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【比較レビュー】ZenBook(UX305UA) vs dynabookV62~2台のultrabookを手にした俺が送る葛藤の軌跡~

投稿日:2017年7月23日 更新日:

またultrabookを買ってしまった。俺はあほだ。だれか俺をしばいてほしい。

当サイトをご覧いただきありがとうございます。ガジェル(@Gadgetkaeru)です。

事の発端はZenBook(UX305UA)を購入したところに始まる(レビュー記事)。そのレビュー記事の一番下に惜しくも買わなかったultrabook一覧を記載したんだけど、その中の東芝のdynabookV62が頭から離れなくなってしまった。というのもZenBookは10万だったんだけど、V62も展示品が10万で売ってるじゃん!!!!!ってなって虜になった。どうして俺はdynabookを買わなかったんだ。

 

そんなこんなでZenBook購入から2週間後、俺の目の前には初期設定中のdynabookの姿があった。完全にあほだ。なぜならサブ機は1台でいい。メイン機が1台、サブ機が1台はわかる。モニタが4つもぎりぎりわかる。サブ機が2台は、体が2つないと意味がない。ということで、売却価格が高いうちにどちらかを手放さなくてはならない。繰り返すが、俺はあほだ。だれか俺をしばいてほしい。

それならどちらを手放すべきなのか。というのをあらゆる方面から検討したので、その葛藤とともに読み進めてほしい。

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まずは両方のスペックから。全体的な違いとしては、ZenBookよりdynabookのほうが小さくて軽くて多機能だ。だからスペックだけを見ると圧倒的にdynabookのほうが良くて、ZenBookを選ぶ理由はない。それでも迷うのは実際に使わないとわからない違いが結構あったからなんだ。

 

カタログ上の違い

重量

ZenBookが1.3キロ、dynabookは1.05キロで、スマホ2台分くらいの違いがある。迷う余地はない。なにをあほな話をしてるんだと。軽いほうがいいに決まってる。

 

CPU

dynabookが第7世代、Zenbookが第6世代のi5で、普段は気づかないけども、いざというときにスペックの違いを体感することになると思う。

 

モニタ

1.3キロのZenBookが13.3インチ、それに対してdynabookは驚異の1.05キロの12.5インチだ。これは最近でいうとZenBook3やMatebookに匹敵する数値でかなりすごい。画面サイズは重量との戦いなので、ここでもdynabookのすごさが浮き彫りになった。

 

バッテリー駆動時間

Zenbookがカタログ12時間なのに対して、dynabookはカタログ17時間だ。もちろんZenBookの12時間でも実際に使う分には問題はないけど、dynabookの1.05キロでこの駆動時間は永遠を感じさせるほどすごい。

 

指紋センサーの有無

あったほうがいいに決まってる。dynabookは指で触れるだけでログインできる。しかも赤外線カメラによる顔認証にも対応している。セキュリティ面は万全だしログインが超楽だ。毎回パスワードの入力が必要なZenBookとは違うのだよ。

 

2in1にできる

dynabookはタブレットとして利用ができる!すごい!これでhuluを見ているときに催しても安心だ!タブレット型にすればスムーズな流れでdynabookを持ち込んでうんこできるぞ!ほかにも作業途中で移動するときなどそのままタブレット型にして持ち運べるのもうれしい。

 

タッチに対応している

dynabookはタッチに対応している。タブレット型にできるんだから当然だよね。ただ、タブレット型にすることってあまりないし、タブレット型にしない限りタッチでほとんど使わないからここはどうでもいいかな。

 

キーバックライトがある

キーバックライトはいわば手元のプラネタリウムのようなものでそれだけできれいだしうれしい。ブラインドタッチはできるし、真っ暗な環境でパソコンを使うことってめったにないけど、あると嬉しいよね。

 

拡張性

ここはdynabookの弱点で、ZenBookがUSBを3つ、フルサイズSDカード、microHDMIを搭載しているのに対して、dynabookはUSBが一つとthunderboltとUSB type-cが1つだ。汎用性のあるUSBが実質一つしかないのは痛い。USB無線マウスを使うとそれでおしまいになる。SDカードスロットも搭載していないので、旅に出てカメラで写真を撮りながらパソコンで編集というのも向いていない。最近のカメラは無線で画像を転送する機能がついているからそれを使えばいい話か。

 

ここまでがカタログスペックでの戦いだ。どうだろう、どうみてもdynabookのほうが上だし、俺の気持ちがわかってくれたと思う。同じ値段でこの2つを用意されたらdynabookを選ばないひとがいるだろうか、いやいない(反語)ここからはカタログではわからない、実際に使って初めてわかる部分について書きたい。

 

使ってわかる違い

タッチパッド

dynabookタッチパッド小さくね?

