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一眼とスマホカメラの画質の違いを検証してみた

投稿日:2016年3月6日 更新日:

■画素数に意味は無い

そろそろ高止まりをみせてきたスマホカメラの画素数の向上について、そもそも画素数で画質がよくなっているのかという点について書きたい。店舗でスマホを見ていると店員の画素数押しが半端なく、その都度意味を分かっているのか疑問に思うので、カメラ市場の中でスマホのカメラがどらくらいの立ち位置なのかということの参考にしてもらいたい。

■3大高画質写真スマホ

個人的に考える3大高画質スマホはiPhone、Xperia、Galaxyだ。

iPhone
中でももっとも優秀なのはやはりiPhoneだろう。どんな環境でも明るく撮れ、パッと見で見やすく、好印象な写真になる。フロントカメラの画質の高さは素晴らしく、自分を含めた風景の撮影がしやすいこともポイントが高い。自撮りの詐欺写メの撮影にももってこいだ。

Galaxy
そのiPhoneと争い続けてきたのがGalaxyだ。色味や色合いがよく、こちらも好印象な写真が撮れやすい。ただし暗所に弱い。ここがiPhoneとの決定的な差になった。フロントカメラも暗所にめっぽう弱く、夜間だと使い物にならない。

Xperia
Xperiaはもがき続けている印象だ。センサーとしては最も大きいものをつんでいるので、理論上もっとも高画質な写真を撮れるはずではあるが、全体的に暗く、色が薄い。そのため冴えない写真ばかり撮れる。これはソフトウェアの問題なので、ソニーにはもう少し誰でも簡単にきれいに見える写真が取れるような調整をしてもらいたい。スマホでの写真の詳細設定なんて誰も求めていない。

■スマホ以外のカメラと比較して

さてそれではカメラ市場全体におけるスマホカメラの立ち居地はどのようなものなのか。結論から言うと、一眼レフカメラやミラーレス一眼には適わないが、デジカメ(コンデジ)はいらなくなった。市場を見てみても、今や誰もデジカメを買わなくなった。その理由は、誰もが持っているスマホで、同じような画質の写真を撮れてしまうからに他ならない。

■画質はセンサーが決める

ではそもそも画質の決めるものはなんなのか。それはセンサーのサイズであって画素数ではない。だから画素数なんて飾りなのだ。ではセンサーとはなんなのか。下記を見てほしい。

011_c_imgsaizu_02.jpg
カメラと散歩さんより拝借しました。問題があればご連絡ください。)

センサーにはこれだけの大きさの違いがある。このセンサーに光が当たることで景色を切り取るのだ。切り取った形式をピクセルに分けたものが画素だ。センサーは大きければ大きいほど鮮明な写真を撮れる。スマホで使われているセンサーはというと、残念ながら主流のセンサーはここに記載してあるものよりも小さい。

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■センサーは視力

センサーとはつまりなんなのか。これは視力のようなものだと考えてもらいたい。視力が悪い人が見ている光景をいくら引き伸ばしてもぼんやりしている。それに対して、2キロ先のダチョウを見分けるマサイの戦士が見ている光景を引き伸ばせばどこまでも鮮明だ。今のスマホ業界では視力の悪い人が見ている光景の引き伸ばしが行われているのだ。

■大きさの違い

現在iPhone6sなどのスマートフォンに搭載されている主流のセンサーの大きさは1/2.6型だ。カメラに力を注いでいるエクスペリアZ3でさえ上記のセンサーサイズでもっとも小さい1/2.3型しか載せていない。ちなみにこれは一般的なデジカメと同じセンサーサイズなので、XperiaZシリーズは理論的にはデジカメと同じ画質の写真が撮れることになる。では一眼カメラはどうなのか、入門用一眼に使われるもっとも多いものはAPS-Cと呼ばれるサイズだ。プロが使う一眼にはフルサイズと呼ばれるセンサーが搭載されている。
スマホのセンサーと入門用一眼レフセンサーのサイズ差は約14倍で、プロ用一眼レフセンサーとのサイズ差は32倍にもなる。それなのに最新スマホとフルサイズ一眼の画素数ほぼ同じ2000万画素なのだ。どれだけ今のスマホが異常かが分かると思う。

■スマホと一眼の比較

下記は俺が愛用しているスマホであるGalaxy Note 3(1300万画素)と愛用している一眼レフカメラPENTAXのK-5の写真の比較だ。

Galaxy Note 3
20160306_190436_8.jpg
K-5
IMGP5307.jpg

この状態だとあまり代わり映えしないが、拡大すると繊細さが全く違う。

Galaxy Note 3
20160306_190436_8加工後
K-5
IMGP5307加工後
Galaxy Note 3
20160306_190436_8加工後2
K-5
IMGP5307加工後2

この繊細さの違いがハッとする写真を生み出す。

■画素数は消費者を騙すため

2000万画素がまるで今の業界標準のように扱われているが、これは馬鹿な消費者をだますための基準でしかない。「iPhoneは1300万画素だから画質は悪い」ではないのだ。むしろ小さいセンサーに対して小さい画素数で勝負し、画質の鮮明さではなく、画質の色合いや明るさを補うほうに力を入れることで、ハズレの無い写真を取れるように工夫している。個人的にはiPhoneの画素数ですら大きすぎると思う。

前置きがとても長くなってしまったが、次の記事では最近話題の一眼レフカメラとミラーレス一眼について、数が出まくってるけど、どれを買えばいいのか、写真の画質と動画撮影の品質、大きさ、重さなど、備忘録としていろいろ調べてみたので参考にしてほしい。
(次の記事を執筆中)

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