への潜入の目的は「幸運を祈る」の声の主であるマルコを探して、その主から娘の居場所を聞き出すことだ。

情報収集がすごい

無事潜入することができた主人公は、ボスのところまで案内されながらも情報収集を欠かさない。敷地の構造を確認しつつ

建物に入ってからは、いざというときに備えて組織の人数を確認している。

トランプをしている二人

階段周辺に二人

そしてボスのところにいたのが4人。合計で少なくとも10人いる。

威圧感がすごい

ボスのところまで辿りついてからも主人公のハッタリは続く。突然の警察の訪問に、マフィアは当然歓迎ムードではない。室内が緊張に包まれる。

そんな中主人公が先手を打つ。入るなり第一声でコーヒーを要求し自分の強さを誇示する。

それを睨み付けるマフィア。さらに緊張は高まる。この部屋のマフィアは全員髭が生えている。

手を見ると星と月のマーク。ここで間違いない。

一人が口を開き要件を聞く。

もちろん娘を探しているとは言えないので、賄賂についての話を切り出し、悪徳警官を演じる。

既に話はついていると話を終わらせようとするマフィアだが、ここで引き下がらない。

これからは自分が担当だと伝え、歯向かえないように仕向ける。

苛立ちを見せるマフィアをさらに上から押さえつけるべく、綺麗ごとを並べ立てる。

説明の合間にもコーヒーの感想を伝えて、日常のように余裕を見せる。

もちろん衛星での監視なんてしていないけど、くだらない話をマフィアにして、歯向かうとめんどくさい相手だと思わせる。

おもむろに上空の衛星を意識するマフィア

めんどくさそうに聞くマフィア

誰一人納得はしていないが強引に押し切る。

ひと段落したところで目的のマルコを見つだすために畳みかける。

不審感を抱くマフィア

それらしい理由をいう主人公。

個人を特定されるのはマフィアにとってもリスクなのかシラを切る。

主人公が出身地方名を出して再度確認するも

それもシラを切られる

ここで主人公が圧をかける

それに対してマフィア側も反発する

主人公は反発したマフィアを立ち上がって更に威圧する。

戦っても無駄な相手だとマフィア側にわからせるためにダメ押しの説教をする。

主人公の目的は金の話ではないが、ボスの名前に固執すると怪しまれるので一旦本題に戻した。

諦めて応じるマフィア

最期まで悪徳警官を演じ切る。

ここまで高圧的に嫌な警官を演じ切ることで、マフィア側には敵対心よりもめんどくささが芽生え、早くこの場を終わらせたいという雰囲気になっていた。お金の話が終わりマフィアにとっての台風のような災いが過ぎ去ろうかというところだったが、主人公の目的は賄賂ではなく、マルコを見つけ出すことだ。

機転がすごい

ここまでで勘が鋭い人は、この部屋の中でまだ二人の人物が一度も口を開いていないことに気付いていると思う。主人公にとっては「幸運を祈る」の声の主を見つけられないと意味がない。お金の交渉が終わり少し和やかなムードになったところで、さらに主人公が動く。

まだ口を開いてない一人に主人公が何気ない質問をする。しかしこいつの声じゃない。

お金を手渡される。

帰るように見せかける主人公

思い出したかのように別の話題を切り出す

アルバニア語がかかれた紙を最後の一人に渡す。

紙に書いてあったのは電話で主人公が聞いたあのセリフだった。

ボイスレコーダーで何度も聞いた声がフラッシュバックする。こいつだ。

急に意味の分からない話をしだす元悪徳警官

ここまでが一連の名シーンだ。

 

見終わって

たった5分の間に数多くの心理描写が描かれていて息をつく間もないし、見ている側も自然に呼吸を殺してしまう究極の緊張感を味わうことができる名シーンだ。しかもこのシーンは実際にセリフとして語られる要素が少なく、多くが映像で描写されるため、見るたびに新たな発見があるし、人によって色々な感じ方ができる。

まだ見たことがない人はこれを機に是非96時間を生で見て、このシーンの緊張感を味わってほしい。映画全体としても面白いので、時間は無駄にならないはずだ。

 

あとがき

このシーンは今でも俺の心に深く刻まれていて、おもしろかった映画の話をするときに真っ先に思いつく名シーンだ。映画をたくさん見ているとハズレにもたくさん当たるし、見たことを後悔する映画も多いけど、こういう心に残る名シーンに出会えたときや、素晴らしい映画を見た時に映画を見ていてよかったなと思わせられる。そしてこういうシーンに出会い、感動したいがために、俺はお金を出してまで時間をかけてまで映画を見続けるんじゃないかと思う。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
スポンサードリンク

シェアしてくれたら
ほくそ笑みます

-Movie