13.3インチのZenBookと比べるのは酷だけど、11.6インチのE200HAと比べても小さいっておかしくね。

そもそもキーボードが下すぎるんだよ。MacBookほど大きくしろとはいわないけど、タッチパッドなんて大きいに越したことはないのに、小さくて特に上下のスクロールがめんどくさいよ。しかも指紋センサーがタッチパッド内にあるけど、ここは反応しないからね。とはいえ指紋センサーが邪魔に感じたことはないので、位置はよく考えられてる。

 

これはZenBookが良すぎた。透き通っていて聴きやすくて感動する音。dynabookはharman/kardonとの共同開発をアピールしまくってるけどちょっと籠り気味で最大音量も小さい。

 

質感

dynabookがマグネシウム合金を使ってるのに対してZenBookはアルミ製で、両方金属ではあるけど重量と質感が違う。アルミは熱伝導率が高く、いかにも金属って感じでひんやりするし満足度が高いけど、軽いマグネシウム合金はどことなくプラスチックっぽい。チタンの腕時計って素材は高価だけど、軽すぎて安物っぽいから敢えてステンレスを選ぶ人がいるのと一緒で、質感の満足度はZenBookのアルミの方が高い。

 

廃熱ファン

理想はファンレス。埃の心配をしなくていいし静かだから。けどもdynabookもZenBookもスペックが高いので発熱を抑えるためにファンがついてる。そうなると次に重要なのはどれくらいファンが回るか。これレッツノートもそうなんだけど、マグネシウム合金がだめなのか、dynabookもファンが超回るの。ちょっとしたことでファンが動くの本当に勘弁してほしい。それに対してアルミのZenBookは全然ファンが回らないし、熱くもならない。

 

これが検討に上がった項目だった。カタログ値でハードルを上げ過ぎたdynabookは実際に使うと期待を下回る部分が多くて、ちょっとがっかりした。とはいえ1キロという重量と圧倒的なバッテリー持ち。しかも定価17万だよ。どうする俺!?どうする俺!?

 

決断の時

スペックの本質

重要なのは普段使いでストレスなく使えることだ。CPUによる差は普段の作業で体感できないので検討する必要はなさそうで、バッテリーの駆動も10時間あればとりあえず大丈夫だった。

 

だけど、ZenBookはでかいし重い。でも待てよ。たった200グラムの重量差ってそんなに重要だろうか。スマホみたいにポケットに入れる端末ならまだしも、dynabookだって持ち運ぶならカバンは絶対に必要だし、カバン持つなら200グラムとかどうでもよくない?しかもZenBookの大きさはデメリットだけじゃなくて、画面が大きくて作業がしやすいというメリットもある。つまり、この2機種の場合重さと大きさはそれほど重要ではなくて、それよりも画面が大きいという単純なメリットだけが浮き彫りになる。しかもタッチパッドだってでかい。

 

不要な要素を省く

2in1は使わない。それならタッチパネルも必要ない。ブラインドタッチができるし、真っ暗なところでのタイピングもめったにないので、キーボードバックライトも不要だ。これらの付加価値はあったら嬉しいけど、なくても困らない。

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所有する満足感

そしてこういうガジェットは所有する喜びが重要だ。ZenBookのひんやりするアルミは嬉しいし質感もいい。高級素材マグネシウム合金を使ったdynabookは逆にそれが裏目にでて、金属特有の所有する喜びが少なかった。

 

愛着

最後に、端末に愛着がわくのに重要なのは音質だ。音質っていうのはカタログスペックでは見えず、買ってから変えることもできない不変の要素で、その端末を使い終わるまで付き合い続けないといけない。初めてiPhoneを購入したときに、音の良さに感動した人は多いんじゃないかと思う。ガラケと違って、Androidと違ってなんて音がいいんだ!と。そして、音を聴くたびに、音がいいなぁ素敵だなぁとその端末のことが好きになるんだ。アップルは音質がユーザーに感動を与え、愛着をもたらすことを理解していたんだと思う。そんなところにコストを費やすなんて愚の骨頂だと考えていたAndroid陣営が手のひらを返したように最近音質にも力を入れているのがその証拠だ。

 

判定

ZenBookにはこの上ない音質がある。音を聞くたびに澄み切った音質に感動して、この端末は良いなと思わせられる。いろいろあったけどこれが決め手になった。俺は、ZenBookを、手元に残す。

 

dynabookの敗因

dynabook V62は全部入りの日本流ハイスペック端末で、いかにも開発思考から生まれた端末だった。あらゆる機能を詰め込み、最新のパーツを使い、いい素材でまとめれば当然いいものができるという考えで、残念ながらこれといったものが無い。もちろん指紋センサーは早くて嬉しい、2in1やキーボードバックライトも嬉しい。けれども、それらは無くても困らない。それよりもユーザーが最も関わるタッチパッドの使いにくさや、すぐに熱くなる底面、よく回るファン、微妙な音質が目についてしまうとても勿体ない端末だった。ただのハイスペックはユーザーに感動も愛着も与えない。カタログ値はものすごいだけに、次の製品での改善に期待したい。

 

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今月のカードの引き落とし額えぐい。
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結局今のスマホもultrabookもレベルの高い戦いだよね。
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